壁の線、半熟卵、手こねのハンバーグ、雪うさぎ。
小さなエピソードがとても丁寧で、傷ついた子供を大切に育てる大人たちの心情を、よく表わせている。良作です。
コレは、コント「こんなディープインパクトは嫌だ」映画です。
現実も、度々コント化するので、楽しみながらもどこかうすら寒い。そういう意味では風刺が効いています。
人類が抗えないレベルの厄災に見舞われた時>>続きを読む
温泉で志野ちゃんにガンづめされる京太郎のくだりが、とっても良かった。
全般的に男のロマンなストーリーなんだけど、まーそれも悪くはない。
中島みゆきの名曲。大河的なストーリー。当代きっての俳優女優。いずれも素晴らしい素材なだけに、監督が手を加える事を畏れて大味な作品にしてしまった様に感じます。映画としては、もったいない。
相当無理めな設定なんだけど、岩井監督流のちょっと捻った異世界転生モノと思えば、コレはコレで楽しめる作品。
年を重ねた監督の若き憧憬みたいな感情に、知らず寄り添って見てしまうのは、自分自身もそんな年にな>>続きを読む
作り手の感傷が前に出た、悪い意味での日本映画に落ちいった印象。
Netflixの予算を確保し、良い俳優を起用した機会を、充分活かせなかったという意味では、罪深い。
監督、演者、制作、プロデュースの全てに、ビートたけしへのリスペクトを感じる作品。
今までのNetflix日本作品で一番の出来。
ありがとう劇団ひとり。
ありがとうNetflix。
こんな似合いの二人なのに、その大事な季節は惜しみなく奪われていくのね。
と感じたら、もう術中にハマっている作品。
花束が朽ゆく宿命を帯びていても、手渡される瞬間は、ただただ罪なく美しい。
そんなアイロ>>続きを読む
この共感性の低い母役を、長澤まさみはしっかり演じている。
子役の奥平大兼のやるせなさや、周りの大人の無力感が、とても良く描けている。
Netflixにて再見。
1988年にこの構想力は凄いの一言。
SFとしてどうかと言う前に、大友克洋は人間が分かっているという事なんだと思う。
樹木希林のナレーションの素晴らしさから逆算した水崎綾女の演技や構成であるなら、それは成功しているが、そんな技術は河瀬監督には似合わないと思う。
三宅唱、石橋静河、柄本佑、染谷将太、それぞれがしっかり良い仕事をしている。
次につながる良作。
コレ見た後、ネットの結婚式場の動画見ても、それはそれで感動する。
佐藤健と土屋太鳳を再現Vのキャスト扱いする贅沢。
父役のソンガンホ、娘役のパクソダム、息子役のチェウシクがとても良い。
良作ではあるけど傑作では無い。
アカデミー作品賞は、相手に恵まれた印象。
アカデミー受賞作として見るよりも、格差社会ベースのエン>>続きを読む
ソンガンホは状況に翻弄される中年役が本当に上手い。少し前の韓国の抑圧された社会構造を知るのに、程よい作品。
門脇麦は、本当にいい女優だと思うけど、この役には少し年が上すぎる。
チワワちゃんのキャスティングは難易度が高いが、そこが岡崎京子原作映画化の肝なのでもうひと頑張りできたと思う。
こういう貧しい生まれの子が、逆境に負けず努力し成功を掴む物語は、ドキュメンタリーベースならこのぐらいに作るのがちょうど良いと感じた映画。
親がひたすら思春期の娘を心配してる、みたいな映画。
バラクオバマが年間最高作品って言ったらしいけど、どこが?って思ったら、オバマも二人の娘の親なんだね。
そういう意味では、リアルなんだろーな。
エンドロールが、とにかく素晴らしい。
間違えること、負けることを知る、人民の教皇という、描かれ方のエッセンスが詰まっている。
シナリオに大きな欠陥があり、3流タブロイドな作品になってしまっている。
結果、映画として拙く、プロパガンダとしても失敗。
ロバートレッドフォードの俳優引退作。
引退やむなし。まずは、その判断の正しさに敬意です。良いフィルムメーカーとして頑張っていただきたいです。
蛇足。
だけど、分かっていても見てしまうほど、本編が素晴らしすぎる。
CG満載のアクション大作。
映像にこれでもかと投資しているが、アクションやカーチェイスで跳ね飛ばされる敵の人間は、すべてシーンの迫力のためにボロ雑巾のモノ扱い。
それでいてストーリーは、仲間の命の為に>>続きを読む
泣く寸前の小松菜奈の表情は、とても繊細で目が離せない。
爽やかで夢のある、良作。