とがりさんの映画レビュー・感想・評価

とがり

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

「禍威獣」の度重なる出現に日々悩まされる日本。防災庁の新設と禍威獣対策専門のチームが組まれ、その対処にあたるも人間の力では限界がある。そんな中、今度は電気を食らうステルス性能持ち禍威獣が現れ、チームが>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

治安クソ悪学校に通うエグい球投げ野球少年フィニーはアル中親父の世話をしながらスピリチュアル霊感妹のグウェンと仲良く暮らしていた。
そんな中街で続発する少年の失踪事件。フィニーの野球の対戦相手だったブル
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

伏線だらけの本格ミステリー映画。
前作に引き続き面白い。
脚本が面白いのは当然として、カット割りがかなり細かく、見ていて飽きさせない工夫が随所にある。

巨大テック企業CEOのマイルズからギリシャのプ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

ティモシー・シャラメ絶対愛さないウーマンことシアーシャ・ローナンがやっぱり可愛すぎるドラマ映画。
シアーシャ・ローナンを始めとして、エマ・ワトソンら四姉妹皆が少女から大人になる過渡期を本当にうまく演じ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

文字通り映画的にも自殺部隊だった前作よりは勢いを取り戻した感のあるスースク第二章。
前作の主要キャラがのっけから気前の良い肉体損壊描写とともに容赦なく死んでいくお祭り的テンションを終始維持して物語が展
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

ワンダ😭
前作見たくミラーワールドのはちゃめちゃ多次元アクションを期待してたらそうでもなかった。
サムライミ監督もっとゴアゴアしたかったんだろうなー、と思われるギリギリ全年齢向けの戦闘シーンがやや物足
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

ああ〜!ほんと感謝😭
映画熱が冷めてしまったタイミングで公開されたので結局映画館で観ることはできなかったし今更配信で観たけど、何というかありがとうございましたって感じ。
ストーリー展開はちょいちょいダ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

平日の夜にちょうど良いSF!
2階の自室と1階のカフェを行ったり来たりするくらいの規模感で、設定も話の展開もめちゃくちゃ面白い。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

正直なところ前2作と比べるとマシュボンらしい露悪的な爽快感は抑えめで、やや展開がだれるところもあり微妙。だけどストーリーテリングは上手く、かなりシリアス寄りで良い意味で予想を裏切られた。ロシア宮殿での>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

豪華絢爛なファッションと音楽で魅せるグッチの壮大な内輪揉め。
"GUCCI"の名を誇り、名に踊らされる人々の群像劇。
実話に着想を得た物語とのことで、実際の歴史的経緯とは違う部分があるものの、栄枯盛衰
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

オックスフォード英語大辞典編纂という国家プロジェクトの裏にあった、「博士」と「狂人」の物語。

ショーン・ペンの演技がやはりヤバい。この人独特の獣性と人間性の間を揺れるような演技が全編を通して冴え渡る
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

1984年の東ドイツを舞台に、反体制の疑いがある劇作家・ドライマンの監視を命じられた国家保安省のヴィースラー大尉の、体制への忠義と人間の良心の葛藤を描くドラマ映画。
鉄面皮おじさんの微妙な表情の演技が
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私は確信する(2018年製作の映画)

3.5

法廷シーンの迫力で押し切る、実話をもとにしたミステリー映画。

そもそもの前提として、死体が見つかってないのに殺人罪で起訴されて、有罪寸前になるってやばくない?

カット割がかなり細かく、スピード感が
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.5

なんというか、図書館は単なる本の集積ではなく、データベースであり、知識の殿堂であり、教育機関であり、福祉施設であり、世界と繋がる場所であり、個人の内省の場所であり、生きるためのよすがであり、人間と社会>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

不穏さの煽り方が上手い新感覚エイリアン・ムービー。
グロテスクさを排して無機質でメタリックな円盤状の捕食者というエイリアン像がまず新鮮。布のようなクラゲのようなオシャレ最終形態も良かった。

Gジャン
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
ゴア描写がちゃんとしてて最高にクールなテンションぶち上げ映画だった!!!

運が悪すぎて逆に良い殺し屋・レディバグ、日本を牛耳る裏社会のボス・ホワイトデスのどら息子と大金の護衛をまか
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.5

キャリー・マリガンの出世作ということで鑑賞。キャリー・マリガン演じるジェニーは確かにとんでもなく可愛くて利発で前途有望、でもこれ2009年当時でも色々アウトじゃない? 
舞台設定の1961年のロンドン
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

せっかくロンドンの大学に合格したのに友達もできず幽霊と幻覚に苛まれてボロボロになるトマシン・マッケンジーを見ているのが辛い、オシャレサスペンス映画。
幽霊が怖いというより男性性や性暴力のえげつなさや気
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

