chitchipapaさんの映画レビュー・感想・評価

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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.4

コミカルな展開がユニークなスパイ映画で、ブルース・ウィルスの腰が座った空気感はいつもの通りですし、脇役の中ではジョン・マルコヴィッチが正気と狂気の境を行く武器オタクを飄々と演じていて楽しめました。

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

3.6

“終活”といいつつも、実際は会社人間であったサラリーマンが、リタイアした後に妻と二人のセカンドライフをどうやって幸せに、充実して過ごすことが出来るか問題提起したほのぼの人情劇です。
随所に“熟年夫婦の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

ロシア原子力潜水艦のプロローグはスリリングで期待を持たせる良い出だし。一方、イタリアに移ってローマやベニスでのカーチェイスや追い駆けっこが若干長過ぎて間延びした感あり。それがオリエント急行から一気にギ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

『君の名は?』が余りに素晴らしい作品であったので、それを超えるには在り来りのストーリーではいけないと考えたのでしょうが、ちょっと違うかな?!少なくとも私の好みではないアニメです。
もっとシンプルに、ス
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

「どうせ下らない怪獣映画だろう!?」とバカにしつつ、菊地凛子を見る目的だけで観てみましたが、意外な事に見始めて直ぐにストーリーと映像に引き込まれてしまいました。
思っていた以上に面白いストーリーである
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.0

笑いを取ろうという気持ちが強すぎて、余りに強引で非現実的な脚色に観ている方が引いてしまいます。
三谷幸喜が出ていたので三谷監督作品かと思いつつ、それにしてはユーモアの質というか味付けがちょっと違うなと
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タイムリミット(2003年製作の映画)

3.3

名の知れた俳優はデンゼル・ワシントン位でいかにも低予算で撮られたのが判ります。その割にはハラハラ感のある面白いストーリーでした。
ただ一つ腑に落ちなかったのが、犯人が横取りしたかった押収金が40数万ド
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.2

いにしえのナンセンスお化け退治映画『ゴースト・バスターズ』の現代版続編ということで、この手の映画に真面目な論評はそもそも不向きですね。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.0

東野圭吾原作のガリレオシリーズは、スタート当時は福山雅治演じる湯川教授の物理学的アプローチで事件を解決していくのが新鮮でしたが、シリーズも数を重ねて当作品に至っては物理学的ネタは枯渇して、殆ど人情劇に>>続きを読む

交渉人(1998年製作の映画)

3.5

犯人に仕立て上げられたプロの交渉人が、身の潔白を証明し事件の真相を突き止める為に同業の交渉人を呼び寄せるシナリオが良く出来ています。この手の映画は一番怪しげな登場人物が実は無関係という鉄則がありますが>>続きを読む

キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)

3.3

どうせB級スペクタクル映画だろうと思いつつ、古代エジプトを描いた映画は『ハムナプトラ』等意外と面白いかもと微かな期待も込めて観始めました。ストーリーは荒唐無稽で史実関係なし、というよりも有史以前の神話>>続きを読む

学校(1993年製作の映画)

4.0

BS12を録画しての鑑賞。
久し振りに日本映画の王道的な作品に浸ることが出来ました。
山田洋次監督の脚本も素晴らしいし、演じている役者達の役に成り切った演技も素晴らしい!特に主演の西田敏行は黒井先生そ
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ペギー・スーの結婚(1986年製作の映画)

3.6

主演のキャスリン・ターナーは公開当時32歳で、劇中ではティーンエイジャー(17歳?)と42歳?を演じ分けています。一方のニコラス・ケイジは実際に22歳で、あんなチャラ男のキャラだったのですね。甲高い声>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.5

脚本の妙とクセのある俳優陣とガイ・リッチー監督の遊び心満載のノンストップクライム映画!

騎兵隊(1959年製作の映画)

3.5

監督ジョン・フォード、主演ジョン・ウェインのお馴染みコンビの正統派西部劇なので安心して観ていられます。
今回は脇役にウィリアム・ホールデンという名優が加わった事で、物語に重厚さが加わりました。しかもホ
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ロビンとマリアン(1976年製作の映画)

3.2

ショーン・コネリー演じるロビン・フットの老いらくの恋の相手が晩年のオードリー・ヘプバーンとは、何とも贅沢な配役の作品ですね。
更にロビンの宿敵の代官がロバート・ショウとなれば相手にも不足はないところ。
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.0

良い感じでストーリーが始まったのに、完全に尻切れトンボ的な幕引きに呆気に取られました。
そもそも“12人の魔女”って何?!
なぜマーヤの母親は子供を残して逃げなければならなかったのか?!
あのロックバ
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とんがり頭のごん太~2つの名前を生きた福島被災犬の物語~(2022年製作の映画)

3.3

東日本大震災の福島原発事故により帰還困難地域に放置されたペットや家畜達の悲惨な末路は我々の記憶にまだ焼き付いています。この作品は一匹の飼い犬“ゴン太”とその元飼い主のお爺さん、そして放置犬の保護活動に>>続きを読む

