swaptvさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『TITANE/チタン』に続いてまさかのボディ・ホラー。しかもこちらもクローネンバーグの別作品を彷彿させるとは…。そしてどちらも女性監督。いやーこれもめちゃくちゃ良かった。ぴかぴかの嘘くさい室内から、>>続きを読む

回転(1961年製作の映画)

4.5

最近は気になってたけど長いこと後回しにしてた古典ホラーばかり見てしまう。ジャック・クレイトン『回転』も今更の初見だけど言わずもがなの傑作。評判通りの幽霊演出も良かったけど、子供の不気味さとか誰が狂って>>続きを読む

吸血鬼(1932年製作の映画)

4.5

Blu-rayで初見。1932年にこんな完璧な絵作りのホラー映画があったなんて驚いた。常にもやがかっていて影がうごめき、昼とも夜とも分からない白昼夢のような雰囲気。難解だけど、悪夢にうなされたようにし>>続きを読む

マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

1.0

これをジャパニーズ・ジャッロと言い張るのはどうなんだ…。本作を面白かったとかジャッロだと言ってる人が見てるジャッロと俺の好きなジャッロは本当に同じものなのか?つまらなくてさらに追い打ちをかけるようにダ>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

5.0

車と性交して妊娠っていうあらすじだけでも危険なのに、その想像をはるかに超えるイカれ具合で数十年レベルの怪作。

リアルタイムで全く脳が追いついていかなかったので一つ一つ思い出しながら考察を進めていきた
>>続きを読む

パペット・マスター(1989年製作の映画)

3.5

Blu-rayで初見。やっぱりデヴィッド・シュモーラー監督好きだなー。全編程良い気だるさが漂ってて、仮面のダンスシーンの幻想感が素敵。パペットはヒル女が最高です。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

めちゃ良かった!2時間半と長めだけど無駄と思えるシーンが見当たらない。むしろもっと事細かに描いて欲しかった気持ちが強い。オーソドックスとも言える成功と破滅の話だけど、美術や衣装の細部に至るまでの完成度>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.0

暴力描写全開のSFノワール。自分たらしめるものは何なのか、思考は果たして本当に自分自身で決定しているのか、といったSNSだったりアバターを当たり前に使うようになるメタバース時代の話をSFスリラーで描い>>続きを読む

ファブリック(2018年製作の映画)

4.0

呪いのワンピース。アートワークから全く予想してなかったんだけど、まさかのホラーコメディでかなり笑った。間が巧い。そして映像もスタイリッシュで、実験的な表現もありかっこいい。一部が1時間半くらいで終わっ>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良かった…。良かったと言うのもはばかられる内容だけども。敬けんな信者が狂ってく話で『魂のゆくえ』のホラー版という感じ。前半ユーモアを交えながら描いてるだけに後半きつい。ラストのあの一瞬のカ>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

1.5

亜流の続編ならまだしもレジェンダリー制作で正統派続編を打ち出してきながらこのような平凡なスプラッタ映画を作ってしまうことに悲しさがある。2018年ハロウィンと同じ図式にしたのは笑ってしまったけどさすが>>続きを読む

スターフィッシュ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

未体験ゾーンの映画たち2022。これは前からビデマ界隈の人たちが絶賛してたので期待してた一本。コロナや家庭の事情で出かけづらい所にオンライン配信とても助かる。ブロムカンプのがなぜか配信なくて泣いてるけ>>続きを読む

ザ・ビーチ(2020年製作の映画)

3.0

未体験ゾーンの映画たち、オンライン配信してくれるの助かる〜。コロナもあるし家庭的な事情で映画館行きづらくなってしまった人(自分)とか結構いるだろうし、願わくば普通の新作もオンライン配信して欲しい…。>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ケラケラ笑って油断してたらクライマックスで号泣。やるせなさとか怒りとか悲しみとか尊さとか色んなものが込み上げてしまった。タイトルバックのタイミング大好き

ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

認知症患者視点の映像という時点で面白い。ある意味ミスリードのオンパレードというか、サスペンスやスリラーのようにも見れてしまうし、アンソニー・ホプキンスがアンソニー役というのもメタ的で脳が混乱する。部屋>>続きを読む

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

4.0

ネットミームとしてのペペが好きだったけどビジュアルとしての面白さしか知らなくて、どのように産まれてどのように使われてたのか調べてなかったので、ここまで悲劇のキャラクターとは思ってなかった。SNSの負の>>続きを読む

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

2.5

確かに演出や美術がかなりウテナというか幾原でカッコいいシーンがいくつもあるけど、本筋が弱いというかあまり面白くなくて引き込まれないかも。ウテナはアドゥレセンス黙示録がウテナ初見でも最後まで一気に見せる>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

