またたびさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

またたび

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天外者(2020年製作の映画)

3.4

五代友厚の半生を描く。
五代友厚といえば、朝ドラ朝が来たでディーン・フジオカが演じた出世役。
長崎のグラバー邸に5年前くらいに行った時、五代友厚と交流があったことが書いてあったから作品の中でグラバーが
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.2

モータウンの歴史を語るドキュメンタリー映画。
ベリー・ゴーディ本人が語るのが凄い!
私はスティービーワンダー世代だけど、モータウンの音楽は聞けば誰もが知っている曲がいっぱい!
ベリー・ゴーディのことは
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.3

80過ぎの老母を連れての鑑賞。
田中裕子は本当に普通の人を普通に演じられる大女優だなぁとつくづく感心した。

夫を亡くした桃子さんはお一人様生活を楽しみながらも時々寂しさを感じたり、若い時の夫や子供と
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罪の声(2020年製作の映画)

3.2

監督はTBSの重版出来、逃げ恥、凪のお暇のテレビドラマ演出家。脚本は重版出来、逃げ恥、MIU404の野木亜希子。
期待していたが、率直にTBSのご褒美映画か?なぜ映画でやった?連ドラの方が良かったので
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

日本においても共通する社会における女性の生きづらさを描いた韓国映画との触れ込みで鑑賞。

だが、期待していたほどの作品ではなかった。日本はアメリカの10年後を追っていると言われて久しいが、韓国は日本の
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

1.8

高田郁原作の時代小説の映画化。
テレ朝が北川景子主演でNHKが黒木華主演でドラマ化している。昨年末にはNHK版が前編後編のスペシャルを放映した。
私は2017年に放映されたNHK版がキャスト・脚本・演
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

ヴェネチア国際映画祭で黒沢清監督が銀獅子賞。
元々はNHKの特別ドラマを再編集したものらしい。
黒沢清監督と言ったらホラーのイメージがあるが、今回は違うのかと思いきや、画面の色彩や戦時中の関東軍731
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星の子(2020年製作の映画)

3.6

むらさきのスカートの女で2019年上半期の芥川賞を受賞した今村夏子さんの前年な芥川賞候補作の映画化。
監督は日日是好日の大森立嗣監督。

病弱な二女のために新興宗教にのめり込む両親。それと共に家が貧乏
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.3

草彅剛の凄まじい迫力を観た!
演技が上手い下手とかという次元でなく、まさに生き様を見せつけられた感が強い。
長い間、国民的アイドルを演じてきて、SMAP解散後、表舞台に出てこなかった(出てこれなかった
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.4

写真家浅田政志の著書「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案にした中野量太監督作品。
主人公をニノ、その兄をブッキー、両親を平田満と風吹ジュンが演じる。
二の幼なじみを「母と暮せば」以来のニノとの共演で黒
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.4

シソンヌのじろう原作小説の映画化。小説といっても全編日記形式。松雪泰子さん演じる川嶋佳子の日常が淡々と描かれる。
こういう作品は日記に書かれていない感情を表現する役者の力量とエピソードをどこまで描くか
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.8

ラストレターの中国版。日本版より先に作られたらしい。ラストレターはあえて未鑑賞。
でもおそらく、こちらの中国版の方が良かったと思う。日本版はキャストだけでも満腹感があり、岩井俊二の世界観には合わないと
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

MX4Dで鑑賞したが後悔。
テネットの宣伝含みでのインセプションをMX4Dで再鑑賞したレビューで書いたとおり、クリストファー・ノーラン監督作品は通常上映かMX4Dかなどというチャチなことで作品の価値が
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.5

NHKドラマ透明なゆりかごで清原果耶ちゃんを気に入り、今後が楽しみな若手女優として目をつけているため鑑賞。
彼女の透明感と今どきの女の子ではない佇まいによくあった作品。桃井かおりがバァバ役で登場。いい
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.0

リメンバーミーが大好きだったので、同じディズニー・ピクサー作品ということで鑑賞。
亡くなった父親を1日だけ魔法で復活させる話と言っても父親と息子の愛情物語というより兄弟愛の話だった。
兄弟って特別な関
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

10年前の公開のときに観たが、他に観るものがなかったことと面白かった記憶があったことからMX4Dでやっていたので鑑賞。
渡辺謙がけっこう重要な役でディカプリオと共演していて凄いなぁと感心した記憶がある
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(2020年製作の映画)

2.2

中島みゆきの名曲「糸」からインスパイアされてできた作品とか。
最近、この手の作品がけっこうあるが、はっきり言ってクソ映画だと思います。
昔の少女漫画か韓流ドラマかと言ったくらいチープなストーリー。
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ステップ(2020年製作の映画)

3.8

凪のお暇のうららちゃん役の白鳥玉季ちゃんがシングルファーザー役の山田孝之の娘役で出るくらいの知識で鑑賞。
山田孝之は、やはりアクの強い男臭い役が似合っていると思っていて、50回目のファーストキスで優し
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

