はみさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.6

主人公の人柄が魅力的。よく出来た夢物語の感もあるが、万人に好まれるエンタメ作品。庶民には高嶺の花のDiorのドレス、でもラスト、見事に着こなしているのはレスリー・マンヴィルの女優としてのオーラであり、>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

3.4

何の情報も無く鑑賞した。不思議な空気感のある作品だと思ったら、1985年制作という… ただ古さは感じない。主人公が何故今に至ったのかその経緯も目的も明かさぬまま、観客は彼女とともに旅を共にする。その曖>>続きを読む

チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

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今年1作目。なのに不覚にも途中、寝てしまった(汗) ただ、決してつまらなかったわけではない。美しい景色と心地よいナレーション… それに、わずか29席のアップリンクのスクリーンが近すぎて、リクライニング>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

クレしん信者としては原恵一監督作品は見ないわけにはいかない、という事で鑑賞してきた。ストーリー、背景の美しさ… どれもハイクオリティでした。
でも私的にはエンディングのイラストが一番グッときた!あの、
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.6

ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画。画家としては成功をおさめたが、彼の人生はなかなか厳しいものだったんだね。晩年、ネコの絵が抽象的に変化していくのがリアルだった。
新婚時代を過ごした村の風景や、ラ
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.9

1作目も良かったが2作目も面白かった。実際にあった出来事を元にしていたとは…
主人公は今回もチャーミング。そして母親役のヘレナ・ボナム=カーターがいい。大好きな女優さん。
モリアーティとワトソンの設定
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

自然豊かな信州の山里で、畑で育てた野菜や山で採った山菜やキノコを使って料理を作る。その営みが四季折々に丁寧に味わい深く描き出されていた。主人公は妻に先立たれ独り暮らしだが、年の離れた恋人が時々訪れて手>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

泣かせどころをシリアスに描かず、笑いに変換させ包んだ事で逆にいい感じの切なさが出ていたと思う。
ただ、最後の不死鳥や天国のシーンは…??? いささか引きずり過ぎた感が。

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.7

キャストが皆、ピュアでみずみずしく、気持ち穏やかに鑑賞できる作品。小寺さんのキャラが魅力。こういう人こそ今の世の中に必要なのかも。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

たまたま同じアパートの住人同士… 永くは続かないかもしれない。いっときのあやふやで儚い、でも、温かな繋がり。更生するために歩み出した主人公にとって、ここは救いの場所だった。
何か過去を背負って生きてい
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.9

心が弱っている時に観たらシンドイ作品かも。今回はコロナだったが、この先も平穏な日常を揺るがす非常事態はまた起こるかもしれない。でも、たとえ何が起きようと、それに耐えうる生活の備えは必要だと改めて思った>>続きを読む

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.9

いつもテレビで見ていた面々がスクリーンに映し出されて、一瞬妙な気分だった。グランサム伯爵が痩せたように見えたんだけど……

大好きなダウントン・アビー、これで本当に終わってしまったんだね……
TVシリ
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.8

ウェス・アンダーソン監督作品という理由で鑑賞。CGを使わず、敢えてストップモーションアニメにチャレンジした本作は、1カット、1カットがアニメというより絵画のようで、アートを楽しむように鑑賞できる。期待>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.9

先日ドラマ全6シーズン見終わって、新作の映画を鑑賞する前に時系列的にも本作を先に配信で鑑賞した。
TVの最終回から2年後、少しだけ髪型が変わった人もいたけれど、皆さん健在でw 特に今回はハリーポッタ
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霧幻鉄道 只見線を300日撮る男(2021年製作の映画)

3.2

先日、11年ぶり全線再開のタイムリーで鑑賞。絶景の中を走る秘境鉄道として撮り鉄のみならず、コロナ前には台湾などの海外観光客の撮影ツアーもあったほどのフォトジェニック。
でも…観ていてそれだけでいいんだ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

森で出会った少女は8歳のママだった。時空を越えて展開する物語。だが、ミステリーとは違う。強いて言えばファンタジー映画。いちばんの見どころは、二人の少女の可愛さ(美しさ)。このビジュアルに惹きつけられる>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

4.0

物語の終盤、蓑山さんが主人公に打ち明ける自分の家庭の話、これが本作の核心だと、私的に思った。夫婦が共に当たり前に暮らしている事のありがたさを指摘してくれた。これで、ディスってばかりいる妻たちの軽薄さが>>続きを読む

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

3.6

日本の映画館でフランスのヴァカンス気分が味わえる。
スリリングな展開も無く、のんびりと鑑賞でき… (所々睡魔に襲われたw )
ストーリーも登場人物も毒気がなく、いい保養になるかも……

