cochonさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

田舎の治外法権怖ぇ。MVPは裸族。

ブラジルのど田舎の村で起こる惨劇。しかし敵側がアホすぎて萎える。何をちんたらやっているのか。電気止めた意味は?統率も取れてない上、信念も美学もない。

また説明が
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レボリューション6(2002年製作の映画)

1.8

錆びついたパンク魂が虚しいことこの上ない。素材はいいのに台無しにされた気分。

80年代ベルリン、反体制活動に夢中なアナーキーでパンクな若者6人。若気の至りでしかけた爆弾が、10数年後に爆発した事件を
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.9

盲目と偽った音楽家が主人公と聞いて、佐村河内!!……と思ったけど彼は耳だったね。

インド発ひねくれコミカルサスペンス。大味だけど微妙に斜め上のプロットで、展開がなかなか読めなくて楽しめる。緩いのに全
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愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

3.7

主人公の笑顔の印象が前半と後半で180度変わる作品。ノンストップの愛情は狂気。

恋愛映画だと思って見ると、きっと後悔するので注意。核心部分に関してはけっこうわかりやすいヒントが散りばめられててフェア
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.8

股越しに見たい映画NO1!クスリ、ダメ、ゼッタイ!!

この上なくイカれた、アートでドラッギーな群像劇!ニューヨークで観た唯一無二のパフォーマンス劇、スリープノーモアを思い出した。

撮り方、演出が思
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.6

バストサイズに貴賎なし!!けど俺はミカエル君の意見に賛成だ!

エログロ十分で、形成外科病院って要素を生かしたアホみたいな笑いどころがあって、キャラも立っていて、突っ込みどころが多くて楽しい。ラストに
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.1

パッケージの煽り文にハードル上げられすぎた感がある。オチが読めすぎて萎えた。

テレビ番組の撮影のため、パレスチナに通うエルサレムに住む主人公。検問所でとっさに脚本家と嘘をついたことから、思わぬ展開に
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

ジギー・スターダストをディスってんじゃねぇよ校長ォ〜〜!!!

80年代のアイルランドはダブリンを舞台に、一目惚れした子の気を引くためにバンド結成して、いい曲作ってビジュアル変えて頑張る主人公。ロック
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シークレット・ラブ: 65年後のカミングアウト(2020年製作の映画)

4.4

涙を禁じ得なかった。でも不覚じゃなく本望。Love conquers all!!

周りから見えないから、砂嵐の中、大通りでキスしたとか!もう!もう!!美しすぎるエピソードやん!!!

同性愛者である
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

1.2

フィーバーしてんのは監督の頭ですね。いろいろ薄いし長くてかったるい。怖くもないし笑えもしない、一番最悪の形のホラー。

恐怖を煽る演出も不気味さも薄い。ゾンビになるわけでもなく、暴れるわけでもなくただ
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赤い光点(2021年製作の映画)

3.4

教訓:車ぶつけたら正直にちゃんと名乗り出ましょう。

カップルが旅行の道中で車ぶつけた相手に、雪原のど真ん中で赤い光点(銃口)に狙われるサスペンススリラー。ダビッド君の扱いが踏んだり蹴ったりで哀れ。
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.4

感染者が出てこないラスト・オブ・アスって感じの、おっさんと少女のロードムービー。ジョエルーー!エリー!!!って叫びたくなったわ。

分断が加速した今のアメリカを内戦状態と捉え、南北戦争とリンクさせてい
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ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.3

スパイ版Mr.ビーン。わっかりやすい緩いギャグと気の抜けるアクション、くだらねえwと言いながら楽しめる一本。

日本語を話すローワン・アトキンスは必見。内容サイテーだけど笑

KIN/キン(2018年製作の映画)

1.0

駄作SF。時間の無駄。人間関係の描写も下手、ストーリーもグダグダ、ラストの展開も理由付けも「えーーっ」て感じ。星1つにふさわしい。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

1.9

全編がセンスのない希釈したデッドプールって感じ。

ある意味安定のDCユニバースクオリティではある。今回はスケールのしょぼさと小物感が悲しい。時流に乗ってキャストを女性で固めてるが、それだけ。メッセー
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.6

美しくて男前なシャーリーズ・セロンが見たけりゃ必見の一本。さすがは役作りの鬼。

不死身なだけで身体能力は常人に毛が生えた程度って設定が良い。

見ごたえのある娯楽映画でありました。

his(2020年製作の映画)

3.4

男同士の見事な朝チュン、ご馳走様でした。

ゲイを真正面から取り扱った邦画、自分は初めて見た。恋愛モノというよりは家族がメインテーマの映画。でも男が2人ともイケメンだから成立する映画だよね。

現実で
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カーゴ(2017年製作の映画)

2.9

このラストは想定していなかった。げに凄まじき父の愛よ。

サスペンスかと思って見たらゾンビモノだった。無意識のうちにゾンビ映画を選んでしまうとは……。

絶望的な状況の中で赤ん坊を抱えた父がサバイブし
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

価値観の違いだって、その人自身をしっかり見つめて、理解して、認めれば乗り越えられる。

非白人の父子家庭、地方、LGBTなどの要素やリベラルなユーモアが散りばめられた、いかにも現代的な映画。でも鼻につ
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.3

劇中のいちごの品種、日本からパクったやつかなって考えがよぎってイラッとした。

20年前の家の住人と電話がつながり、過去にあった悲劇を変えるために未来からお助けする、ド直球な過去改変スリラー。

……
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.1

テネットぶりに頭抱えた難解さ。とりあえず惜しげもなく映し出される美しい裸体に乾杯!

