すけきよさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ストーカー(2002年製作の映画)

3.2

中年男の孤独と侘しさが招いた、写真ストーカー事件の顛末を描く。孤独な店員がある家族に魅せられ、禁断の写真のストックをはじめる。やがてそれでは満足出来なくなり。一人暮らしのジジイはさみしいわ。そら。あん>>続きを読む

ビッグホワイト(2005年製作の映画)

2.5

出演者全員馬鹿である。100万ドルと死体を追っかけまくります。きつ〜いコメディーではなく軽めだから、ゆるゆると楽しめます。人によってはだる〜く感じるかも。鋭角なショットやカットが全くない作品だから。本>>続きを読む

余命90分の男(2014年製作の映画)

2.5

余命90分。基本は家族愛。妻そして息子。ユーモラスに描く。だが、たわいもない話。90分で解決するならカウンセラーはいらない?ロビンのひとり空回りの演技を堪能。

グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.0

ワンダフルワールドなんか歌っている国がベトナムで非道な行為を平然とやっている。そんなシーンが全てを物語る一作。肝心のアメリカン下ネタジョークはネイティブでないとわからないレベルだから、そこはロビンの迫>>続きを読む

ジャック(1996年製作の映画)

3.5

ブラックジャックにも過成長の話がありましたね。この作品では、小学生の世界に飛び込んだ見た目40歳の少年のお話。当初若干のイジメがあったものの、ほぼ、少年達との交流と冒険を前向きに微笑ましく描いています>>続きを読む

フラバー(1997年製作の映画)

3.0

1990年代のイイ香りはするなぁ。ギャグもアメリカン特有のお下劣下ネタもほぼないし、微笑ましく楽しませてもらいました。黄色の円盤キャラは素晴らしい発想。特に感情を既存映像で見せるところ。この頃のディズ>>続きを読む

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

2.9

Androidの人間化。人との恋愛、結婚をしたいがために、ひたすらアップグレードをしていくアンドリュー。その姿は尊くて切ない!と言いたいところだが、年を繰り越して、アップグレードしまくる姿に、生まれた>>続きを読む

聖なる嘘つき/その名はジェイコブ(1999年製作の映画)

3.3

2階の隠し部屋。ラジオを上手に口マネするくたびれた男。蓄音機のJAZZ。ダンスする少女。後の予想される悲劇があるからこそ、このシーンは崇高で神々しい。ホロコーストものだから、大団円などありえないはずな>>続きを読む

トイズ(1992年製作の映画)

2.0

おもちゃ会社のおもちゃが敵味方に分かれて戦争をするお子ちゃまな話。お子ちゃまむけだから、人も死なないし、ギャグも沢山。何度も言うが、ワタシはアメリカンなお下劣ギャグとか大嫌いだ。ベタ過ぎて笑えない。イ>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.5

ワタシは不眠症である。だから、眠ってない翌日の辛さはよくわかっているつもりだ。ましてや連夜となると、血の気は引き、体力や思考力が大幅に低下して、生活もままならない。この作品は、白夜のせいで、眠れないア>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.0

謎を解くというよりも、密かにつぶやく言葉に重みのある作品。犬神家の一族が日本の映画を暗くした元凶とはまったく思わなくて、むしろこの作品はリスペクトしているものと解釈した。よって、犬神家ファンであるワタ>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

穢多非人、朝鮮人。幸福でも不幸な時も差別され虐待される。この作品は、いや、事実は、不幸時に起こった悲劇、いや、惨劇を描いている。この作品で一貫しているのは、事実行為を他の誰か、他の組織のセイにしている>>続きを読む

デス・トゥ・スムーチー(2002年製作の映画)

2.9

ロビンの小物悪役ぶりはなかなかうまかったし、ノートンのジャリタレぶりもなかなかのもので、好感度を上げている。しかし、サイ!こんなダサいぬいぐるみに子供たちが歓喜するのかな?と思い始めると全てが陳腐に見>>続きを読む

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.5

ああ、雲のようなふわふわした殺陣のブルースリー。本当に蛇拳の要素のない美しい拳法だ!それを見る事が出来る私はなんと幸福な事か!日本人が完全なる悪役で、少し居心地が悪く、ストーリーも稚拙ながら、そんな一>>続きを読む

ももへの手紙(2012年製作の映画)

3.1

淡路島にいた頃、灯台の上から海に飛び込むのを競った事がある。勇気がいったし、あの浮遊感はたまらなく不快であった。そんな複雑な気持ちを思い起こしてくれる懐かしい童話。童話ですよこれは!田舎モンのね。山に>>続きを読む

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

3.4

ブルースリーの拳法は本当に美しい。白鳥が羽を広げたような雄大な大きさと、獲物を見つけた時の鷹のような俊敏な動きが白眉だ。相手はちょっと弱いものの、そんなブルースリーを十分に楽しめる作品だ。ストーリーの>>続きを読む

柔らかい殻(1990年製作の映画)

3.0

美人がひとりも出ない、むしろ醜悪な女性、醜悪な男性達に彩られた、きもちわるい少年の罪、悪、性、同性愛、親族愛を描いたカルト作品。救いは美しい空と夕日と麦畑。周りが美しいが故に、役者とストーリーの気持ち>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.5

過去を消した男が巻き込まれるクライムサスペンス。静かで辛口な味わいと地味さが持ち味の作品。子は父の背中を見て育つというが、ここでは気質の遺伝が父の本性につながっている妙が素晴らしい。戦闘はいたってシン>>続きを読む

