たばちゃさんの映画レビュー・感想・評価

たばちゃ

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

とりあえず映画のクライマックスで歌唱が出てこないでホッとしている。
さすがにRADWIMPSに頼りすぎはどうなのよ?て話になったのだろう。
前作は「愛のためなら世界がどうなってもいい」だったけど、今回
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ターミナル(2004年製作の映画)

2.8

かなりシビアな状況でも生き生きと空港で生活する主人公。
主要言語をうまく話すことができない主人公の映画が成り立つところがまずすごい。
でも、ちょっとこの映画の路線が良く分からないというか。
あと、悪役
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.2

最後の画角をクイッと上げるところ、粋だねー!笑笑
理屈ではわかっていても、どうしても止められない衝動。
正しいか正しくないかだけで人間は生きていけない。
いじめっ子をかっこよく撮って怒られたり、逆にか
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ある男(2022年製作の映画)

4.1

孤独
かなり孤独

悲しいとさみしいは、違うね。
そこすごく大事なとこだと思う。

名前っていう名詞をぶら下げて私達は生きてるけど、決してその名詞だけでその人を表すわけではない。
存在こそがその人。
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

-

2人のアー写の下にロックバンドくるりと書かれているとふと思う。
くるりはバンドっていうのかな。
この映画を見るとはっきりと言える。
くるりはバンド。
レビューの星は付けられない。
とても客観的には見ら
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.8

ウディ・アレンらしい皮肉たっぷりのセリフの効いたロマンチックラブコメディ。
テンポが良くサクっと観られて、クスっと笑えて、心がフワッと軽くなる。
難しいこと考えないで、映画の時間に安心して身を委ねられ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

息つく暇もないほどドキドキさせられっぱなしの映画体験。
最初のタイトルバックでこれが続きものだと知る。
文字通りトムが命かけてやってる映画。
最後まで映画館で体感したい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

非常に星の付けづらい作品
今生きている日本人の多分6、7割くらいの人は、きっと一度は宮崎駿のアニメを見たことがあると思う。その影響の強弱は個人個人ちがうと思うが、私の中では今を生きてる人の大体がこの人
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.2

そろそろ上映も終わるので慌てて鑑賞。
正直ドラマの方が好きだったかなぁ〜。
若い頃のシーンがね、やっぱりハマらないっていうか。このチームならもっと雰囲気出せる気がする。
でも、音に関しては映画館で観て
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.2

内容については後に書くとして、この映画、とにかく画力が強い。音楽も強い。
故に映画テイストで言えば、かなり濃いめだったと思う。
先生と呼ばれる人のラストカットなんて、本当にゾクッときた。
なぜここまで
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

みんな元々はまっとうなんだと思うの。
それなのに、なぜいろんな事が歪んでいくんだろう。

是枝監督が子どもを撮るという事で、「奇跡」のような無邪気さがあるのかな、と思ったけど、違ったな。
まあ、ある意
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.2

「すっばらし〜♪アンダ・ザ・シ〜♪」
日本語訳になっている歌の中で一番好きかも。
やはりこの映画は音楽が素晴らしいので、アリエルが声を失ってからちょっとつまんなくなるんだけど、「キッスして♪」のところ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

いつだって子どもは大人の都合に振り回される。
トイレでの抵抗はあっぱれであった。
最後二人で叫ぶところがとてもいい。
星の子供という本の一説もよかった。
そう、大人なんてぺらっぺらのぺらっぺらよ。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに救いようのない映画を観た。
鳥のように自由になりたいと、あんなに願っていたはずなのに、これから先どうやって彼女は生きていくんだろうか。生きていけるのだろうか。
冒頭の方は、頭のおかしな女なの
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

2.9

戦争は1945年で終わったと思っていたけど、違ったんだな、と知りました。
あれだけの劣悪な環境の中で、どうして希望を捨てないで、人間的な部分を失わないでいられたんだろう。
家族が待っているから?妻を愛
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

