TaichiShiraishiさんの映画レビュー・感想・評価

TaichiShiraishi

TaichiShiraishi

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.6

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『哀愁しんでれら』なんてタイトルだから、シンデレラのように王子様的な男に嫁いだら全然うまく行かずに不幸になっていく悲劇……位のものだと思っていたら、クライマックスには震えが止まらず、見終わった頃には
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らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-(2021年製作の映画)

4.5

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コロナ禍の中、それでもアイドルを目指す少女たちの戦いは熾烈。みな、自分に自信があるわけではなく、むしろ自分を変えようと、殻を破ろうと合宿に参加しているのが印象的。そして受かるどころか殻を破ることもなく>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

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シネコンに行くたびに予告編を見ていて、「これは間違いなく地雷」と思っていたが、まさかここまできれいに予想通りに地雷だとは思わなかった。

地雷を踏みに行くつもりで見に行ったから怒りはない。

三國志に
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.7

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2020年見たけどレビューしてなかったシリーズ。

中野量太作品の中でぶっちぎりで好き。これまでにあった主人公たちの物語を優先し過ぎて嫌な気分になる要素がなくなって見やすいし、ニノの演技も素晴らしい。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

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2020年見たけどレビューしてなかったシリーズ。

最初はこの邦題はどうかと思ったけど、確かに私の人生の物語だし、グレタ・ガーウィグの新解釈の若草物語。

回想シーンの暖色の画面の美しさ、シャラメのフ
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.4

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2020年見たけどレビューしてなかったシリーズ。

兄弟愛とできなかったことができるようになることの尊さを描いたピクサーらしい作品。

弟だけ魔法が使える事に全く妬まない兄貴が気持ちいい。

伏線回収
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.9

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超面白いけどいろいろいびつな映画。まず大前提としてのんは31歳独身OLには見えないし、実際はのんより3つ年上の林遣都が年下男子に見えることもない。なぜこんな設定にしたのかといえば原作がそうだから、そし>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.3

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なんというか、クオリティは確かに高いのだがどうにも好きになれない映画だった。

とにかくいろんなメディアに出てきて西野が作品に込めたメッセージを語っていたが、公開前に色々種明かししすぎだし、それを見て
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.3

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84年という舞台設定なのでオーウェルの「1984」を真似するのかと思いきや、冒頭のショッピングモールシーンでオマージュが捧げられたのはまさかの80年代の大味アクションの金字塔『コマンドー』。そして話の>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.9

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佐々木、インマイマイン最高。

俳優・細川岳が、自分の友人をモデルにした破天荒な役・佐々木を考案、自ら佐々木を演じた青春映画。「King Gnu」や平井堅のMVなどを手がける内山拓也監督がメガホンをと
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.3

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とにかく良くも悪くも「どうしようもない」映画。

ちょっとあまりにも舞台的すぎる要素もあったが、伊藤中心にうまく映画っぽく映像化していたと思う。

特に『ビジランテ』などの作品で場末の性産業を牛耳るチ
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フード・ラック!食運(2020年製作の映画)

4.4

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予想外にいい映画だった。それは寺門ジモンに映画的センスが思ったよりある、ということもあるかもしれないが、それ以上に「何を描きたいのか」ガチガチに最初から決まっていたからだろう。

単に映画監督をやって
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.6

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辻村深月の原作からして『朝が来る』のジャンルはミステリーということになっているけど、真相を探ることには重きは置かれていない。それゆえにストーリーは栗原夫妻が子供を作れず苦しんだ過去と特別養子縁組で朝斗>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

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タイトルは『素晴らしきブルース・スプリングスティーン』の方がしっくりくる。すべてがスプリングスティーンの歌詞を中心に回っててちょっと異様。

ジェイクギレンホール似の主演俳優の魅力、あとお父さんの可愛
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

4.3

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伊藤健太郎や伊勢谷友介の逮捕やら、ブラザートムのモラハラ騒動やら、色々と騒動になったが、見てみれば普通に面白い映画だった。

そして伊藤健太郎の出番はそんなにない。

流石若手の中でも注目度の高い二宮
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

4.5

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まさかまさかの『デビルズ・リジェクト』の続編。権力には殺されず、地獄から蘇った3人が新たに向かうのはメキシコ。

自由に生きたい彼らはもうアメリカに用はない……という明らかにトランプ時代になったからこ
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.7

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なんだか、アメリカを分断させた超問題作として話題になっているが、ふたをあけてみればただの超面白いだけの映画だった。

たしかに「ハント」する側面々が何やら政治的なことをブツブツ言っていたが、こんなこと
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.5