ガール6(1996年製作の映画)

3.0

電話でセックスするなんてなんて人間は変態エロチックなんだ!実際にであってする方がコスパもいいんじゃない?みたいな人間は見ない方がいいのだ。そこに、良いしれぬインビな目眩く性の喜びが隠れているんだ。それ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

引きこもりなんて、ゲームと漫画の存在が作りだした病気の被害者にすぎない。そんなものがなければ、つまり家の中が楽しくなければ、否が応でも心は外に向かわざるを得ないのだ。本当の引きこもりは世俗から隠遁した>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

2.4

定期的に見たくなったり絶対しない2作目😆相変わらずくだらない設定にダメな方のアメリカン万歳的な悪意を感じる。さすがベトナム戦争を起こした国だけあって品格がないなぁ😆まあ言いすぎたかしら。

連作の真ん
>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.5

あれ?採点してなかった?

あれ?

最高の娯楽作品だよーん。

さすが大国日本!いや中国!いや合作!

長澤まさみのあれがあれやった。
大沢たかおのカマッぷりがかっこいいわ

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.5

大規模な中国の歴史物を最小限の印象的な役者を配置し演技させる事で、スケールを矮小化する事なくまとめ上げた素晴らしい娯楽作品。戦闘シーンもしっかりとした規模感をそなえながら、分りやすく、スピード感もあり>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.5

現代版小津安二郎。
淡々と四姉妹とその仲間のやり取りを起伏なく、僅かな出来事や台詞を駆使して作り上げた日向ぼっこ的作品。春の日に縁側でうたた寝してしまうような、柔らかな陽光。まさにそんな瞬間に私たちを
>>続きを読む

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

1.3

地味で面白く無い
設定があほで面白く無い
俳優がイマイチで面白く無い
いかにもアメリカンで面白く無い

つまりは全然面白くない。

アメリカンの悪ふざけが過ぎるエセヒーロー作品だ、

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

3.0

実話。性同一性障害。男装の女性の逃亡と愛と死を描く。今となってはポピュラーな障害だが、当時は闇に紛れた薄汚いものとして忌み嫌われていた。そのせいもあってか、映像も薄汚く重く汚れていて少しも楽しくはない>>続きを読む

ジャングル・フィーバー(1991年製作の映画)

3.0

単に肌の色だけの違いではない。善悪を含め、文化、生活様式そのものが異なる事も多いのが人種の壁だ。その違いを越えて、魂から交流し、愛を深める事は困難で当たり前なんだ。問題はその当たり前を超えようとする人>>続きを読む

クロッカーズ(1995年製作の映画)

2.5

麻薬、殺人、強盗、様々な犯罪の街ブルックリン。そんな悲しい街の黒人青少年を主人公に物語りは淡々と地味に進む。経験者の監督ならではのクールかつユニークなタッチだが、未経験者のワタシには理解出来なかった。>>続きを読む

セントアンナの奇跡(2008年製作の映画)

3.5

長尺戦争映画である。二次大戦下における黒人部隊への差別と悲劇をイタリアを舞台に描いた作品。ナチスの良い人をはじめとし、人種の一方的、画一的描き方をせず、多様な描き方に差別に対する監督の考えが理解できる>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.0

事故、事故車、人身事故、傷跡、身障者、興奮、セックス、反復、セックス、連鎖、セックス、入れ墨、ホモ、キモい、逃亡、破滅、レズビアン、破壊チェイス、至高の愛❤️

流れは単純だけど、どごがやねん!いかん
>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.5

暴走列車はこわい。こわいは薬品、薬品は臭い、臭いは部長、部長は偉い、偉いはヘリコ、ヘリコは回る、回るはめだま、目玉は黒い、黒いは石油、石油は危ない、危ないは連結、連結はムズイ、ムズイは停止、停止は離婚>>続きを読む

サラの鍵(2010年製作の映画)

3.5

鍵は大切にしていた。その事を救うために。その事を忘れないために。ホロコーストが産んだ悲劇は連鎖する。それに立ち向かったココロは時を超えてワタシに宿る。ワタシを突き動かした出来事は些細なことで。でもそれ>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

夏の終わりに。ワシも彼女が出っ歯やった。好きになるとそんなもん関係なくなる。むしろ、可愛いポイントになるわ。だから、この作品もわかるわ。しかも懐かしいプリントレコードの話とかオヤジ殺しやん。スピーカー>>続きを読む

アメリカン・ドクターX(2012年製作の映画)

3.5

客寄せパンダな題名であるが、なかなかスプラッタなサスペンス仕立てで、意外にも面白かった。テクニシャンな女医になる寸前のセクシードクターがアンダーグラウンド、シュールな整形を担うお話。b級の臭いなど全く>>続きを読む

サイの季節(2012年製作の映画)

3.5

モニカを見たくて。やはり美しい。もっと美しかったのが映像かな。色彩を抑えたストップモーション的なやつ。肝心のストーリーはデフォルメされ過ぎていてわかりにくい。サイをはじめ、亀、馬など割とおとなしい動物>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

2.0

ワタシは時を行ったり来たりする手法が大嫌いだ。何故なら、イタズラに話をややこしくするだけだからだ。作成する方はなんだかタカを括っている風で偉そうに見えるからやりたがるのだろうが、ワタシには馬鹿にしか見>>続きを読む