このレビューはネタバレを含みます
【女性のことはわからない】
女性だから描ける部分は確かにあるだろう。
世の中に不満を抱える女性の心の中は男には理解し難いものがある。
作中に登場する2人の女性は、年齢も境遇異なるが、現状に不満を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【暗さが付きまとう】
社会主義時代の世の中の様子を伺うことができる。
ストーリーは月並みだが、本当に妊娠して、それを追いかけているというあたりは、斬新であった。
また、ラストのシーンは、本来なら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【存在の危うさ。】
犯罪心理学に心酔するあまり、犯罪者の心理をなぞり過ぎて、ついに同化してしまう主人公。
ボロいホテルも、病気持ってそうな東洋人の娼婦も、何処だかよく分からい水路なども、現実と非現>>続きを読む
【存在と絶望】
人間という生き物。
知性や理性とはかけ離れた存在である。
期待すれば失望を与えられる。
信用すれば裏切られる。
与えようとすれば無制限に奪われる。
許しがあると思えば平気で悪事を働>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【よくわからないけど、、、】
全体的な画角として、長方形の遠近法のようなものでの表現が多用されている。
既視感があると思ったら、ヨーロッパにおけるルネッサンス期の絵画などがとても似ていることに気が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【故郷とは】
大都会ニューヨークの70年代当時の様子と、ひたすら朗読される母親からの手紙。
無機質な都会の雑踏と人間的な故郷の香りの対比がとても面白い。
これは恐らく70年代や80年代の東京に、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【鐘は虚しく鳴り響く】
エミリー・ワトソン演じるベスは、途轍もなく純粋無垢な存在である。
純粋無垢であるが故に、狂信的でもあり、それが悲劇と奇跡に繋がっていく。
西洋人が描かれる時、純粋無垢であ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【人間は本当に人間なのか】
長い長い前編を経て、ようやく本番のスタートといった感じである。
こちらは落ち目になっていくジョーが描かれており、前編以上にグロ、というか闇深いシーンが多い。
誰しも経>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【長い序章】
長々と語られる色情狂の告白は、一体何のいみがあるのだろうかと、首を傾げたくなる内容で、私もおそらくセリグマンと同じ気持ちであった。
一つ言えることは、人生には、若い時期も年老いてから>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①冒頭の歌から、昔の中国映画のノリで気持ちがアガる。
②少林寺における様々な拳法や修行のエピソードが紹介されており興味深い。
③まだまだ若いジェット・リーだが、ア>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①キングスマンの続編だが、簡単に前作の登場人物が死んだり出てきたりと、中々ドライな印象である。
②前作ほどの衝撃的なシーンは無いが、アクションはよりパワーアップして>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①こちらは現代のキングスマン。
②ノリもテンポも良く、長さが気にならない。
③花火は、本来ならグロシーンなのだが、エンタメとして昇華しており、とにかく素晴らしい。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①キングスマンの成立過程が描かれた作品である。
②19世紀の実在の人物が多数登場するのも面白い。
③戦闘シーンなどは、ハイテクではないが、迫力がある。
④特に、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①リドリー・スコット監督の骨太で劇画的な作品である。
②作中の3名の主張の描き方が羅生門のようで面白い。
③人間というものが、如何に主観的な存在なのかがよくわかる>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①17歳の裸体モデルという役柄からして色々ヤバい、カトリーヌ・スパーク。
②妖艶さと奔放さを兼ね備えた、最強の小悪魔ぶりを発揮している。
③一方でボンボンは如何に>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①中年オヤジの勘違いと哀愁に満ちた作品である。
②夏が罪なのか、スパークが罪なのかは難しい問題。
③オヤジは若者には敵わない。ノリが違うから。
④年齢がある程度>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①音楽がノリノリ。
②ストーリーは殆ど無いに等しい。
③ニコラとニコルが出会うくだりが、昔の漫画みたいで良い。
④カトリーヌ・スパークがとにかくカワイイ。
⑤>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[なりたい相貌(カオ)]
顔の良し悪しの話になると、一般的には所謂イケメンと呼ばれるような、端正な顔を良しとする風潮がある。
勿論、顔が端正であるのは素晴らしいことで、ひとつの持って生まれた才能で>>続きを読む
[夜会を観たことがある人にはお勧め]
中島みゆきの夜会の映像と、夜会の中で流れた曲を組み合わせた作品である。
一般によく知られた曲はほとんど出てこないので、ライトなファンの方には、何のことやら意味>>続きを読む
[破壊衝動]
繰り返される日常に対する破壊衝動をそのまま映像にしてしまったような作品である。
人間誰しも平凡で代わり映えのしない日常にうんざりしているものである。
だから、つまらない日常を破壊し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[私がいなければ]
ナポレオンの行動原理がジョゼフィーヌであるという解釈。
このような視点は、如何にも現代人の解釈としてありそうなものではある。
また、これはもちろんトンデモな解釈ではあるが、あ>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①メインテーマのもの哀しい響きがとても印象的な作品である。
②その、もの哀しいしさとは裏腹に、内容は心温まるものとなっている。
③たまたま今日はクリスマスなのだが>>続きを読む
[綾瀬はるか]
綾瀬はるかが日本帝国の元特殊工作員という設定で、悪を撃ちまくるというガンアクション作品です。
火器やアクションにも力が入っていますが、
それ以上に、役者さん達のやり取りというか掛>>続きを読む
[極上のアニメーション]
とんでもないものを観てしまった!
