原作を読んでからの視聴となった。原作に漂う、暗鬱であるがどこか爽やかさがあり、曇り空に光が射すというよりは優しい風が撫で過ぎる、そして時折ささやかな火花散る雰囲気が、上手く表現されていたと思う。
特に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
演出がなかなか凝っており、また細部に仕掛けがたくさんあり、種明かしがエンドロールでされるため、再度見たくなる。
ただ、物語の筋というか、比重と尺の長さがあまりバランスがとれていないため、残念である。>>続きを読む
全体的に素晴らしい映画。
身体の入れ替わる話は使い古されてる題材で、どうかなと思っていたが、時間・神性・恋愛などを絡めており、糸・結び・糸守町といった設定と相まって、独特の世界観がある映画でした。また>>続きを読む
映画音楽と本編の調和が素敵。
また、日常に物語を紡ぎ出す、こんな人に出会ってみたい。
モヤモヤとするピーターパン・シンドローム。
ちぐはぐですれ違いや誤解ばかりの人間関係だけど、なぜか共に生活する人々。それに耐えられない真面目な人。どこかで歯車が狂っていく。
現代社会の曖昧な人間関係に>>続きを読む
黒澤清監督の世界観が溢れている。
訳の分からない映画世界に投げ込まれて、終わってもスッキリせず、現実に映画の世界が滲んでくる。