たくさんの映画レビュー・感想・評価

たく

たく

映画(59)
ドラマ(9)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.5

イデオロギーを越えて芸術で人と人が繋がり、心を揺さぶられる映画は良い。
一昔前だが『戦場のピアニスト』、また人種差別と戦いながら己のピアノで人々の心を掴んだ『グリーンマイル』なんかもその類と言える。
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.5

タイトル、『スマホを見過ぎただけなのに』がしっくりくるな。
日本版は見てないので、何とも言えないが、結局スマホを落としたのは常に見てて、眠気が限界でも手に持ってたからであって、ただのスマホ依存。
あと
>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.5

最後に葬儀にやってきたのは、スジではなく、チョン・ウヒちゃんがやっていた子だよね?

ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

岩井俊二監督は原風景を見せるのが巧い。
郷愁というか、ふと立ち戻りたくなったときに大体思い出すのが岩井俊二作品です。

今作は、美咲が自ら命を絶ってしまったという重くなりそうな冒頭から、最終的には様々
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

2.8

ちひろは孤独のプロ。
その孤独感は、心のよりどころをなくしている人たちを救ってしまう。
それは決して余計な一体感や集団意識を強要するわけでもなく、
その人の空虚な心の隙間を自然と埋める感じ。不思議な人
>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

ヒラリーとスティーブンの生きてきた環境や辛さは違えど、この2人がどこか引き寄せ合えたのは、同じものを感じたからなのだろう。

誰にもわからない痛みは誰かが支えになってくれる事で少しでも前に進めるのだ、
>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

色々凄い。
まず想像を絶するほど田舎の貧しい農家だ。

70年前くらいの時代設定かと思ってしまうくらいだが、冒頭の方で携帯を使っている人がいたりするから現代なのだ。

あと、あのレンガづくりの家。
>>続きを読む

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

3.5

韓国らしい政治映画。
金大中を基にした実話で、最後は何とも言えない哀愁があった。

正直、途中難しくて、話に食らいついていくのに必死だった。
最後、イ・ソンギュンとソル・ギョングが語るシーンがあるが、
>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

以前に映画館で観て好印象だったので、久しぶりに鑑賞。
愛の掘り下げ方が凄い。ただ美しいだけではなく、泥臭くも醜くもあるのが良い。

そういや、これ韓国でリメイクされたらしい。
主演の安生がキム・ダミと
>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

シーンごとの構築とその繋があまりにも美しすぎる。

卒業を控えた高校生たちの何気ない会話が、とても等身大で、その映し方も見事。
わざと雑音と会話の音量を同じくしたり、アングルをセリフを言ってる側ではな
>>続きを読む

偽りのないhappy end(2020年製作の映画)

2.5

脚本整理してもう一回作ってほしい。
テーマが、それなりに引き付けるものがあるだけに、ちょっともったいない気がする。
演出もところどころ残念。
まず、偶然も偶然のレベルで出会った女たちが、次の瞬間名前で
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

映像技術こそとても高いものの、これと言って真新しい発見がない作品だった。リメイクだから仕方ないのかもしれないが、一杯ある戦争映画のうちの一つと言う感じかな。
ラスト15分に込めた皮肉は良かった。

>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

5.0

城定監督作品だし、小出恵介主演と聞いて興味があり観たが、良かった。
人情にあふれた作品。ちょっと笑い、ちょっと泣き。これくらいが良い。

月に映画2本は意地でも見る。この言葉が良い。
映画人が映画好き
>>続きを読む

優しい嘘(2014年製作の映画)

2.8

コ・アソン、キム・ヒャンギ、チョン・ウヒと若手女優が揃ってて、さらにユ・アインも出てたから観たが、これと言って引き付けられるものはなかった。

序盤、ユ・アインがコミカルな演技でコメディ要素も盛り込む
>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.2

映像が良く、ムンバイの入り組んだスラムが理解る。
NASがエグゼクティブプロデューサーということで、音楽もかなり迫力があった。

サフィナの破天荒な性格が良い。思わず笑ってしまう。

ムラドは階級で言
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

2.8

映像とかは本当ノーランらしい映画だなあと思うけど、さすがに本作はぶっ飛びすぎてて、わけわからなかった。
理解できる頭がなくて悲しい。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題ミスったのかと思うほど残酷シーンあった。最初『TAXI』とか『SPEED』のような往年のカーアクション映画のようなものを期待していたが、後半になると、もうヤクザ映画。パク・ソダムちゃんも血みどろだ>>続きを読む

野獣の血(2022年製作の映画)

1.8

この映画の人間関係理解できた人、相当頭良いと思う。もう訳分からん。
訳分かったところで、あの結末に満足できる人はさらに凄い。

相関図、全部書き出して見たら少し理解できるかもしれないが、もう一度見る気
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.0

