たくさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

5.0

満足の内容。
前作も大好きだったが、今作のほうがギャグ要素増し、アクション増し。おまけにストーリーも巧妙になっており、後半ちょっと付いて行くのが大変に。これは2回目見なければ、と思いながら終わってしま
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

人間の愚か過ぎる心理と愚行が凝縮されている。
ドキュメンタリー監督らしく、決してそれがドラマチックにしてないので、やけにリアルだ。

永山瑛太氏演じる行商人の正当な言葉の後の行いなんて、映画ではあり得
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

セットと宇宙人が可愛いから見れたけど、異常に多いセリフと訳の分からないシーンの繰り返しで、途中からはもう理解するの諦めてしまった。同じ人間としてこういう作品が思いつく事が信じられない。奇才といえば聞こ>>続きを読む

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.0

触れ込みから、ホラーかと思いきや、ヒューマンスリラーみたいな見ごたえのある作品だった。

人間の、人間によるホラーとも言えるか。
最初の、平和な雰囲気からラストシーンまで、ずっと集中出来て、お金払って
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

4.0

何となく見ようと思って行ったが、思いの外良かった。
もっとCG大作ものかと思いきや、若干のB級コメディの雰囲気もあり、楽しく見れた。フリとオチがしっかり構成されてるのも良かった。

ディズニー直径の映
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

3.5

これまで自分が見たホロコースト系映画とは一味違った作品だったな。

割とよくあるのは当時のナチスの卑劣な行いを如実に描いている作品のような、いわゆる「ナチス=悪」の視点で語られる場合が多かった気がする
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.5

スパイ、詐欺系映画らしく、途中謎な点が出てきて、ついていくのに大変になってしまう。これはこの種の映画の功罪だが。
本作は、かなり入り組んだトリックが仕掛けられていて、どこまでが見方で敵かが、作中は線引
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

スピルバーグの、映画の作る巧さみたいなのが堪能できる。

自身の少年時代を綴ったとされる今作。
比較的裕福な家に生まれ育ち、父の仕事で何度か引っ越しを経験したりするが、映画にありがちの波乱万丈の生活か
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ブロウ(2001年製作の映画)

4.0

丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニーを見ていたら、ちょっとこの映画の名前が出てきたので鑑賞。

エスコバルに見込まれた麻薬王の実話と思ってみたが、根は弱い男の話だった。ジョニー・デップが、約20年分のジョ
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星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

3.0

子役の女の子、とても可愛い。
主役のチューイーロン、トレンディエンジェルの斎藤さんみたいだな、と思って画像検索したが、思ったより全然違った。坊主だからか。

映画時代は、わかりやすく笑いあり涙ありのコ
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.5

見終わって虚しさを感じた。
本来なら数ヶ月早く撤退できる場だったのに、それがずれ込んだせいで、タリバンの奇襲に遭ってしまい、多くの命が失われたのだから。

クライマックスの戦闘シーンで崖の上から幾多の
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.0

フレンチ氏の不屈の精神と、軍生活を耐え抜いた強さは素晴らしい。
マイノリティとして差別を受け、さらには暴力を受け、それを自らの意志、そして何より母に認めてもらいたいという気持ちには感銘を受ける。

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別れる決心(2022年製作の映画)

2.5

そこそこ評判が良いような声を聞いていたので期待してみたが、
表現がシュール過ぎて巧くついていけなかった。

あらすじは、殺人事件の被疑者に感情移入するあまり、自らが崩れていく、という割とありがちな設定
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.0

実話ベースと言う事。
だからかもしれないが、巧妙なストーリーが展開されている訳ではなく、娘の誘拐からメキシコの闇の部分を暴き出してるような描き方だった。
若者二人から飲食店で身代金話を話され、別居して
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.0

良い作品だった。
フーリアの真っ直ぐな目が印象的だった。

ハリマという息子を亡くした女性の演技も凄かった。他にも色んなPTSDを背負って生きながら、コミュニティとして助け合う姿は良く描かれていた。
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.5

『エクストリーム・ジョブ』のイ・ビョンホン監督にパク・ソジュン×IUと期待値が凄く高かった。

劇場公開されなかったのは、クランクアップから色々と時間がかかったからかな?
このキャスティングなら劇場で
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

自分と同時に出てきた高校生くらいの子らが、『すげーわかんなかった!でも、わかったふりしよ!』と言っていた。

彼らの直観的な感想であろうが、本当その言葉がぴったりの映画だった。

繰り広げられてるのは
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.0

ストーリー重視より、雰囲気系のお洒落映画と言った感じかな。

合間合間に入る音楽や、シーンの切り取り方は渋谷系な感じ。

最後まで見ると、なるほど2つのストーリーはここで繋がっていたのかとなる。

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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.0

