何とも荒唐無稽なイントロながら、ミシェル・ゴンドリー監督らしい温かいおバカ加減が今回もたまらない。
『ゴーストバスターズ』に始まり、『ロボコップ』に『2001年宇宙の旅』に『ボーイズ'ン・ザ・フッド>>続きを読む
『ハイ・フィディリティ』でジャック・ブラックを初めて見た時、オモロい奴が出て来たなぁと思ったら、次は何と"テネイシャスD"ってバンドもやっていて、Billboardにランクインする程にマジでロックして>>続きを読む
キャッチコピーは、"地獄に堕ちるときは、お前も一緒..."・・・富士山麓をメインに撮影されてるが、その荒涼な景色は正に地獄的だし、狂気な愛とエロスが渦巻く展開はおどろおどろしくもあり、あの『雨月物語』>>続きを読む
当初の監督が途中降板し、 松田優作自身がメガホンを取らざるを得なくなった、いわく付きの初監督作品・・・主人公の記憶喪失の"風(ふう)"の如く、掴みどころの無い余韻にニヤリ。
いや、ぶっちゃけ、全くピ>>続きを読む
松田優作の最狂の作品を、ついにスクリーンで観ることができて・・・帰路は白昼夢の様な余韻に浸ってしまう。
奥歯を4本抜き、10㎏の減量をして臨んだ渾身の伝説的な本作・・・原作とは対照的な、賛否の主人公>>続きを読む
久しぶりに再鑑賞したが、作品自体の色褪せは止むを得ずだが・・・ハードボイルドな松田優作は色褪せてないなぁと、ニヤリ。
しかし、改めて見るとかなり強引で粗削りな展開に、考え始めるといろいろ疑問符が多く>>続きを読む
役所広司と樹木希林が母と子の熱演をする…後は仰々しい演出で名優二人が霞まなければいい等と見始めたが、そんな一抹の不安はすぐにかき消されましたね。
旅館で浴衣を着て、映画を見た様な気分で…とても郷愁的>>続きを読む
いわゆるオカンと呼ぶに相応しい元気な母親が、金髪の若い年下野郎と電撃結婚を宣言し、娘が難色を示してドタバタする序盤には、思わずニヤリ・・・も、中盤からはその母娘が抱える哀しい秘密で、見る側を揺さぶる展>>続きを読む
描かれるのは、いい感じに喜怒哀楽を織り込みつつ、五者五様に各々の試練に立ち向かう様で・・・特に捻りもなく、散漫な感じや甘過ぎる描写もあるが、最後は"ええ話や"的な余韻に持って行くあたりは巧い。
一応>>続きを読む
『電光空手打ち』の続編であり後編は、舞台を東京に移し、またしても葛藤のドラマを見せる。
そして、敵襲シーンも増え、"流星の型"も何度か披露はするものの、パターンは同じだったりするが。
さらには、ルン>>続きを読む
ずっと気になっていた高倉健のデビュー作をついに鑑賞・・・って、まさか空手アクションからレジェンドが始まったとは。
沖縄を舞台に、"空手に先手なし"の空手道の掟への葛藤に揺れまくる、血気盛んな若者を高>>続きを読む
極真空手の祖である大山倍達の伝記的アクションを、何と韓国で製作・・・も、冒頭にわざわざフィクションの説明が入り、納得の仕上りだった。
そう、それは伝説部分に重きを置いているからで、ドラマティック過ぎる>>続きを読む
正しいタイトルは『宗道臣物語』かと・・・そう、ここで語られる少林寺拳法は、中国武術の少林拳をベースに日本流にアレンジされた精神鍛練を重視した護身術で、その創始者の宗道臣にスポットを当てたドラマ。
よ>>続きを読む
続編も全米の興行成績は大ヒットの1億$を超え、おいおいと思いつつ、見始める。
メル・ギブソンとジョン・リスゴーの不思議な組合せを参戦させ、再びパパの四乗とファミリーのドタバタのバトルが勃発・・・って>>続きを読む
米国で約1.5億$を稼いだ大ヒットなコメディながら、こちらでは劇場公開見送りになったが、なるほどな余韻ではある。
いや、オチもきちんとあり、ソツがなくドタバタと新旧パパ対決を展開させてはあるが、おバ>>続きを読む
副題を見るとかお馬鹿キャラが売りのウィル・フェレル主演の“俺たち”シリーズっぽいが、そこに期待するべからず…別にハイパーに踊りませんから(笑)
いきなり某サミュエルと某ドウェインが“リーサル・ウェポ>>続きを読む
アラフォーでニートなすねかじりのおバカな息子って設定・・・言うまでもなく、持ち味のくだらなさは全開で、ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー演じる二大珍獣がおバカ丸出しのバトルを見せる。
じゃあ、何>>続きを読む
おバカな“俺たち”シリーズの冠を付けた本作、本国アメリカではこれだけの面々を揃えつつも、コケた部類に入る作品で・・・マジックなるおいしいネタながらも、おバカ度を抑えた展開には物足りなさを感じるかも。>>続きを読む