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

自分に自信のない独身女性が、ひと夏の子守のアルバイトで知り合う女の子とのハートフルムービー … などと思っていたら大間違いだった。
人は誰もが過ちを犯す。その過ちに気づき悔いる事が出来るかどうか…
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.0

実家の旅籠は当時としたら寂れたものだったかもしれないが、自然に囲まれた情緒ある佇まいで、素敵だ!って思った。世界で初めてのレストラン誕生の物語。そこにフランス革命という時代のエピソードも加味されて、よ>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.4

子どもたちの命がけの冒険ファンタジー映画。
ストーリーやキャラクター設定など、やや物足りなさがあったが、廃墟の美、朽ちていくモノに宿る不思議な力の描写などは見応えあり。

靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.5

なんていうか… しょうもないダンナで w
結末から導き出されるのは、子どもは親を見てると…それも、親が思っている以上にシビアな視線で。家族と言っても、否、家族だからこそ、他人以上の気遣いが必要なんだろ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

日本が舞台でも、新幹線「ゆかり」でも、超娯楽作品として十分、楽しめた。外国人は「サムライ」が好きなんだなぁw そんな外国人のサムライファンにも真田さんの美しい太刀筋は、きっと惹きつけるものだったかと>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

旧友への死化粧をしながら、自分もかつてのように化粧をし、ゲイとしてまさに有終の美を飾る…
老人ホームで着ていた普段着を脱ぎ捨て、かつて現役の頃の華やかな衣装を身に纏った主人公が、心に羽が生えたようにス
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サハラのカフェのマリカ(2019年製作の映画)

3.8

時に砂嵐が舞うサハラ砂漠の道路沿いにポツンと立っている1軒の小さなカフェ。年老いた女主人マリカが一人で営業している。メニューもサービスも決して良いとは言えないこの店に、砂漠のオアシスのように惹きつけら>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

完成披露上映会にて鑑賞。フライヤーに「子どもが初めて観る実写映画が『サバカン』になったら…という思いで作りました」と監督のコメントがあったが、観終わって、同じ気持ちになった。これは、子どもにも観て欲し>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

実話をベースにした作品は、やはりいいね! 脚色も加味されているだろうが、これが本当にあった話だと思うと、より引き込まれる。
終わり方も良し。

パドルトン(2019年製作の映画)

3.5

安楽死が認められ、医師の処方箋により薬局で個人が安楽死のための薬を買えるとは・・・
重いテーマながら、作風は極めてマイルド。(逆にシリアスに描かれたなら、最後まで見ていられないかも…)

親友を看取り
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ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇(2018年製作の映画)

4.5

南アフリカでは、飼育された動物を囲いの中に放ち、観光客はその檻の外から安全に楽に狩猟する「缶詰狩り」という非人道的な娯楽がある。
しかも命を弄ぶこの卑劣な行為が合法のもとで現実に行われているという…
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

主人公の妄想と朧げな記憶の断片が繰り返され、観る方も迷宮に迷い込まれながら、物語は進んでいく。そして、やがて現実の世界に辿り着く…
患者自身が感じるこうした症状がリアルなものなのかは、実際にはわから
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.6

実話がベースになっている作品は、やはり重みと深さが増す。最も権威のある世界最高峰の「オックスフォード英語辞典」(OED)の誕生にこんなドラマがあったという事実を知り得ただけでも価値があるかと。
メル・
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もう子供じゃいられない(2022年製作の映画)

3.0

母親の異常な過保護の元に育った息子に、はじめ観ているのがしんどかったけど、子供は少しずつ、ゆっくり、でも確実に成長していくものなんだね。結局、最後まで観て良かった。

トスカーナ(2022年製作の映画)

2.5

期待していた風景の映像も肝心の料理も、特別そそられるものはなかった。
ストーリー自体も、全体に物足りなさを感じた。
強いて言えば一つだけ。レストランでボトルの水を出された時、グラスに氷が入っている店は
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.9

ようやく目的地に降り立った主人公を人々が出迎え拍手するシーンを見て、主人公が聖人のようだと思った。思い出を辿るこの旅は巡礼のようだと。
SNSはさしずめ現代の聖書なのか・・・
バスの車窓に映る静謐で美
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.0

終盤、この作品が「再開発で消える下町の古い商店街への哀愁」とわかるまでは、正直、観ているのがしんどかった。祖母に「聞く耳と見える目があれば大丈夫」と励まされる主人公、話す口は?と突っ込みたくなる。商店>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.7

内容は、おとぎ話かなw 15歳という年齢だからこそ許容されるストーリー。でも、面白かった。平手友梨奈も好演。
主人公、響の10年後を見てみたい。