おとうさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「我は死なり、世界の破壊者なり」

まず本作は学者オッペンハイマーの伝記映画であって、原爆投下を肯定する映画ではないことを強く言いたいです。

そして、クリストファー・ノーランの映画なので例に漏れず難
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

「意味もなく吉祥寺駅に行きたくなる映画」

90年代の高知が舞台の青春アニメ。主人公の高校2年生杜崎と親友松野、そして東京から転校して来た里伽子の3人が織りなす青春模様が30過ぎのおっさんには眩しすぎ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.5

「壮大・尊大・広大スペースオペラ」

なんとなく避けていた本作。パート2の評価がすこぶるいいので鑑賞。
とにかくスケールの大きさを感じさせるSFでした。

画角に収まりきってなさそうな壮大な映像がとて
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.0

「最恐異星人を手玉に取る最凶少女」

銀河で残虐の限りを尽くしていた挙句地球に封印された異星人が復活するも、諸事情により少女に支配されるお話。

この少女ミミがまあ曲者と言いますが、とにかく性格が最悪
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.5

「最恐人形アナベルさん降臨」

死霊館ユニバース2作目は、1作目でちょっとだけ出てきた人形アナベルのお話。

霊が憑りついた人形が襲いかかる的なホラーはよくありますが、本作のアナベルはあくまで人形。人
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.0

「ちょ、ちょま、、ちょ、、、ジーーン!!」

シリーズ3作目。本作にて一旦ではありますが完結となります。

シリーズ集大成ということで非常に壮大かつとんでもない展開の連続です。上映時間105分というこ
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.5

「対立深まるミュータントと人間の行方や如何に」

X-MENシリーズ2作目。大統領が謎のミュータントに襲われるところから始まります。

前作ほどの衝撃はないめのの、ストーリーの規模感、アクション、CG
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バックドラフト(1991年製作の映画)

4.0

「消防士版トップガン」

幼いころに火災で命を落とした消防士の父を持つ兄弟のお話。
バックドラフトとは「室内など酸素の限られたところで一定時間炎が燃えたあと、ドアを開けるなどして急激に酸素を流入させる
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X-メン(2000年製作の映画)

3.5

「ヒーロー映画ヒット作の先駆け」

ミュータントと呼ばれる異能者の共存と支配を描いた言わずと知れたヒーロー映画です。

バットマンやスーパーマンなどのヒット作はあるも1990年代以降低迷していたヒーロ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

「ヴィーガン相手に垣間見える肉屋の矜持」

経営と夫婦仲ともに黄色信号の肉屋が殺してしまったヴィーガンのハムが人気商品に・・・というカニバリズムとユーモアを両立させた良作。

フランスが舞台ということ
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ホット・ショット2(1993年製作の映画)

3.5

「パロディ映画史上ナンバーワン(当社比)」

最終絶叫計画シリーズなど有名映画を節操なくパロった映画は多々ありますが、私は本作が1番好きです。

全盛期のチャーリー・シーンが自慢の甘いマスクを携えて、
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

「実在する心霊夫婦による除霊物語第1弾」

死霊館ユニバースという言葉があるぐらい続編がたくさん出ている本作。
ホラーは苦手ですが、なんだか気になるので怖いもの見たさで鑑賞。

実在する超常現象研究家
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

「哀れな人たちを振り回す奔放な女性の冒険譚」

舞台はロンドン。年代は不明。天才外科医らしき男ゴッドと、なにやら色々と事情がありそうな美女ベラの食事シーンから本作は始まります。

序盤で彼らの関係や美
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.5

「インチキ悪魔祓い配信にて本物降臨」

悪魔祓いのヤラセ配信を生業とするニセ神父。いつものように配信を始めたのだが、本物の悪魔がやってきちゃった、と文字にするとある種コメディのようにも取れる作品ですが
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.0

「マッシブ・タレントを観た後に観たくなる映画No.1」

前作ではロンドン在住ブラウン一家にたくさんのハプニングと素敵な愛を届けてくれたパディントン。
本作ではなんとお尋ね者になります。

全編通して
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

「愛する妻に先立たれた男を変えるは、陽気で人懐っこいメキシカン奥さん」

超がつくほど頑固で融通の利かない男オットー。愛する妻に先立たれ、自身の人生にもピリオドを打とうとしていたところに越してきたメキ
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パディントン(2014年製作の映画)

3.0

「全年齢版テッド」

ペルーの山奥に暮らす人語を話せるクマがロンドンに訪れるお話。

こども向けと侮ることなかれ、多種多様な名作映画のオマージュはテッドを彷彿とさせます。

家族で笑って観られる健康優
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.0

「盛り場たっぷり超海底アクションここに完結」

なんやかんやでいまいち振るわなかったDCEUのラストを飾る作品です。

「ラストだしド派手にいこうぜ!」という気概を感じた作品でした。
前作のヴィランで
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

