舞台は昭和63年、暴力団対策法成立以前の広島にある架空都市の物語。
キツイ色彩とじりじり照りつける夏、古めかしいナレーションとコテコテの昭和臭が前面に出てくる。
1988年、おそらく翌年には天皇が崩>>続きを読む
万引きは醜く悪いことで家族は美しく正しいもの。
「家族の絆を書いて犯罪一家を美化するな」という批判を目にして、きっとこの人の中で家族は美しくて正しいものなんだろうと思った。
実際、そうだろう。世の中>>続きを読む
ヒーローじゃないと語るし下品だしメタネタも容赦なく飛び交うけど、話の筋はめちゃくちゃ王道のヒーローで小気味好く爽快感すらあった。
ヴァネッサと悲惨な過去を笑い飛ばしながら共有しわかり合う過程もよかっ>>続きを読む
ハリーポッターの世代だったので、賢者の石を読んでは自分の元に手紙が届くはずと胸を馳せていた頃を思い出す。
1920年代のアメリカを舞台に人間界と魔法界が隣接し、どこかどんよりとした緊張状態にある空気に>>続きを読む
序盤のストーリーを物凄く丁寧に描いてもらい、原作の繊細な心理描写部分をあえて語らせず表情や仕草などの演技で見せて想像を膨らませてくれる、時に嫌悪感や忌避感すら抱かせる、実写化ってすごいなと思う場面が多>>続きを読む
きっと特撮に、映像作品に興味を持ったきっかけがこの映画でした。舞台裏ではたくさんの人が関わっている、危険な撮影の時には役者を使うわけにはいかないからスタントマンだっている、そんな事をぼんやり知っている>>続きを読む
珍しく長州藩が主役だった大河ドラマにもこんな彼らが見られたらな、と期待していたけどそれは叶わず。閑話休題。
書生然とした嫌味な輩か吉田松陰の狂気に当てられた無謀で見境のない連中か、はたまた明治以降に>>続きを読む
原作は未読です。不死身の肉体を駆使した銃撃戦がカッコいい!というエンタメ全振りの内容で楽しかったです。
亜人とは、人生を生きるとは?ってテーマ性に関しても主軸となる永井と佐藤の中に込められていたと思う>>続きを読む
もう一回観たい映画。
だいぶ前に見たので記憶がおぼろげです。
統制された社会の中で笑いを追求する作家と、それを検閲し押し返す検閲官、たった二人のやりとりの中で次第に戦争の色が濃くなり、さらに規制が厳>>続きを読む
初めてのスパイ映画でした。
洒脱でレトロな雰囲気、冷戦下の緊張状態が適度なコミカルさでもって作中に立ち込めていて、それだけでも大好き!なのですが。
凹凸バディーの張り合い、相手を牽制し出し抜こうとする>>続きを読む
だいぶ昔に見たので印象深かった、思い出補正も些か強い気もするけど、やっぱり好きだなあ…としみじみする作品。
ホラー・オカルトにおいて「既知でないこと」は何よりも恐怖・脅威を感じさせる要素であって、物>>続きを読む
ドラマのシーズン1からこっちの映画を観てしまいましたが、結果的には良いように作用しました。
かつて仲間だった、自分たちを率いてくれた男が反転し全てを奪い壊し尽くそうとする。それを止めたい主人公サイド>>続きを読む
作中におけるサリエリとモーツァルトの確執が堪らない。
誰よりも早くモーツァルトの才能を見抜く才能を持ちながら神様に選ばれなかった己が運命を呪い、自壊していくサリエリとどうしようもない人間なのにただ一点>>続きを読む
だいぶ昔に見たものの、いまだに好きな映画は?と訊かれたら真っ先に名前を挙げる脳裏に焼き付いた映画。
第二次世界大戦の悲惨さ、愚かさ、あるいは残虐性を真正面から描く作品は意識しなくても目にするものだけ>>続きを読む