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めちゃくちゃちゃんとしてるやん


キラキラ系の恋愛映画だと思って見に行くと予想外のヘビーさに面食らう映画ではないだろうか。

さすが韓国映画のリメイクだけある。

そして堕ちるところまで堕ちた男
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

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公開3日で46億円突破という恐ろしい結果を出したこの映画、劇場に人を呼び戻してくれたことに関しては素直にありがたいと思う。マンガを全巻読んではいるがアニメは初見で、アニメ化したことによってよくなってい>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.8

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夫がスパイかもしれない……という設定で少しヒッチコックっぽいとも思ったが、見てみればどこをとっても黒沢清にしか取れない映画になっていた。そして彼の映画愛も炸裂。

非ホラージャンルでもここまでら
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.9

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繊細だけど小難しくないわかりやすい演出の数々でドラン作品の中でもだいぶとっつきやすい。
純愛物語としてもいいけど、それ以上にあのいつでも男の子に戻れる気持ちのいい関係性の仲間たちを見ているのが幸せでし
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.8

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少年が地面に埋められたポスタービジュアルを見てこれは凄そうだと思っていたが、あのシーンは本編の序の口。少年はさらなる地獄めぐりをしていく。

抽象的なモノクロ画面の中、話される言語はスラヴ民族の公用人
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フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話(2019年製作の映画)

3.7

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史実の映画化といいつつここまでコッテコテn内容は久しぶりに見たかもしれない。メインキャストは実在の人物に似せる気など毛頭なく美男美女揃い、乗客たちも何やら濃いキャラが揃っている。パニック映画でグランド>>続きを読む

酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

4.1

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たった94分で酒で身を持ち崩した父と娘の数十年の物語をまとめて見せたいい映画でした。

松本穂香、渋川清彦、今泉佑唯、ともさかりえ、みんなすごくいい演技。彼女らの実在感があってこその映画。

特に渋川
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.8

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あんまり頭の良くない人たちが犯罪を犯してしまい、隠そうとしてどんどんヤバい方向に転がっていくコメディというのは定期的に作られてきた題材。


しかし、『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』ではただバカ
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.9

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なんかあまりハマれず。暗い青春映画は好きなんだけど。もはやあんまり覚えていない。

なんかあのブルーハーツ歌うまでの流れにそんなに気持ちよさを感じず。

ただ、相変わらず松本穂香、江口のりこは素晴らし
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.9

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本作はディアオ・イーナンの前作『薄氷の殺人』や『ドライヴ』果ては『ブレード・ランナー』のような話よりも細かいディテール、シーンの見せ方、フェティッシュな部分にこだわって特定の人間にビンビンくるようなカ>>続きを読む

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

4.9

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『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の脚本家の監督作。志乃ちゃんも傑作だったが、よりコメディに先鋭化して作った本作は個人的には特大ホームラン。

抜群の脚本に絶妙なキャスト、そして『喜劇 愛妻物語』と
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.4

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愚直、誠実、曲げない、そして飾らない。ほかの人がどう思うかわからないがこの映画を見て自分は小川議員が好きになった。自分は政治家に向いていないなんて評価があったが、本来国民の声を代弁して議論を交わす仕事>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

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2回見たけど到底理解できたとは言えない、というか言いづらい映画。

これを一発で理解できる人間はいないだろう。とにかく設定の時点で難解にならざるを得ない。時間を操る物語でノーランの十八番で、SFの定番
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

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評価高いなあ。まあ確かに草彅の演技はいいよ。そもそもの顔の作りが役に合ってる。そして終盤でいつもの草彅の髪型と姿になるのに、トランス女性が無理して男の格好をしているように見えるのが凄い。

あとは新人
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.6

後にレビュー書くけど、ようこそ映画音響の世界へではこちらに映画知識がある程度あるからかなり楽しめたものの、こっちは音楽知識がないから楽しめない。映画音響ではご存知あの『地獄の黙示録』の話をしますよ!み>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

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ジョナ・ヒルの思春期真っただ中の時代のあこがれとリアルを詰め込んで、笑いと音楽と映像センスでコーティングした1本。85分でスパッと終わらせている点にまず好感を覚える。

リアルにいそうなキャラクター
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.6

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破壊王の映画にしては真面目過ぎるし、ここ最近の数々の戦争映画の傑作『ハクソー・リッジ』『ダンケルク』『1917』などと比べると物足りない、正直言うと中途半端に感じる作品だった。

海戦、海軍ものに限定
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.2

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救いなさ過ぎな毒親映画として割と好き。長澤まさみが若過ぎ、綺麗すぎ、ボディライン崩れてなさすぎだけど、割と声のドスは効いてた。

子役含め、夏帆、木野花、阿部サダヲ、太賀、皆川猿時、周りが上手いからな
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人数の町(2020年製作の映画)

4.0

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前半ははちゃめちゃに面白い。設定の作り方、風呂敷の広げ方にワクワクさせられる。

低予算ながら世界観構築も良くできてるし、普通に暮らすよりこっちの方が気楽で楽しそうと思ってもしまう現代社会の地獄ぶりも
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