チョウ・ドンユイの過去作ということで観た。
とても綺麗な映画。古き良き中国映画といった感じ。そりゃ、チャン・イーモウだもんな。

あの、シーンが切り替わる毎に出てくる二人のその後を語る文章も、最初こそ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

脚本が、クドカン氏の『木更津キャッアイ』みたいだな、と思った。
最近のクドカン氏はあまり好きではなかったが、山下監督との相性が良いのかな、と感じた。

鑑賞後、郵便って常に1日先の誰かと会話しているよ
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

4.0

後半テンポが落ちなければ今年ベスト作品に相当していかもしれない。

森七菜ちゃんと奥平大兼くん、ベストキャスティングだった。陰キャっぽいのかと思ったけど、この二人の息が合うことで、この二人が星空みたい
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

4.5

毎年7月になると見ようかなと思っていた作品。

ロンが家で暴れるシーンが非常に辛くなる。トム・クルーズも凄い演技。

帰還兵としての経験からの戦争反対へ傾いたロンに対して、共和党支持派が馬鹿の一つ覚え
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シェヘラザード(2018年製作の映画)

3.0

最後のシーンはとても良かった。希望が見える。
しかし、このカップル、本当に親の愛に飢えているのがわかる。

シェヘラザードが指くわえて寝ていたり、裁判所にかけつけた母を見るなり思わず微笑んでしまうザッ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

スパイ映画は、毎回頭の中混乱して見なければならなくて、結局あれ何だったろう?だったり、あそこわからなかったなあ、と言うのがどうしても出てきてしまう。今作も結局序盤のプラハでの相関図がよく理解できなかっ>>続きを読む

ダーリンズ(2022年製作の映画)

3.5

コメディタッチながら、アルコール依存の夫が度の越える暴力を妻に加え、それに対する復讐する妻と義母の対決。
軽い気持ちで見るには良いが、内容が内容なので受け付けない人もいるのかな。

シングルマザーとし
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.0

ほぼ光石研の対話。
妻、娘、友人や教え子に元教え子。

映画なんだけど、映画のように明確な答えを出せずにもがく様に話しているのが妙にリアル。
光石さんのリアル体験を題材にしたという事なので、リアリティ
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.5

芸術点が非常に高い。

三者三様の愛を、非常に高い演技力で表現している。

本能を抑えられないながら、妻を愛するハリム。
夫の本性を知りながらも、最期まで夫を愛し続けるミナ。
二人の元へやってきたユー
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

猫ちゃん可愛かった。

こういう映画の世界観はすごく好きだし、登場人物それぞれが個性的で、不倫してる親も人間らしくて味があるが、正直2時間かけてやった割にはそんなに濃い内容ではなかったかな、と言う印象
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渇水(2023年製作の映画)

3.5

『雨が降れば、ぜーんぶ戻ってくる!』
冒頭に妹の女の子が言っていた言葉と、
『太陽も空気もタダなのになんで水だけ金取るんすかね?』と
言っていた磯村勇斗演じる木田という水道局職員の言葉が最後までポイン
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オットーという男(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

シンプルに良い映画。ハートフルで、暖かい気持ちになる。

ガンコじじいのようなオットー。ホームセンターの値段の決め方に文句言うし、いちいち駐車の仕方にはうるさいし、ペットのおしっこにも口を出す。いわゆ
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

チャン・ヒョク凄いぞ!を全面に出した映画。
ここまで振り切ってるのもなかなか爽快。
もうエンドロールで『ちゃんとスタントなしだやりました』を公開するビハインドザ・シーン付き(笑)。

とにかく強すぎる
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

もう一度鑑賞してからレビュー書こうかと思ったが、やはり書こう。それを言ったらほとんどの映画に対してもう一回観たほうが良いんじゃない?になってしまうので。

3日経ったが、非常に言葉に表すのが難しかった
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.6

雰囲気が好きな映画だった。

前にみた『カモンカモン』みたいな。

子供が純粋な気持ちを持ちつつも、大人の言葉や自らが立ち会う現実によって成長をしていくほんの一瞬を描いたような作品。『ベルファスト』な
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.5

大体、韓国アクション映画のリメイクと聞くと、オリジナルほど期待しない、というのが定説だが、今作はオリジナルにさらにスパイスを加えたような、癖もありだが、なかなか味わい深い作品に仕上がっていた。

佐藤
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フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.0

思ったよりも、ファンタジックなアクション映画だった。
フランツと言う男は哀れだった。自らの能力を欲の為に利用して、最後はあんな感じになって。でも、よくあるヴィランのタイプだ。

どちらかと言うとMAR
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

麦戸ちゃんが『七くんのせいじゃない』って必死に伝えていたのが印象的だった。誰かのほんの少しの言葉や行動に傷つくナイーブなぬいサーの子たち。彼らにとって一番嫌なのが、誰かのせいでこうなったと思われる事な>>続きを読む