吉村泰さんの映画レビュー・感想・評価

吉村泰

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ステップ(2020年製作の映画)

3.8

壁の線、半熟卵、手こねのハンバーグ、雪うさぎ。
小さなエピソードがとても丁寧で、傷ついた子供を大切に育てる大人たちの心情を、よく表わせている。良作です。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.4

コレは、コント「こんなディープインパクトは嫌だ」映画です。
現実も、度々コント化するので、楽しみながらもどこかうすら寒い。そういう意味では風刺が効いています。
人類が抗えないレベルの厄災に見舞われた時
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.8

温泉で志野ちゃんにガンづめされる京太郎のくだりが、とっても良かった。
全般的に男のロマンなストーリーなんだけど、まーそれも悪くはない。

(2020年製作の映画)

3.2

中島みゆきの名曲。大河的なストーリー。当代きっての俳優女優。いずれも素晴らしい素材なだけに、監督が手を加える事を畏れて大味な作品にしてしまった様に感じます。映画としては、もったいない。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

相当無理めな設定なんだけど、岩井監督流のちょっと捻った異世界転生モノと思えば、コレはコレで楽しめる作品。
年を重ねた監督の若き憧憬みたいな感情に、知らず寄り添って見てしまうのは、自分自身もそんな年にな
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

1.8

作り手の感傷が前に出た、悪い意味での日本映画に落ちいった印象。
Netflixの予算を確保し、良い俳優を起用した機会を、充分活かせなかったという意味では、罪深い。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

監督、演者、制作、プロデュースの全てに、ビートたけしへのリスペクトを感じる作品。
今までのNetflix日本作品で一番の出来。
ありがとう劇団ひとり。
ありがとうNetflix。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

こんな似合いの二人なのに、その大事な季節は惜しみなく奪われていくのね。
と感じたら、もう術中にハマっている作品。
花束が朽ゆく宿命を帯びていても、手渡される瞬間は、ただただ罪なく美しい。
そんなアイロ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

この共感性の低い母役を、長澤まさみはしっかり演じている。
子役の奥平大兼のやるせなさや、周りの大人の無力感が、とても良く描けている。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.6

Netflixにて再見。
1988年にこの構想力は凄いの一言。

SFとしてどうかと言う前に、大友克洋は人間が分かっているという事なんだと思う。

(2017年製作の映画)

3.0

樹木希林のナレーションの素晴らしさから逆算した水崎綾女の演技や構成であるなら、それは成功しているが、そんな技術は河瀬監督には似合わないと思う。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

三宅唱、石橋静河、柄本佑、染谷将太、それぞれがしっかり良い仕事をしている。
次につながる良作。

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.8

コレ見た後、ネットの結婚式場の動画見ても、それはそれで感動する。
佐藤健と土屋太鳳を再現Vのキャスト扱いする贅沢。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

病に弱って行く浜辺美波を、見たかったような、見たくなかったような。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

父役のソンガンホ、娘役のパクソダム、息子役のチェウシクがとても良い。

良作ではあるけど傑作では無い。
アカデミー作品賞は、相手に恵まれた印象。
アカデミー受賞作として見るよりも、格差社会ベースのエン
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.8

ソンガンホは状況に翻弄される中年役が本当に上手い。少し前の韓国の抑圧された社会構造を知るのに、程よい作品。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.0

門脇麦は、本当にいい女優だと思うけど、この役には少し年が上すぎる。
チワワちゃんのキャスティングは難易度が高いが、そこが岡崎京子原作映画化の肝なのでもうひと頑張りできたと思う。

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

こういう貧しい生まれの子が、逆境に負けず努力し成功を掴む物語は、ドキュメンタリーベースならこのぐらいに作るのがちょうど良いと感じた映画。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.0

親がひたすら思春期の娘を心配してる、みたいな映画。
バラクオバマが年間最高作品って言ったらしいけど、どこが?って思ったら、オバマも二人の娘の親なんだね。
そういう意味では、リアルなんだろーな。

娼年(2018年製作の映画)

3.6

松坂桃李は、こんな芝居も出来るんだね。
役者としての能力が高いのが良くわかる作品。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.6

思い出しレビューですが、全然シーンが思い浮かばない。
そのぐらいの作品。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

エンドロールが、とにかく素晴らしい。
間違えること、負けることを知る、人民の教皇という、描かれ方のエッセンスが詰まっている。

よこがお(2019年製作の映画)

3.8

理不尽で不可解だけど、しっかり最後まで見させられる良作。

新聞記者(2019年製作の映画)

2.0

シナリオに大きな欠陥があり、3流タブロイドな作品になってしまっている。
結果、映画として拙く、プロパガンダとしても失敗。

野火(2014年製作の映画)

3.8

凄惨でリアル。
カッコ良さのかけらもない。
それが戦争。という映画。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

ロバートレッドフォードの俳優引退作。
引退やむなし。まずは、その判断の正しさに敬意です。良いフィルムメーカーとして頑張っていただきたいです。

ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.8

映画としても面白く、ドキュメンタリーとしても興味深い。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.6

そうだった。
ケンローチって、こういうのだった。
年末最後には重すぎた。

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.5

蛇足。
だけど、分かっていても見てしまうほど、本編が素晴らしすぎる。

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

2.0

CG満載のアクション大作。
映像にこれでもかと投資しているが、アクションやカーチェイスで跳ね飛ばされる敵の人間は、すべてシーンの迫力のためにボロ雑巾のモノ扱い。
それでいてストーリーは、仲間の命の為に
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

泣く寸前の小松菜奈の表情は、とても繊細で目が離せない。
爽やかで夢のある、良作。

アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.2

題材は揃っている。
シーンバイシーンに魅力がない。

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