このレビューはネタバレを含みます
思ってたより10倍深い。これほどメタファーに溢れていて考察しがいのある作品も珍しい。タイトルの軽い雰囲気はミスリードさせるっていう意味では成功かも。
散らばったピースが収束するのが気持ちいい。プラピがちょっと危ない男を演じるの好き。
物語が進むにつれてこの映画に対する印象がどんどん変わっていくという不思議な感覚を味わえた。
体制、自由、個人の尊厳。
精神病棟も登場人物も象徴にすぎないのかも。カタルシスなラストがじわじわくる。
「映画」とか「演技」とかいう概念すら知らない本物の先住民が演じたらしくてリアル。
1人で観ないといけない映画。
万が一家族とかと観ようものなら色々終了する。