すずきさんの映画レビュー・感想・評価

すずき

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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.4

高校生以来見たけど、見え方が全然変わってびっくりした。年齢的にももはや雪乃先生の方が近いし。雪乃先生がむしろ主人公なんでは?

鏡の中の女(1975年製作の映画)

5.0

友人に呼ばれて事前情報なしにのこのこついていったら上映開始直前に「怖い映画だから一人で見るの嫌で呼んだんだよね」と言われて慄きながら見たし実際怖かった。音の使い方がすごくうまくて、綺麗な画と相まって静>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

音楽と映像メイン。ストーリーはシンプルな印象。君の名は。以降、色々新海誠も背負っちゃってるのかなあと思った。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.5

こういう映画が好きです。横浜流星の顔が好きなのかもしれない。いや、それに違いない。他の映画の冷酷そうな横浜流星もいいけれど、こういう端正な横浜流星もたまらない。声も好き。女性的雰囲気のある美しい男って>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

小ネタが多かった。なんか面白かったんだけど「さかなクンは好きなものに真っ直ぐ生きてるのに、俺は……」となんか落ち込んでしまった。

アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.5

好きな映画だった。
作品の提示する価値観について。主人公の山崎は、「会社、そこにいる人々の生活を救う」という信念から逃げない。能力があるのは前提としても、その信念からぶれずに、環境を言い訳せず、真っ直
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.6

ヘッジファンドワクワク話を見ようとして、結局寝落ちしてしまった。サブプライムローン問題と似ているような気がしたけど、まあだったらリーマンショック予測できたよねって話になるのでこれは素人。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ好きだ。爽快な気持ちになった。世間が言う恋だと愛だとか、そんなものにこの気持ちを押し込めないでくれ、それが搾取だとか、ちゃんとしてないとか、どうでもいいから、このまま誰もいけない行くとこま>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.7

頭空っぽで楽しめた。好きな種類の映画。一番満たされる。

海街diary(2015年製作の映画)

4.5

めっちゃグッドムービーだった。少し難しい。どうやったら、こんな映画を撮れるんだろう。
家族、そして家を巡る話。家父長制と父の不在、そして男の不在の中で。長女は父の役目を、家を守る役目を背負っている。だ
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.7

スピンオフの方がテーマが一貫してて良かった。夫の気持ちをわかりたい、という言葉が入ることでしっくり来た感。最終的に夫を巡る物語だったので、よき。最後に「あの気持ちに嘘はなかった……」みたいなのじゃなく>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

なんか色々ムカつきながら見た。大学生の恥ずかしさを映し出されると共感性羞恥が止まらない。
明け方の時間を、彼らの一つの青春として描き出したい、のがテーマなんだと思うんだけど、それを恋愛に結晶化させてし
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

amazon primeで見たけどすごい良かったな。ろう者・家族・音楽・夢・恋・漁……様々なテーマが織り込まれて、すごく立体的だった。映像が綺麗な箇所が多かったし、クライマックスシーンの音の演出も良か>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.8

何度か普通に爆笑してしまった。ギャグの勢いがいいね。最初のカーチェイスも盛り上がって、いい意味でお金かかってるコンテンツだな!ってテンションがあがる。
アメリカの子供向けのコンテンツあんまり摂取したこ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.1

日頃意識しないようにしているがこういう映画を見ると自分なんだかんだ「男の子」だな?と思う。突撃・野生・中央突破、中華統一、天下の大将軍、オタクが好きなものモリモリで良かった。突撃の号令でしか出ないホル>>続きを読む

モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

4.2

結局こういう映画好きなんすよねえ。
「バカ」の言い方がすき。男友達の重くない好意、好き。男同士のいじり合い、好き。
結局厳しさと優しさのコンビネーション、強引さと繊細さのコンビネーションって話なんよな
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

ぶっちゃけあんまり好みのタイプの映画ではない。キラキラした成功と孤独、みたいな画があんまりわからん。エルヴィスと大佐の関係は興味深かったけど、もう少し彼の輝きをずっと見ていたかった気もする。映画として>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.8

負の感情が少ないのがアニメの良いところだなと思う。みんな心地よい距離感。
新社会人というのが一つのテーマに感じられて個人的にはタイムリーだし、自分の事考えちゃうとちょっと落ち込みそうになるけど、大人に
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.2

「新人は使えねえ〜」みたいなセリフから始まってどういう気持ちで見ようかなと一人で草生やした。それはそれとして、やっぱりディズニー映画、脚本がうますぎる、アイテムの出し方や伏線の回収の仕方、設定の説明の>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.7

flee、その題の通り、逃げるということの話だ。「難民」という言葉の裏の意味を自分は考えたことがなかったんだな、と思う。揺れる船の中でどれだけ不安だったことだろう。世界から見捨てられた中で家族以外にど>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画としての完成度が高い、という感想。それは「映画としてこの物語は語られる必要があった」という必然さとも言いかえられる、映像的表現の上手さ。冒頭の雨のシーンから最後の海のシーンまで、水の表現が印象に残>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これは映画というか性癖の4.5


感謝ァ……(ニチャニチャ)
 
エンドロールと共に『感謝』の二文字が脳裏を埋め尽くすのは北代が好きだから

原作ファンとして素朴に7巻あってヒロイン3人いてしかも設
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.0

原作未視聴で突撃。ストーリーではなくボケが話を牽引し、とにかく、叫ぶ・怒る・暴れるで天丼的な笑いが多い。こういう風にしても映画になるのか! というか映画ってなんだ? とむしろ考えさせられた。
擬似家族
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.3

リョウくんみたいな人には絶対なりたくないなと思いながら、彼の気持ちが、苦しい。さらさを殴りだしてしまう彼の辛さに誰か一人は寄り添ってほしい。みんなに許せとは言わない。許せない人は許せない。ただ、他の観>>続きを読む

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.9

良かったなあ。割と退屈な映画だけど好きなタイプの映画だった。
横に滑るカメラで映し出されるスウェーデンの島の光景の美しさ。主人公となる映画監督の夫妻の間に大きな出来事は起こらないけれど、しっかりと魅了
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.1

未熟さを他人に押し付けるきらいのある中年男性がトラウマから立ち直る話なのだが、その振りかざした屁理屈を受け止めて優しくケアをしてくれるのがなぜかことごとく女性キャラクターなので、「私はあんたのママじゃ>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

これ良かったなあ。エミリーのキャラクターがすごい好きで、最初の頃カミーユと寝て「私のこと好きになったでしょ」っていうのも最後に愛してるって言われて「もう一度」っていうのも、キャラクター造形が深くて断ト>>続きを読む

ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

4.0

最初のシーンでは外れか?と思ったが、非常によかった。すごい勢いで車が横に滑っていく映画。トップ・ガンのように乗り物かっこいいが根本にあるけど、ひたすらドリフトを見せられる。
ドリフトシーンの緩急・静動
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.4

・「一度しかない中3の夏」という気持ちを、高木さんと西片ではないキャラクターに言わせるのが作り方としてうまいなあ〜と思った
・西片普通にかっこいいな、いいなと思った
・俺も中3の夏に戻って片思いしてい
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

Twitterで尻写しすぎみたいな話があったので、そういう色眼鏡は多少入ってほげ〜……と思いながら見た。怪獣、大きいな。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.1

どういう物語が好き?って聞かれたらこういうのが一番好きかも。明るいお仕事もの。

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