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.3

同じ監督が、全く同じ題目の映画を、それも主役まで同じ俳優を使って30年後に公開するなんて、至って珍しい作品ですね。最初は1976年のオリジナル作品かと思って観ていましたが、何かおかしいなあ・・・?と。>>続きを読む

トゥームストーン(1993年製作の映画)

3.2

カート・ラッセル主演の西部劇ということで、どうせB級作品だろうと思いながら観始めましたが、何と彼が演じているのがあのワイアット・アープなのには驚きました。
ワイアット・アープといえばバート・ランカスタ
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マーシャル・ロー(1998年製作の映画)

3.0

出だしこそ良い感じで始まったのでどんなストーリー展開になるか期待が高まりましたが、先に進めどもいまいち盛り上がりに欠けてズルズルと・・・
テロの恐怖を描くのかと思いきや、ニューヨークに戒厳令が引かれて
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.5

アメリカ人が日本を舞台に日本人の少年を主人公にして作った珍しいアニメです。
サムライや弓矢、刀剣、甲冑といった武具、美しい自然の情景等々、日本への憧憬が随所に窺えます。
特に三味線が少年の魔力を引き出
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犬飼さんちの犬(2011年製作の映画)

2.8

犬好きが作った、犬好きの為の、犬嫌いが犬を好きになった、というだけの映画。
この作品にもよりによって佐藤二朗が出ていて、ワンパターンの「ん、ん・・・」を呟いているのには大いに辟易したが、一体何の意味が
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

2.8

観始めてすぐに「この作品、観たことあるな?!」と気が付きました。前回は盛り上がりに欠ける前半部分で鑑賞放棄したのを思い出しました。
ならば今回は完遂する決意で観始めましたが、何と開始30分を回った辺り
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.5

メリル・ストリープやジュリア・ロバーツ等の演技派俳優陣の白熱した演技力に圧倒される作品です。
アメリカ版の『渡る世間は鬼ばかり』といったところですが、ネアカのアメリカ人には少しばかり暗過ぎたか、或いは
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NEMO ニモ(1989年製作の映画)

3.8

テレビさいたまでの放映を偶然見付け録画しての鑑賞。とてもレアな作品に偶然出会って凄く得した気分です。
ストーリーもアニメーションも非常にレベルが高く、これぞアニメの王道と言えます。特に未就学児童にはウ
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ペイバック(1999年製作の映画)

3.2

メル・ギブソンってヒーローやってもどこか抜けてるところとか、悪者やっても徹底的には憎めないところがあって、やはりチャーミングな役者ですね。
この作品に関して言えばハリウッドのB級クライム映画の典型で、
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次郎物語(1987年製作の映画)

3.5

調べたところ同名映画が4本ありますが、当作品は1987年公開で一番新しいです。
“里子”という制度が死語になってしまった現代社会では親子関係も全く形を変えてしまっているので、この作品が描いている世界観
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.4

舞台は第二次世界大戦下のベラルーシ。ナチスドイツの迫害から逃れたユダヤ人達のサバイバルを描いた史実に基づく重厚な物語です。
この作品が制作・公開されたのは2008年~2009年ですが、ロシアによるウク
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

アメリカ政府により世界中の電話やメール、SNS上のやり取りなどが全て収集・監視されていることを暴露した“スノーデン事件”を描いていますが、オリバー・ストーン監督作品としてはインパクト不足というか、もう>>続きを読む

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.4

この作品は2匹目のドジョウならぬ2匹目のネコのお話です。動物は皆素直で打算的ではないですが、一方の人間は・・・?

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

不登校、いじめ、DVといった就学児童を取り巻く社会問題を背景にしながら、ファンタジーテイストの非常によく練られたストーリーであると感心しましたが、何と言っても本屋大賞を受賞した原作の素晴らしさなのです>>続きを読む

銭形平次捕物控 女狐屋敷(1957年製作の映画)

2.9

長谷川一夫の『銭形平次』シリーズも、連続して鑑賞すると流石にマンネリズムに食傷気味になりますね。
この作品ではいかにも怪しい宗教を疑いもせずに信仰する町人達のばかさ加減がハンパなく、幕府転覆という大仰
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ミッシング ID(2011年製作の映画)

3.4

代理父が息子を格闘技で鍛える絵はどこかで視たようなデジャブ感があったので、似たような設定の映画が他にもあるように思いながら観ていました。
ストーリーは面白かったですが、個人的に主人公のテイラー・ロート
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幼獣マメシバ(2009年製作の映画)

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イヌ好き、とりわけ柴犬ファンなので大いに期待して観始めましたが、佐藤二朗の「うん、うん」が耳に付いて15分も持ちませんでした。
肝心の仔犬が登場して、その可愛さに後ろ髪を引かれましたが、やはり「うん」
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.8

『七人の侍』の三年後の黒澤映画で、能の様式に強い影響を受けていますね。原作がシェイクスピア四大悲劇の一つ『マクベス』なので、黒澤監督は日本の戯曲として能を撮りたかったのでしょうか。
とにかく三船敏郎の
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