まつしたさんの映画レビュー・感想・評価

まつした

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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犬の例え話が素敵だった。パパ才能なかったなんてことなさそう。

母の母以外の面、得体の知れなかった部分(モンスター?)を暴かれ、考察し実証して、結論を導き出してた息子。二重の意味で見えないから余計に、
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プリシラ(2023年製作の映画)

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終わりの歌があどけなくて、2人の子どもの映画みたい。女の子だけ大人になった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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実験のシーン。歓喜に沸く人たちを完全に物語の外側から見てる、という奇妙な体験をした。人物たちへの親近感が湧いてきてて、実際どきどきのカウントダウンで誘われて。そこであの鏡を見てるような感覚。ある意味で>>続きを読む

プリピャチ(1999年製作の映画)

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フラッシュモブが始まってカラーになって軽快な音楽が流れてきてほしかった

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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母による壮大な試し行為。とてもつらいのは、ボーの中での母との思い出はひたすらに暗くつらく抑圧されててなのに、家政婦との思い出は笑い声と共にあったこと!

エル プラネタ(2021年製作の映画)

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なんで白黒にしたんだろうとずっと考えてたが、ある一瞬しっくりきた。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

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あちこちすごく巧妙だなと。静かで寒々しい景色たち、かわいらしい音楽。そこに女性たちの笑顔と佇まいが美しかった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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暮らすうちに自然に習慣になったものごと達は無駄がなくて完璧。完璧だけれど、心動かすものを受け入れる開かれた部分が彼にはあって。
彼が箒の音で目覚めるみたいに、彼の動作が誰かの習慣の一部になっているわけ
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アアルト(2020年製作の映画)

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すごく良いものを見た。PCじゃなくって、映画館で良かった。
雪の中のサナトリウムが美しくてうっかり涙出そうに。エリッサがアイノにそっくりなのを見た時も。

枯れ葉(2023年製作の映画)

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完璧に好き。女性の逞しさに胸打たれた。日常の繰り返しは部屋の壁と乗り物と共に!

キリエのうた(2023年製作の映画)

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前奏、さび、間奏、さび、とか。音楽みたいな作品だなと思う。時間の流れの組み方もそうなんだけど、静と動というか騒というか。それが束になって加速する時すごいパワー。

ある男(2022年製作の映画)

3.2

ラベルを張り替えたワインの話、眺めてる自分を眺めてる自分

流浪の月(2022年製作の映画)

3.6

擬態するためにいろんな嘘をついて、苦しかったね。
U-NEXTの特典映像も見た。編集の力って大きいんだ。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.7

みきさんの、私が書くまでもない人の良さと、はなちゃんの育ちの良さゆえかの清さが絶妙にはまって、お互いをゆっくり動かしてくのが良い。
世界には、畳の部屋でごろごろしたことのない人がいるって話を思い出した
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

本当のこと、を撮りたくていた人が、それを守るために嘘にまみれてく過程。たまらない。信じたはずのものの嘘に触れて、揺れ出す流れも。パソコンで細切れじゃなくて、映画館で見たかったな。

兎たちの暴走(2020年製作の映画)

3.3

道がしなってて、雨が溜まってて、車が通ると水が跳ねる。アジアの映画の水の描写ってたまらない。

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.3

父のピアノが、優しく頭を撫でるような曲で。実父、結構散々な描かれ方だったけど、そこで私は一気に心開かされてしまったな。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.8

学生の時は憧れの目で映像を見てた。20年経ったら、会話にぐっときた。また見たい。

小説家の映画(2022年製作の映画)

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無作為に撮られたようなシーンが続くけど、配置は全て意図的にされていて(だと信じてるけどどうかな?)、気持ち悪い。人や物が何も見えなくなっておらず、会話はいつもの行ったり来たり。気持ち悪いんだけど、定期>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.3

その人の選ぶ物も含めて好きって、よくわかる。なので、人生うんたらって本読まれたら冷めちゃう気持ちもわかる。自分の方が先歩いてるつもりが、追い越されたってはっとした時に、妙に焦る気持ちも、わかるわ〜って>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

あるシーンで頭を抱えてしまった。ほんとに抱えた。誰かに説明するとしたら、自分で見てみてとしか言えない...

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

目を澄ませて、なんだけど、こちらがそうしなくちゃと思わされた。

そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

昔、海外への飛行機の中で見たんだったような。その時もいっぱい泣いたけど、今回は嗚咽。ずっと一緒に暮らしてきた子が交換されるなんてことがあったら、気が狂って、私は焼けかすのようになってしまうな。
父福山
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.2

デリカシーがなくてなんだか。でも、姉妹の違いが腑に落ちてからは受け入れられた。役者さんが豪華だなぁ...と思ってたら、そこに豊悦まで!

男と女(2016年製作の映画)

3.0

子育ての不安(子からの愛情の伝わって来にくさよ...)、夫とのかみあわなさ。フィンランドが舞台ってことで見たけど、自分の母の部分に染み入るものがあった。

少年の君(2019年製作の映画)

3.8

心の通う瞬間が切なくて切なくて。男が男の子の顔になる時とか、たまらない。でもこのまま平穏には続かないって空気がずっと漂っててつらくて、何度か休みながらみた。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.4

覗き見るようなアングル、じっとりとしてて、怖い映画見てるみたい。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

人の中にある自分、を意識する場面が赤く点在してて、どれもドラマティック。
描きながら見られてることを意識するシーンにもはっとした。撮る側は見ながら見られてるんだよなって思う時期があったから。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

4.3

霧の中、自分がどこにいるかわからなくなる感覚から始まって、暴動の予感のシーンですごいものを見てる感じがしてきて、電光版が落とされたとき血が沸いた。
ずっと待っててよかった。こういう作品にまた出会いたい
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