ロマンス編も映画館で鑑賞したので、プリンセス編も楽しみにしていた。
ビビアン・スーが、めっちゃ懐かしかった!演技も上手くて驚いた。
キャストもロケ地も豪華で楽しめたけど、話としてはロマンス編の方が良か
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バチカンを頂点としたカトリック界を騒然とさせた実話。
宗教に対する認識が薄い日本では、あまり話題にならない映画かな。ヨーロッパに行けばわかるが街は教会を中心に放射線状に作られている。ヨーロッパにおいて
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.0

発明家エジソンと実業家ウェスティングハウスの実話に基づくビジネスバトル。
カンバーバッチが好きなので観に行ったが、こういう対立モノはどちらか側に軸足を置かないと観ている方は何を見ればいいのか分からなく
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.2

家族でバカンスに行った島で出会った少女との1週間の出来事。
スタンド・バイ・ミーとマンマ・ミーアを足して2で割ったようなテイストの作品。
なんでこの邦題⁈
たしかに地球上で最後の恐竜は🦕一人ぼっちをど
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

2.8

小説ダヴィンチ・コードのシリーズ作の世界同時出版の実話にヒントを得た映画。フランス・ベルギーの合作。
ヨーロッパ映画らしい暗めのトーンの映像は良かった。
しかし、種明かし的な映像の挿入の仕方や真犯人ら
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

長い!3時間はさすがに長い!!
確かに話の内容は、文革後から現在までの約40年を中国の地方都市に住む2組の夫婦の物語だから仕方がないが、時系列が前後するのでいつの時代のエピソードなのか追うのは結構大変
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.8

思いのほか良かった!
屍人荘の殺人で騙されたから、中村倫也主演でドラマ明智五郎と抱き合わせで日テレが宣伝しようとしている中村倫也消費作品かと疑っていたが、VFX以外に金をかけていない映画なのに構成と脚
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.6

若草物語。世界的ベストセラーの映画化。
四姉妹の物語。あしながおじさん、大草原の小さな家などと並んで女の子の必読書。私も小学生の頃に読んだ。
三姉妹の幼馴染みがいて、私は二女と同級生だった。お互い核家
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.2

辞書を作る話。
話は地味だが、松田龍平が抜群にイイ!こういう役がぴったり。オダギリジョーもさすが。加藤剛は歳をとってもダンディーで素敵。品の良さが滲み出ている。
辞書を作るという地道な作業に熱中する人
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。
世界が思想的に混沌としていた時代。
私が生まれた頃の話で戦後生まれのいわゆる団塊の世代と言われる人たちと三島由紀夫の討論ドキュメンタリー。
やはりこの時代の東大生はインテリだ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

1980年代のアラバマ州での実話をもとにした作品。
1980年代って私にとっては明確に覚えがある年代だから、その当時でこんなにひどい警察、司法だったのかと思うと怖ろしい。人が人を裁くことの恐ろしさがよ
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AI崩壊(2020年製作の映画)

2.8

目新しさのない中途半端な仕上がり。内容としても展開としても黒幕も予想どおり、賀来賢人が途中で死ぬのだけが予想外だった。
こういう映画はハリウッドには敵わないんだからやめた方がいい。

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.4

全く観る気は無かったが、映画館に行って自分の予定に会う時間帯で上映している作品がこれだけだったんで。という調子で人気若手俳優のファンのための映画との予断を持って観た割には面白く観られた。
すぐに病院の
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Red(2020年製作の映画)

3.3

ぶっきー年取っていい感じになってきた。
若い頃は可愛い顔してるだけって感じを受けてあんまり好きじゃなかったんだけど。色気が出てきた。
夏帆は不倫する役が似合う。清純派と言われてたように思うけど違うと思
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.6

何の予備知識もなしに鑑賞したので驚いた。
原題は「天使」ですよ。
主人公の男の子が本当に天使のような風貌なのに(幸運なラザロの主人公に似ていると思ったからか?)、天使のような悪魔の話とは。
でも、邦題
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

フォードとフェラーリがル・マンで争った実話に基づく話でマット・デイモンとクリスチャン・ベールが一緒に戦ったくらいの知識で鑑賞。
2時間半かぁとレイトショーで終わり時間が午前0時になることから、少し躊躇
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

私の第二の故郷、オール盛岡ロケ。
盛岡の舞台挨拶に盛岡の友人と行ってきました。
原作は芥川賞をとった同名小説。
もともと原作も読んでいたが、とても文学的な作品で特に大きな事件が起こるわけでもなく盛岡に
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.7

なぜ、今さらCatsを映画化!?
と驚いたが、ミュージカル好きの私としてはとりあえず鑑賞せねばとの思いで映画館へ。
劇団四季のキャッツを35年前くらいに新宿西口のテント公演を観に行った覚えがある。舞台
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