これがインド映画か、と言った感じ。
とにかく人が一杯出てくる。
地方都市なら全員出演してるんじゃないかと言うくらい人だらけ。

CGも盛りだくさんでアクションは度を超えているし、踊るし。

楽しいっち
>>続きを読む

戦場記者(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間弱では物足りない。
リアルな映像はやはり絶句ものだ。
特に最後のアフガニスタンのものは、思わず『うわ。。』と声が出た。事実としてこういう現実を知っていたのだが、やはり映像のリアリティは想像を遥か
>>続きを読む

禁じられた歌声(2014年製作の映画)

2.5

主軸がぶれているように思える。
もっともイスラム過激派への批判を描きたかったのだろうが、
それでも映画としてもう少し脚本をしっかりしてほしかったな。

娘役(トヤ)の女の子、可愛い。

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.7

ナレーションが非常に詩的で、情緒がある。
これは原作が良いのだと思う。
映像は90年代に撮りました、と言われても疑わないようなノスタルジックな感じで好感が持てた。音楽も良い。


ショーン・ペンは小汚
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イ・ビョンホン氏は、イ・ビョンホン氏にしかできない役、ソン・ガンホ氏はソン・ガンホ氏にしかできない役。
この二人が共演とあって、どういう役どころなのか気になったが、さすが名優。やはり彼らがいると映画が
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

2.5

最初の作品の方がわかりやすく面白かった。
今回は最初の人間関係やらキャラクターをインプットするのに大変で、ストーリーも凝ってて、すんなり入ってこなかった。
細かなギャグみたいなのは面白いのだが。

>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

映画と同じくらい競馬が好きなので、この映画は是非とも見たかった。
序盤、出走まで淡々として、出走するレースの格もいまいちなじみがなくて、『あれ、このままポワんとした感じになっちゃうのかな』と思ったが、
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

良い映画だった。
政治的な描き方が結構強いのかなと思ったけど、人間ドラマ。特に奥平大兼くんの役どころがとても良い。等身大でサッちゃんを見ていて、彼の振る舞いが本当良い。

『マイスモールランド』と言う
>>続きを読む

夜明けの詩(2021年製作の映画)

4.0

詩の世界を映画にしたような、美しい雰囲気の映画だった。
言葉が一つ一つ染みるというか。

これと言って、大きな事象はないのだけど、最後チャンソクにフォーカスされた時、なるほどなあと思った。

色んな捉
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

ミステリーの触れ込みだが、いやいや。
もっと人間の内面を抉るような感じ。

窪田正孝の怪演、恐ろしい。
柄本明氏が、もはや妖怪に思えた、笑。

弁護士役の妻夫木聡が、事件を追うごとに自分自身の人間性を
>>続きを読む

ハッピーニューイヤー(2021年製作の映画)

4.2

めっちゃ良かった。これぞ韓流といった感じ。

キャスティング豪華だし、それだけで見る価値あるな、と思って行ったが、色んな人間の物語を見せられた。
イ・ドンウクがあまりにもパーフェクトイケメンで腹立った
>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

田中哲司さんが良い。好きだなこういうおじさん。
俺もこの3年間生きてきたことに『ざま見ろ!』って言いたい。
誰に対してでもないが。
とにかく生き辛さや閉塞感を感じている人には響くかもしれない。
自分も
>>続きを読む

ひかりのまち(1999年製作の映画)

5.0

昔、学生の頃に見て、こういうヨーロッパの都会的な生活に憧れを抱いていた。
マイケル・ナイマンの音楽と人間ドラマが巧くマッチしていて、何度も見た。

人生で上位5本に入る名作。

アテナ(2022年製作の映画)

4.5

何か凄い映画だ。
とにかく凄い。
そして何とも重たい気持ちになった。

フランス社会を描くには格好の題材にNetflixオリジナルらしいスペクタクル映像。

そういう意味ではエンタテインメント作品なの
>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

面白かったけど、名前と相関図が覚えられず苦労した。原作読んでる人の方が楽しめるかも。

しかもところどころ台詞が聴き取れず。

ただアクションシーンは迫力あるし、格好良いし、想像したより凄かった。音も
>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.5

こういう映画って、最後どういうオチを付けるのかなあ、と見ていて"不安"になってきていたが、案の定あんなんか、という感じだった。ちょっと笑ってしまったけどね。

極主夫道から今度は何とも怪しい心理療法士
>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

3.0

一言でいえば、"悪くない映画"だなあという印象。
まあこれだけの俳優さんを使っているので、皆さん演技力で引き込むので、観ていて飽きはしなかった。

ただ、内容はいいが、若干全体の脈にブレがあったような
>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

誰かに好意を抱いたり、大切にしようと思ったりした時、その人の過去の傷までも救ってあげたいと言う気持ちがよく描かれている。

誰かを思う気持ちだけは、癒えない傷や過去よりも強い、という意味での『永遠に若
>>続きを読む

>|