男性性の醜悪なところがこれでもかと出てくる復讐ドラマ。キャリー・マリガンの静かな迫力が炸裂している。

キャシーは医大を中退後、コーヒーショップで働いている。30歳独身、恋人なし、実家暮らし、友人とい
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.5

皮肉効きすぎのクライムドラマ。
登場人物の誰に対しても共感や感情移入はできないけど、確かに爽快で痛快なこの心の昂りは何!?
I Care a Lot の超恩着せがましいタイトルも好き。
こういう役やら
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

ウェス・アンダーソン監督の美意識と魅力炸裂の…これはなんだ?短編集?とにかく面白かった!
推し俳優がたくさん出演していて、それだけでも嬉しい。

フレンチ・ディスパッチ誌の編集長の突然死から始まる、追
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

序中盤の雰囲気の不気味さと映像の美しさが印象的な社会派スリラー。
構成がえぐい。
あまりレビューや解説を見ずに鑑賞してほしい作品。

アメリカ南部の綿花プランテーションで奴隷労働を強いられるエデンを主
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

ガイ・リッチー監督にしては珍しくシリアスなクライムサスペンス。
時系列が行き来する割にストーリーは分かりやすく、全ての発端となったある事件のシーンを視点を変えて3回ほど見せてくれるので伏線や人物相関図
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

正方形のモノクロ画面で展開される、クローズドサークル・パワハラ・ホラー。

ウィレムデフォー演じる灯台守の上長が序盤からなかなかパワハラ全開で見るのがちょっときつかった。
精神錯乱や幻覚の演出の一環な
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

素晴らしいラブコメ。
ライアン・レイノルズの良い人感がとても心地よい。
ストーリーも結構凝ってて、ガイの正体と処遇をめぐるあれこれと、アントワン社長vsキーズ&ミリーの攻防が絡まり合って飽きさせない。
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

ブラッドリー・クーパーの顔が良すぎるショウビズサスペンス。

行くあてもなく迷い込んだサーカスで仕事をもらったスタンは、やがて読心術を習いその才覚を発揮していく。
サーカスで出会ったモリーを引き抜き、
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

IMAXで鑑賞。
トム・ハーディをスクリーンで久しぶりに見た。
前作のハードコアアクション映画から一転、(ラブ)コメディの要素が増えてスピーディーに見せたいところだけ見せてくる感じになった。
ほぼスト
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

『藪の中』方式で三者三様の真実を描き出す、リドリー・スコット監督ならではの中世アクションドラマ。

1385年、フランスはイングランドとの百年戦争の只中にあった。
王の騎士として戦地から帰ってきたジャ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
ティモシー・シャラメの麗しきご尊顔を150分IMAXで堪能できるだけで2000円出す価値ありありのあり!
砂嵐に巻かれるカットで0.5秒だけシャラメ先輩の鼻毛がわかるファンサービスも
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.8

不祥事で現場を退き、通信司令センターに異動となった警官のジョー。
ある日の退勤間際に受けた一本の緊急通報に、何やら違和感をおぼえて……

2018年のデンマーク映画のハリウッドリメイク版。
通報を受け
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

せっかくなのでIMAXで鑑賞。
待ちに待った、というほど自分の中での情熱や期待を鑑賞日まで保てはしなかったが、ダニクレボンドの最終作として出来の良い映画だと思う。
アクションシーンはあまり派手でなく、
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ザ・レッジ 12時の死刑台(2011年製作の映画)

3.0

チャーリー・ハナム目当てで鑑賞。
やっぱりなんでそうなるねん!というストーリーの粗さが目立つ。

高層ビルの屋上から飛び降りようとする男。
彼の口から語られる、彼がそこまで追い詰められてしまった罪と罰
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ジャングルランド(2019年製作の映画)

4.5

あー、良い!
チャーリー・ハナム演じるどうしようもない駄目兄貴とジャック・オコンネル演じる獣のような眼光の弟が良すぎる!
選択肢なんてない、救いなんてない、幸運なんてない、金もない情けもない兄弟が、一
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

ハロウィンの夜、忍び込んだ廃墟で見つけた不思議な本。
それはひとりでに恐ろしい物語が綴られていく上に、名前を書かれたものたちはその物語の通りに消えていく……

ギレルモ・デル・トロ製作ということで観た
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症体験型ミステリーとも言うべき新しい衝撃を覚えた映画。
認知症をその当事者の一人称で語られるとこんなにも世界が揺るがされるのか。
アパートの一室とひと家族を舞台にしつつも、アンソニー・ホプキンス他
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

おっさんの性欲まじキモ!!!
SNSで巻き起こる少年少女への性的搾取・性的虐待を題材にしたドキュメンタリー。

童顔な成人女性が12歳に扮してSNSをやったら何が起こるか、全てを記録する実験が始まった
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