「誘拐された少年と誘拐犯に殺された子供たちが手を組んだスーパータッグマッチ」

連続誘拐犯に捕まった少年。彼が閉じ込められた部屋の黒電話に死者から電話がかかってきて、、、といったお話。

一見するとホ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.0

「アメコミ映画愛溢れるバカ映画」

フランスが満を持して贈るヒーローものを題材としたコメディ映画です。
売れない俳優がヒーロー映画の主役を射止めるのですが、不幸な偶然が重なりとんでもない事態に巻き込ま
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

「It’s not your fault.」

ただの素行不良かと思いきや天才的な頭脳を持つ青年ウィルと彼を取り巻く優しい人物たちのお話。

マット・デイモン演じるウィルの捻くれっぷりに「どうすんだこ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

「数奇だろうがなんだろうが一生に一度の人生」

2023M-1を楽しんだ後、そういえば観たことなかったなあということで観賞。

過去に観たことのあるフィンチャー作品のサスペンス節はどこにもなく、ソーシ
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

「ヒーローもの×家族愛×ラテン系=安心して観れる」

DCEUでありながら日本では劇場公開もなくひっそりと配信スルーされた不遇の作品。
しかしながら評判もいいので観てみましたが、予想以上に楽しめました
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

「クリスマスの新定番となり得る聖夜にピッタリの映画(大嘘)」

サンタがプレゼントを届けにやってきた豪邸には強盗グループが・・・と痛快コメディ感溢れるあらすじなのですが、タイトルの通りバイオレントです
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

「日本が”今”ガチでゴジラをつくるとこうなる」

戦争ですべてがリセットされゼロになった日本。そこからようやく復興の兆しが見えたところでゴジラが絶望の底に叩き落してくるお話です。

あらすじだけだと夢
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.0

「パワハラ上司(ドラキュラ)に悩む青年の行方や如何に」

ドラキュラ伯爵(ニコラス・ケイジ)に長年仕える青年レンフィールド(ニコラス・ホルト)のお話。

主要キャスト3人の以下を堪能すべしです。
・ニ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

「Vespaに跨る最高位エクソシストの雄姿を堪能せよ」

エクソシストが悪魔を退治するという擦り倒されたようなお話なのですが、本作は以下の点で新鮮でした。

・主人公のエクソシストは実在する神父さん
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SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

-

「すべての邦ラウド好きは必見」

天才的ボーカルKの死去により活動を休止したバンドPay money To my Pain(PTP)のドキュメンタリー。

人物やグループにフォーカスしたドキュメンタリ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

「フェーズ4始まってきた感高まる」

MCU最強候補のキャプテン・マーベル。孤独に宇宙を駆け巡っている印象の彼女がチームを組むお話です。

ストの関係でどうにも興行振るっていないようですが、いやはや面
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.5

「壮絶かつ壮大な復讐劇」

最強ローマ帝国を舞台に、将軍から奴隷、そして剣闘士(グラディエーター)と壮絶なジョブチェンジを繰り返す男のお話です。

ラッセル・クロウ演じるマキシマスの言動、所作その他す
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

「頼みの綱は電話だけ」

日本でいう110番のオペレーター室で働くなにやら訳ありげな男。退勤間近にかかってきた通報から事件の解決に向けて、電話1本で奔走するお話。

古くは12人の怒れる男かな?ここ数
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

-

「4歳の息子を持つ父親が観るにはキツすぎる映画」

余命わずかなシングルファザーが小さな息子のために里親探しをするという、あらすじだけでしんどすぎる映画です。

特に泣かせに来るわけでもなく、残された
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

2.5

「キングオブ頭空っぽSFシリーズ」

欠かさず映画館で観ているシリーズも7作目ですか。
なんというか、毎度同じようなことをやっているように見えるシリーズですが、それでも映画館に足を運んでしまいます。大
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

「トム、もうやめてくれ」

映画を最も愛しているであろう映画俳優トム・クルーズによる大人気ポップコーンムービーもなんと7作目。大好きなグランドシネマサンシャイン12番スクリーンで鑑賞しました。

過去
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

「御年82歳の進化を叩きつけられる怪作」

まず、プロモーション一切なしという異例の作品を、リアルタイムに劇場で観れただけでも貴重な体験でした。

次に、映像としてのクオリティ。詳しくは言えないのです
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

「癖スゴ9人が織りなす密室サスペンス」

世界的ベストセラー小説の完結編出版に伴い、9人の翻訳家が翻訳し終えるまで閉じ込められちゃうというお話です。

ちょっと前に流行ったようなどんでん返しに次ぐどん
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