たぽんさんの映画レビュー・感想・評価

たぽん

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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.7

本当にただただ普通の中学2年の3学期。
だからこそすごく忘れてたあの頃を思い出させてくれるし、子供と大人のあいだにいる不安定さと強さをしみじみ感じて、自分も気づいたら成人してたんだなと思ったです。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

ベラと一緒に、世界との出会い直しができる映画。
映画的な映画だなあという印象。
色づかいがすごくメリハリあってよかった。特に雲が不気味なくらい綺麗。
見ててマズローの5段階欲求を見届けているような気持
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

徹底的だった。
ルーティンがあるからこそ、ちょっとした変化とか、機微とかを楽しめる。
日常がなければ、非日常もないよなあとしみじみ。
カセットの音楽と渋い文庫本と布団の畳み方と役所広司の表情筋が良かっ
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.0

アメリのとことん遠回りなやり方で幸せを撒き散らす感じがとってもよかった
フランス映画って感じの色使いやコマ割りやアコーディオンなBGMもいいし、なんかよくわかんないウンチクとかたまに人生は失敗する権利
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.7

観終わって、イナズマってそうか、突然現れるもんな、、と合点がいった。
ユーモアもありつつシリアスで、コロナ禍のマスクをモチーフに仮面や社会的なマスクなるものの取り扱い方、外し方を語ろうとしているように
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.9

絵は綺麗。だけど全体的にやな感じのチープ感。。
坂元裕二さん作品としてはカウントしたくないなやっぱりドラマがみたいな。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

キモチワルくてオモシロくてどっときた。

どんどんエスカレートしてって、観てて自分も現実と幻想が錯乱してきて、ぐちゃぐちゃになる。
25年前の作品で、もちろんアナログ感はあるけれどそれもまた観てて楽し
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

ウェス!な画だなあ宇宙人かわいいなあ分かんないなあ、途中ちょっと眠いなあ、、目覚める!ってな感じでした。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

やっとこさ鑑賞。
映像も音楽もお酒もみんなお洒落。洋画見てるーって感じ。

冒頭から惹き込まれる。
タイトルの出し方もよい。
なんでもない会話劇だけどなんかテンポよくてみちゃうし、映像のコマ割りも全く
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.6

校長先生がユーモア溢れてて心身ともに強くて魅力的だし、子どもととにかく対話する、まさにタイトル通りyoung Platoという感じ。

アイルランドの紛争が大きいテーマにあるので、そこらの理解があった
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.4

美術館で流れてそうな映像作品、って感じで、
余白が多くなんか変に色々考えてしまう。

でも、説明が意図してだろうけどとにかく少なくて、うーん初見で理解しきれなかったな。

怪物(2023年製作の映画)

3.9

どっしり、ずっしり。
どっときます。

みんな持ってる「怪物的何か」をえぐってくる。

客観的にみよう、とか、相手の気持ちになってみよう、なんてよく言うけど、実際どうしたって自分目線なんだろな。
自分
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

怪物鑑賞前に是枝監督作品を。

対照的な2つの家族を通して、「親とは?」「子とは?」考えざるを得なかった。
個人的には、リリーの「父親かて、取り換えのきかん仕事やろ!」がよかった。

血のつながりって
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

飛行機内で鑑賞。
この手のもの特有の空気感を纏ってて、いい意味でも悪い意味でも既視感はあったかも。
三浦さんもあっちゃんもよかったし、お父さん素敵だったな。
多様性というと、マイノリティ目線で語られる
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

ナイキの一発逆転物語。
仕事がんばろ映画ですな。。

スピーチも戦略も良かったけど、お母さんのいかにも難癖ある感じと言葉がよかった。

あとは音楽。

もうひと押しあってもよかったかなあ。

Winny(2023年製作の映画)

4.0

膿は全部出し切る、、そんな正義と、ブラックボックス化しようと目論む権力との闘い。
昨年のドラマ、エルピスとかが好きな人は好きなタイプの映画かと。

いま、IT関連の仕事をしていることもあってその背景、
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

原作読んでから鑑賞。
漫画で見てきたキャラが動き出すってだけで感動。音楽や無音の演出も迫力すごかった。
ちょっと前評判良すぎたかなあ、、、という気持ちもありつつ、いい試合観戦でした。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

