めちゃムズ。だからこそ(?)1シーン1シーンが頭から離れない感じ。
トリニティ実験の恍惚と輝く爆発シーンは綺麗だけど見入ってはいけない相反する感情がグチャグチャになる感じ。
「狐狼の血」→「すばらしき世界」→「PERFECT DAYS」みたいな感じだよって言われて即駆け込み。
均衡が崩れそうになる不安感は、平山がニコッと笑うことでまた平安な気持ちに引き戻される。あの瞬間>>続きを読む
血汗涙で汚れた人質警官のアップかっこよすぎ。
捻くれっぽい言い回しとか含め最高。
Toxic masculinityの波に飲まれながらも、飲まれることしかできない的な解釈?
フライヤーにあった「必然的に人間性を失わされるこの社会で、人はいったいどう生きていくのか。」って濱口竜介の言葉が良すぎる。
ほんの少し「カルテット」味を感じたのは俺だけ?
あと、Wonderwallの咳払い
なんもでかんでも「好き」を肯定しまくればいいような風潮に正直疲れてたけど、この映画は「好き」を肯定する説得力がハンパなくて、一人で震えるほど感動してた。
どんな肩書きがあろうと1人の人間であるって普遍すぎるテーマを身に染みて実感できる映画らしい映画
こっちの方が官僚制への皮肉たっぷりで好き。
これ観ると『生きるliving』のリメイク技術すげえって思った。
社会に揉まれれば揉まれるほどブッ刺さりそうな映画。
俺的には教訓的な映画。
このレビューはネタバレを含みます
悲しみが染み込んだぬいぐるみが洗われているシーンは、その人の悲しみを洗い流しているようで良かった。
誰も傷つかないなんてない。っていうメッセージを白城ちゃんのラストシーンに込めたのではないかって思っ>>続きを読む
どんなモノにも行動にも、それぞれ背景がある。その背景と自分を照らし合わせることで自分が誰で、どんな人間なのかが見えてくる。って俺は読み取った。
なかなかの皮肉っぷりでイイ。
サイケデリックな画に大瀧詠一とか細野晴臣とかの劇伴はやばすぎ。
大人になってからのまるちゃん沁みる。
お父さんと一緒に風呂入るシーンとか、誰からもまるちゃんって呼ばれ>>続きを読む