というのが、この作品の第一印象でした。
1998年のアニメ作品で、恐らくデジタル以前の作品であると思われますが、まったく古さを感じませ>>続きを読む
[現実が仮想を越える時]
ゲームの達人による超絶技巧みたいなプレーが随所に出てくる、バーチャルな世界のお話だと思い込んでいたので、思惑が外れて驚きました。
事実は小説より奇なり、というか、仮想現実>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①音楽ジャンルの中でも独特の世界である映画音楽の歴史について知ることができた。
②様々な制約とクライアントからの圧力にも負けず、映画の価値を決定づける音楽を生み出し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[悲しみの反対側]
異文化共生と言う言葉をよく耳にする。
とても便利で耳障りの良い言葉である。
悲壮感など微塵も感じない。
それはおそらく、私たち日本人がこの言葉を使う時、多くの場合、それは日>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[モノクロの中の煌めき]
ジャスが鳴り響き、様々な人種や価値観が渾然一体となった別世界。
古き良き租界時代の上海の終わりの一コマを描いた作品である。
時代背景そのままのエネルギーに溢れた世界がこ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[凄まじい皮肉と風刺]
率直に言って、凄く面白かった。
想像していたものとはかなり異なっていたけれど、予想のかなり斜め上方をすっ飛んで行った感じ。
ネダバレ無しには書けないし、私のような凡人の野>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[アル中は世界を救う。24時間飲酒]
片道切符の飲酒旅行なんて、誰もが憧れ羨望の眼差しを向けざるを得ない素晴らしい旅を、スクリーンを通してご一緒できるとなれば、居ても立っても居られないのは、やはり酒>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①ダニエル・シュミット監督作品である。
②独特の間と、美しい色彩と音楽が素晴らしく、それだけで作品に引き込まれる。
③大戦前夜のモロッコが舞台となっているが、北ア>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
[情念とイデアと聖フローリアン教会]
書かれた顔とは、仮面のようなものである。
それはすなわち本来の己の顔とは異なる人格への変身、もしくは別の存在の憑依といえる。
この、別の何かを自己の中に宿す>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①キューバ危機を扱った、実話に基づく作品である。
②カンバーバッチの演技が圧巻である。運び屋の心理や緊張感がひしひしと伝わってくる。
③当時のソ連の状況も垣間見え>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①独特の世界観とアングルが面白い作品である。
②シーンの切り替わりから、キャラクターの動かし方等、とてもテンポが良く飽きない。
③割と酷い内容なのだが、それすらも>>続きを読む
自宅にて観賞
(簡易レビュー)
①まるで絵本を映像化したような作品という印象である。
②暴力や犯罪とは全く無縁。血の匂いは一切しない。どこまでも罪のない優しい世界である。
③可愛らしいという意味>>続きを読む
[80年代にワープ]
映画が始まると同時に、1980年代にワープする。
80年代は、純粋で、猥雑で、勢いがあって、何だか悶々としていて、とにかく、今よりも不自由で保守的ではあったけれど、何だか毎日>>続きを読む