原作ファンなのでかなりフィルターかかっていたにせよ、いざ音が、色が、声が、映像が加わると迫力は何重にもマシマシで、中盤くらいからは終始涙を堪えながら見てた。
映画館で1番泣いている時間が長かった気がし
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

岸井ゆきのすごい。
静かな、だけど鼓動が聞こえてくるような、そんな映画でした。
静かなだけに、電車とか、川とか、生活音がやたらよく聞こえ、日常を切り取ったコマが印象的。

ストーリーはやや、物足りなさ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.6

宮崎監督のロマンや想い、葛藤を感じられる。
美学。

古き良き街並みとタバコが印象的だった。

人は愚かで賢い。

RRR(2022年製作の映画)

4.0

きっとうまくいく以来のボリウッドど素人だけど、映画体験ってこーゆーことか!っていう。

終わった時の観た人たちの凄いもん見た!っていう感じが凄かった。

トップガンより推したい。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

どの映画館も猛プッシュの新海誠最新作。
震災、そして地震大国日本に住む自分たちを壮大なスケールとモチーフで描いた大作でした。

相変わらず絵が綺麗だし、全国ツアーできるし、ドライブシーンとかすごく良い
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

車に乗り、音に乗る映画。

王道な感じはあるけど、カーチェイスのとことかカメラワークと音楽、映像が一体化しててめちゃくちゃ気持ちいい。

ミニ伏線が綺麗に回収されていくのも鮮やか。

サントラでドライ
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

かもめ食堂の萩上監督作品。
相変わらず、相変わらず、ご飯が美味しそう。
炊飯器の炊き立ての香り、味噌汁、すき焼きのお肉、、この人の作品は、普段食べてるごはんって実はこんな美味しいのよ、って押し付けがま
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.6

追いトップガンの流れがすごいので、IMAXでやっとこさ鑑賞。

迫力すごい。トムクルーズ圧巻。
ストーリーは王道な感じなので、あの雰囲気やスリルを楽しむ、ジェットコースター的な感じ。
ちょっと期待値あ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

マーベリック話題になりすぎているので、遅ればせすぎながらみた。
スカイアクション映画あんまりみないけど、自分が生まれる前に撮られた映画とはとても思えない。。クオリティすごいし、トムクルーズがまあ男から
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

75歳になって、死を選択できるようになったら。ないけど、現実味もあって。
全体的にスロースピードで、登場人物と一緒に生死を彷徨う感覚を追体験できた。

じいちゃんばあちゃんや、親のことも考えずにはいら
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

全対的に既視感は否めないが、
雰囲気とか、役者さんの演技はとてもよかった。

同じ日が何度も繰り返されるが、その差分を楽しんでいくのがだんだん見ていて楽しくなってくる。

國村さんの愛は逃げ道、みたい
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

はたらくひとの、特にクリエイター業界にいる人の仕事のモチベーションが見た瞬間はめちゃくちゃあがるような内容。
グッとくるシーンが何度もあった。

この映画の予告編もだが、所々チープな感じもわざとなのか
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.8

職人のなせる技。
ひとつに命を賭ける男の生き様。
ドキュメンタリーでこそ映えますね。

鮨が無性に食べたくなって、近所のスーパーで鮨晩酌をしてしまいました。夜ご飯に鮨を食べる日は、ぜひ事前に鑑賞おすす
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

綺麗な、オシャレな、落ち着いた、じんわり系の映画。
子供との哲学談義。ジェシーの身勝手にもみえる振る舞いをみていて、ジョニーよろしく困惑させられ、笑わせられ、救われるような気持ちもした。
子供だからっ
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.6

ワクワク感は健在。
途中、結構グロめな表現多くて、子供だったらトラウマになりそう、、と思ってしまったが。

悪役と良い役がはっきりし過ぎてるなぁという感じ。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

大学生の恋愛を思い出して浸るような。
そんな方には面白く見られるのかもしれません。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

終始引き込まれる、世界の片隅の3人家族の物語。
ダウン症のマルコが、2人の前では本当にいい顔してた。
それに引き換え、現実の不条理なこと。。
凝った展開があるわけではないし、ハッピーな感じでは全然ない
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

不朽の名作ファンタジー、いまさら今さら鑑賞。

魔法の世界が魅力的すぎる。。
もう20年も前に作られた作品とは思えない完成度でした。。

#never better

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