歴史と新しさが混在する街パリ…ファッショナブルながら、パン屋や市場等の生活感も随所に見せ、また移民も多くetc. etc. を見事に織り込んでいるのは圧巻。
そこに様々な絆や愛を練り込む…特に恋愛に>>続きを読む
パリを舞台にした6人の監督によるオムニバス短編集・・・ヌーヴェルバーグ度が高く、かなりシニカル(笑)
舞台の6つの街並みは・・・①サンドニ街、②北駅、③サン・ジェルマン=デュ=プレ、④エトワール広場>>続きを読む
my2015映画館#51》もう一度行きたい華やかなパリ…そんな都が壊滅を免れた実話秘話ゆえに、興味津々でスクリーン鑑賞。
いやぁ、殆んど会話劇での約90分弱で、ド派手は戦闘シーンやあの強烈なヒトラーが>>続きを読む
前半は静かに進行し、正直、退屈にもなった…が、やがて“セレブ的仏国 vs 合理的米国”の図式が見えて来ての、終盤の一波乱にはお口あんぐり(笑)
欲を言えば、全体的にもっとメリハリをとも思ったが…パリが>>続きを読む
パリを小馬鹿にしつつも、縦横無尽にテロリストを追いまくる凸凹なバディ・ムービー+おまけに愛の物語…ぶっちゃけツッコミ所満載で破綻気味(笑)
原案リュック・ベンソンとピエール・モレル監督による『96時>>続きを読む
韓国発のタイムスリップなラブロマンス物で、この手の作品は現在に影響するがゆえに過去を変えてはいけない葛藤が見所で、本作ももちろんそうだが・・・なるほど、巧く過去を変えてしまうってのも有りだなぁと納得。>>続きを読む
死刑囚の男と自殺願望の女のドラマは、ラストはほぼ完璧な仕上がりだったが、思った程にはグッと来なかった…それは二人の距離感が唐突に縮まったり、少し簡単に許し許されたりする違和感があったため。
キャストの>>続きを読む
美しき癒しの映像と台詞による心の揺れの繊細な描写・・・お墓やキムチや消火器なんかの会話が印象に残り、さすがはホ・ジノ監督と思わせる。
ただし、男性目線からすれば難しいかなぁ・・・バツイチ女性に惚れると>>続きを読む
my映画館2018#32> タイトルが気になってたので、意を決して鑑賞・・・って、無料券で見たので、まぁ、納得。
で、確かに良くも悪くもSMAPではできない作品ではありまして(笑)
一応はクソ繋りの>>続きを読む
my2015映画館#61》ネバー・ギブアップ、ネバー・サレンダーのブレない二時間に特別はなく…今回の目玉は、あの松たか子の復帰のみって感じだが、しっかりシーズン1を懐かしみつつ鑑賞。
ぶっちゃけると>>続きを読む
劇場版も王道の展開だったが、まさかのイ・ビョンホンにはニンマリ。
にしても、田中要次演じる、“あるよ。”のマスターは、スクリーンでもブレることはなく、ニヤリだったが・・・いつか、あのバーでの事件をや>>続きを読む
和歌山出会い系強盗殺傷事件の映画化ということで、興味深く見たが・・・ほぼ短絡的で自己チューに病んでる連中の描写ばかりゆえ、覚悟して御覧下さい。
プライドが中途半端に高く、欲望を抑えず、欲しい物は何と>>続きを読む
あのスコセッシ監督が興味を持った作品と言うことで見てみたが・・・チープなピンク映画です。
何がスゴいのかって、某大統領を登場させちまうエキセントリックな世界観・・・世界大戦勃発レベルには恐れ入った。>>続きを読む
"本能と性(サガ)に翻弄される男と女の姿"・・・キャッチ・コピーで昇華って言葉も使っているが、さりげない会話がポイントになっていて、それを踏まえて二人の愛が昇華される終盤のシーンは、ある意味エクスタシ>>続きを読む
先日見た『罪の手ざわり』からの一編みたいな作品で、中国の現状が垣間見れるサスペンス・ミステリーで、こんな大人の洋画を見た記憶がありそうで、カンヌ映画祭で賞賛された中国作品の底力に納得。
バラバラ殺人>>続きを読む
my映画館2018#31> 定年を5年も前にして解雇宣告を受けた元警官の保険会社員、失意の帰路の列車内で、事件は起きるのだが・・・原題"The Commuter"で乗客を意味し、家族の命と引き換えに、>>続きを読む
my映画館2011#5>トニー・スコット監督は、前作の地下鉄モノに続き、今度は広大な大地のレールで無人列車を暴走させるのだが・・・VFXに時間軸操作の昨今の流れに逆走するかの様に、無駄を削ぎ落としたソ>>続きを読む
35年前の『サブウェイ・パニック』のリメイクながら、オリジナルに敬意を払いつつ、大きく脱線はせずに、焦点や雰囲気を大胆に変える展開で攻める。
当然にデジタルな味付けをし、サクサクと背景説明会 を放り>>続きを読む