牛丼狂さんの映画レビュー・感想・評価

牛丼狂

牛丼狂

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

2.0

耳が聞こえないプロボクサー。ほとんど言葉を発さず感情を見せることも少ないので推しはかることしかできない。悪い人が出てこなくてみんな優しい。ドラマティックな展開はない。淡々と進行していく。
たとえば耳が
>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.0

原作、浅野いにおの漫画は読了済み。
冒頭は芝居が大丈夫かと心配になったけど徐々に慣れてきて違和感なくみられた。中学生役としての違和感があまりなかったのがすごい。
原作愛、はっぴいえんど愛が感じられるも
>>続きを読む

風は吹くだろう(1998年製作の映画)

2.5

白石晃士のPFF入選作品。
恋人の不倫現場が撮れてしまったことをきっかけに、はたして2人はどのような関係だったのかと彼女と付き合っていた時期を劇で振り返っていく。ようするに元カノを供養したかったのだと
>>続きを読む

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

2.5

夫の戦争からの帰還を待ちわびながら生活に困窮しているとき息子が病気になり、お金が必要になり身体を売ってしまう。帰還した夫にすべてを告白してしまう、という小津作品では悲劇テイストの異色作。
普遍的なスト
>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

3.5

夫を亡くした母と娘の結婚にまつわる話。
娘は自分が結婚することで母がひとりになってしまうことを心配し、かといって母が再婚するとなると亡き父を忘れたのかと怒ってしまう。
周りのおっさんたちは身勝手で、だ
>>続きを読む

二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

3.5

東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田に4人の若者が訪れて現地の声に耳を傾ける。その後、その4人が集まりそれぞれ聞いたことを共有、また別軸で被災地をよく知る作家の瀬尾さんが描く物語『二重のまち』を朗>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

3.5

テレビを買ってもらえない兄弟が無駄口を叩くなと父親に怒られ、意地になって口をきかなくなるお話。
拗ねている兄弟を叱ることなく放っておいて、ときにはなにを言おうとしているのかジェスチャーを汲み取ろうとさ
>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

2.5

超電導リニアを舞台とした赤井ファミリーが活躍する映画。
メッセージ性はなくキャラクターの魅力に振り切ったストリーリーとおなじみミラクルアクション。
個人的には、コナンがいつのまにスマホをフル活用して各
>>続きを読む

ネイキッド(2017年製作の映画)

1.5

結婚式前に戻されるループもの。
コメディが合わなくて退屈だった。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

1.5

寝るたびに顔や身体が別人になる男の恋物語。
こういうのは設定について、細部までこだわり抜くか大胆に省略するかの二択だと思うんだけど、言葉のくだりと父親のくだりでご都合主義が顕著に出ちゃってるなと思った
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

有村架純の魅力がつまっている。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の余裕ぶちかましアラサーほど羨ましい存在はいない。けっして敵わない、触れられない存在。それでいて孤独を求めているというタチのわるい存在。
>>続きを読む

余りある(2021年製作の映画)

1.5

小説ベースのお話というのをさしおいても、モノローグに頼りすぎているように感じた。映像でみせるのではなく詩的な表現に依存している。
なにより、渋谷に住む低所得カップルを、スケボーや部屋などオシャレにみせ
>>続きを読む

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

2.5

アニメとドラマシリーズ鑑賞済のうえで鑑賞。
冒頭から羅生門オマージュなどオタク感満載。だけどやりたかっただけ感が否めない。
ゲスト的立ち位置のピュー子が生かしきれてないのがとにかく残念。
ドラマシリー
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

ジャケット写真とタイトルだけは知っててラブストーリーかと思ってたけどローリングストーン誌の音楽批評少年の物語で驚いた。ペニー・レインが主人公かと思いきや重要な人物ではあるがタイトルにするほどでもないよ>>続きを読む

>|