冒頭からラストまで不気味で不穏。これぞリンチワールド。そして点と点が全然つながらない上、メタファーが多くて難解。前
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

たまに耳がキーーーン!となる時があるが、これから恐怖を感じるかもしれない。

突然聴力を失ったメタルドラマーが、絶望し、受け入れ、また絶望し、そして最後は……という物語。かなり良作。メタルは主題ではな
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.6

呪いを移すハードルがリングよりだいぶ高ェェェエ!!

性交渉した相手に謎の怪物に追われる呪いを移す、というアイディアで勝負した正統派ホラー。派手さはないが滋味に溢れた良作。

自分にしか見えない死が、
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

2.1

ゾンビランドをグダグダにした二番煎じといった感じのゾンビコメディ。監督はショーン・オブ・ザ・デッドのゾンビの爪の垢を煎じて飲んだほうがいい。

演出はハンパ、ジョークもキレがない、シモネタは幼稚、プロ
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ゾンビワールド(2015年製作の映画)

3.4

オー、ジーザス!!!

ゾンビパンデミック直後の報道番組の体で描かれるオムニバス形式のZ級ゾンビコメディ。番組の中の各短編映像は異なる監督が撮影。なかなかの意欲作。

最初のキリストの逸話をもとにした
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.8

障害者だからといって社会に対して遠慮することも卑屈になる必要もない。上っ面だけの日本の寛容さがそれを助長してんじゃないかねえ。

出生時に37秒間呼吸が止まったことで身体障害を負った漫画家志望の女性が
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.9

悪意のない無邪気な子供の嘘ほど怖いものはない。そして大人の善意がとどめを刺しに来る。

子供の嘘を引き金に、あれよあれよと主人公が社会的に抹殺されていく様を描く。こういう胸クソの悪さは辛いものがある。
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ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

2.6

タイトルはコメディっぽいが、シリアス系社会派のゾンビモノ。王道な展開だが、そのテーマを優先させたいが故に全体的に暗めであまり盛り上がりがない。。

ゾンビアウトブレイク後の正常性を取り戻した社会で、ゾ
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.3

脚本も音楽も役者もバッションシーンもビーバーの安っぽさも、お手本のようなB級ゾンビホラー!まぁこんなもんだよなと思ってたら、ラスト20分の怒涛の展開で爆笑。

ラストもキレイに落としてお見事。エンディ
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.7

神の街とはなんとも皮肉なタイトル。

60〜80年代のリオデジャネイロのスラムの壮絶な日常、ギャングの抗争を描いたクロニクル。日本に暮らす自分らには現実離れしすぎてるけれど、こういった世界があったんだ
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ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

3.5

ゾンビ菌に感染した鶏で作ったナゲットを食った子供がゾンビになって、学校が大パニック!のゾンビコメディ。登場人物みんないい感じにズレてて笑える。セリフもいちいちツボにはまった。

ただのB級かと思いきや
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.7

超異色のゾンビ✕ロマンス映画。ゾンビモノとしてはイロモノではあるんだけれど、その2つが妙にしっくりハマってておもしろい。アホっぽいコミカルさもあって、さじ加減がうまい。

思考して、話して、感情を持つ
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

2.9

1920年代、南部で人気を博した女性ブルースシンガー、マ・レイニーとバンドが衝突しながらレコーディングする様子を描く作品。マは実在の人物で、脚本は戯曲がベースらしい。

娯楽性と黒人差別主張のバランス
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.3

タイトルのキワモノ感で敬遠していたが、思ったより悪くない韓国ゾンビ映画。

頭吹っ飛ぶとかのグロ表現は抑えめなのでゾンビモノが苦手な人でもいけそう。逆にそのモデレート感が、欧米のヒャッハー!なゾンビモ
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いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

3.3

★はそれなりのファンが見た場合の評価。乃木坂に詳しくない人が見たらきっと★2くらい。 
ある程度、乃木坂の予備知識がないと楽しめない作品。かといって浅すぎる内容だとファンの反発くらうから、アイドルのド
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟の出世作。実際にあった狂言誘拐にまつわる連続殺人事件の顛末を描いた作品。

全編通して微妙な居心地の悪さを覚えるが、それが微妙に心地よくも感じる。なんとも彼ららしい。シュールなブラックユー
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