劇団ひとりって昔ネタは面白かった記憶あるけど、最近あんまり印象に残ってなくて全然期待してなかったのも良かったのかもしれない。なかなか良い作品に感じた。柳楽優弥の演技、見るたびに毎回すごいなぁと思ってる>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.0

ちょうど同じような時期にアルバイトでふらふらした生活をしながら時間をもてあまして渋谷辺りにたむろしてた身としては大分くるものがあった。『メメント』『アレックス』のような時間の進め方。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『ベイビー・ドライバー』で新境地に到達したエドガー・ライトがさらにその先を目指している。夢見る少女が主人公という所や、数えきれない数の男性が被害者である所など、過去作からの明示的な脱却があり、エドガー>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ライトに見られて面白い。Amazon取次とかタイムリーな話で興味深かったけど、後半の展開をオチってよりもそこでどう戦っていくかみたいなのがメインストーリーだった方がより楽しめたかもしれない

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

やたらとSNSで傑作という声が聞こえてきたからジェームズ・ワンとは言え結構期待して見に行っちゃったけど、これが傑作と言われるのか、という感じ。普通にそこそこ楽しめたけどハードル上げての期待に応える程で>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

フランシス・マクドーマンドの存在感というか、リアリティさに驚き。生き方の多様性。大自然の雄弁さ。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.0

物語とか世界観とかどう考えても苦手だけどドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だしなーと期待して行った、けどやはり駄目だった。スペースオペラはとことん苦手だということを改めて思い知らされた。ティモシー・シャラメは美

キャンディマン(2021年製作の映画)

4.0

期待値やや低めで見たけどかなり面白かった。ホラー映画というアプローチでブラック・ライヴズ・マターを行なっているだけで凄すぎるし、ホラー映画としても一級品。今回はコメディ要素を全然入れてない所にジョーダ>>続きを読む

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.5

序盤はスラッシャー映画の本領発揮とばかりにさくさく人が死んでいく。全く感情を感じさせずに淡々と殺していく様はさすがブギーマンといった所。そして後半はあたかもネットリンチのような暴動とか、マイケル・マイ>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.5

解剖を始めて少しずつ不穏な空気になっていく所まではかなり面白かった

樹海村(2021年製作の映画)

2.5

村シリーズはやはりこのごった煮感でいくのか…。ブレアウィッチだったり死霊のしたたりだったり色々な映画を切り貼りしたかのような作品。樹に取り込まれる人間とか良い描写があるだけになんとも残念。なんだろな、>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.0

『シャイニング』も『ドクター・スリープ』もキングの原作は読んでない。子供の頃キューブリックの『シャイニング』を見て大好きになって何度も見たけれど超能力の話だとは全然分かってなくて、それを知ったのはかな>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.0

富の独占、貧困格差に対して諦めるのではなく自分が変えていく、当たり前となっているシステムと闘っていこうという前向きな強いメッセージを感じた

シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

3.5

うまく原作を編集してまとめたなーと思う。CGはとても綺麗だし、話は分かってたけど改めて感動してグッときた。

ライトハウス(2019年製作の映画)

5.0

ほぼ正方形という画面比率かつモノクロの映像、そしてその内容が地下2階の映画館という立地も相まって閉塞感が半端なく、観賞後外に出た時の真夏の陽射しと青空の開放感にカタルシスを感じた。

事前情報を入れて
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

熱心なエヴァファンではないけど、中学のちょうど多感な時期から始まって社会現象をリアルタイムで体験したアニメシリーズが終わるのは感慨深い。

ただこの手の終わり方にするにしてももうちょっとやりようがあっ
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

2.5

序盤の雑談が延々続く所や、分割画面でそれぞれ話を進めたり、クライマックスの明滅とノイズ、現実に毒づいているようなセリフなど野心的で面白い作品ではあるものの『クライマックス』のようなカタルシスは感じずス>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

異食症の女性の話。いくつかテーマがあり、どこに焦点を置けばいいのか迷いながら見ていたんだけど、後半になるにつれて女性性の解放の話なんだと気づいた。ラストはとても強いメッセージ。ただ人によってはショッキ>>続きを読む

ノクターン(2020年製作の映画)

4.0

嫉妬からオカルトに溺れていく女の子の話。物語はシンプルなんだけど丁寧に描かれるし、演出も凝ってて面白いし、音楽の使い方も巧み。随所に入るオカルトシーンがカッコいい。シドニー・スウィーニーの演技も良かっ>>続きを読む