2.3

ひっさびさにオール歌ってるミュージカルをみた。やはりちょっと今見るとついていけない感あるね。
それにしてもオシャレ。
壁紙ばっかり見てしまった。

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.4

画面から青春汁がバシャバシャ溢れてきそうだった。
まずね、北九州から東京ってあらすじに書いてある時点でリアリティがないのは、しょうがないんです。
でも、この4人の群像劇にリアリティなんていらないのです
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

「私のブッ壊れてるマリコ」
何か終わったあと、良いタイトルだなぁ、と思った。
大切な人を救えなかった。
どうしてこんなに大切なのに、そばにいたはずなのに、孤独にさせちゃったんだろう。どうして向こうは一
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

2.3

まあやっぱり一度はゴダール観ておこうかな、知らんけど。というスタンスで鑑賞。
第一印象はタバコをすんごい吸うなーってこと。
寝ながらも吸ってる。マッチで火をつけて、そのマッチを家でも外でもポイポイ捨て
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

テンポの良さ、オシャレ感、コメディセンス、センチメンタル。
それぞれのバランスがとても良い。
ホテルの話かと思ったけど、ホテルの支配人のお話でした。
雪山の追いかけっこのシーンが一番好きかな。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

家族っていいな、だけじゃない。
最初毒親の話かと思ったけど、全く逆だった。ルビーと母親が話をするシーン、お互い本音を言い合って、いい親子だなと思った。
ルビーの旅立ちを機に、家族も前に進んでいけたらい
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ただ白人と黒人の間には差別がある、という簡単な構図ではなく、白人の間にも差別があって、黒人の間にも差別があって、複雑なんだけど、ひとりひとりとちゃんと関わって人間としての理解を深めていけば、ホント肌の>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

喪失と再生には必要だった3時間。
久しぶりに丁寧な言葉と映像で作られた映画を見た気がします。
新しいことを教わったわけではないけれど、退屈はしませんでした。

劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

3.0

安定の面白さ。
もっと豪華でもいいんだけど、この中途半端なところが、この作品の魅力。

彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

2.5

彼女の人生がうまく行っていないことを、言葉ではなく、もっと映像や演出で見せたほうが、いい短編映画だったと思う。
もっと猫目線でもいい。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.4

アメリカってグレイト。
永遠と大地が広がっていて、色んな生き方をしている人すべてを、その大地が受け入れている。
それよりも巨大な資本主義からはそりゃ逃れることはできないんだけど。
意外と孤独感を感じな
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.7

これは男の夢が詰まった映画。
そして宮崎駿自身。
最後のラブレター。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

夏休みのアニメ映画と思って、子供と観に行くとえらいことになりますね。
サマーウォーズのような映画かな?と友達同士で行っても、微妙でしょうね。
意外と終始重たい感じで話は進んでいきます。
音楽以外は、賛
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

 音楽を聴きながら、街をブラブラしたくなる映画。あのシーンは良いよね。
 街中でレコーディングしている途中、警官が来たら、慌てて片付けるところが好き。
 最後までアーティストとプロデューサーという立場
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.3

初めての韓国映画。
なんというか、本が面白い。
映画としての余白があるかと言われたら、う〜ん、という感じ。
ソファのシーンの夫婦の会話も含め、ラストはかなりグロくなるので、そのインパクトが大きすぎて、
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

2.0

淡々としすぎて寝ちゃったな〜。セリフに頼りすぎ。子供に頼りすぎ。
で、付き合っちゃうんでしょ?
おあとがよろしいようで。

ボクたちの交換日記(2013年製作の映画)

3.3

後半は涙なしではいられないのだが、前半の日記のやり取りのモノローグが長い。
いい画が多いのに、ちょっとセリフに頼りすぎてる気がする。あと、音楽にも。

お互いに作品を作り上げていくような濃密なやり取り
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.5

その人生はとてもストレスのたまるものだろうけど、この映画はとても静かだったと思う。
彼女は博士の一番の理解者だった。
博士もまた彼女の一番の理解者だった。
愛がなくなったわけではない。生きやすい方を選
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