テリーマザーファッカー虎さんの映画レビュー・感想・評価

テリーマザーファッカー虎

テリーマザーファッカー虎

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.4

TVアニメ『響けユーフォニアム!』のスピンオフでありながらも、監督も脚本家、作画もTVシリーズとは別の布陣。
そしてタイトルも一見シリーズ物と分からないようになっており、スピンオフではあるものの、かな
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

3.7

TVシリーズから4年後を舞台にした劇場版。

TVシリーズ第1話と全く同じではあるものの、かなり不穏な雰囲気が漂うオープニング。
そしてその不穏さの通り、ハッピーエンドのその後の苦い現実が主人公達を苦
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

これみよがしなカットを廃し、不自然にならないレベルの省略に次ぐ省略でテンポよく見せていく手腕は流石リドリー・スコット。150分が適切な時間というのも納得の作品!

明確な本作で描きたい主題と、エンタメ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.4

個人的に面白いジャンル映画は「この映画はどこまで連れてってくれるんだ!?」と思わせてくれる瞬間があるかないかだと思うのですが、本作は中盤以降ずっとそれで、最終的には本当にスゴイとこまで連れてってくれる>>続きを読む

FILAMENT(2017年製作の映画)

3.4

大学の卒業制作で作られた短編ヒーロー映画。

自主映画とは思えないルックのゴージャスさとVFXの巧みさには驚かされました!

『ULTRAMAN』を彷彿とさせるヒーロースーツはよく見ると安っぽく見えな
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キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.3

アーサー王伝説をガイ・リッチーが?とは思ったものの、『シャーロック・ホームズ』の方法論でしっかりガイ・リッチー色に描いているのが素晴らしい!

主演のチャーリー・ハナムの佇まいあってか、物語のいい意味
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

毎年数本は公開される、ギンティ小林命名の"ナメてた相手が実は殺人マシンでした"映画の新作!

脚本は同ジャンルの傑作『ジョン・ウィック』のデレック・コルスタットということもあってか、序盤は殆どジョン・
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.1

いわゆる"社会派"作品ではあるものの、テーマで突っ走った結果、映画としてはなかなか微妙なものになっていたし、そこまで問題提起にもなっていないような気もしました。

本作はドキュメンタリー作家として取材
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.4

『ノマドランド』は全くハマらなかったクロエ・ジャオに若干の不信感はあったものの、意外にもアバンからケレン味たっぷりのヒーロー描写に驚きました。

確かに本作の拓けた画作りはクロエ・ジャオならではのモノ
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

3.3

前回の映画はかなり要素を詰め込んで力技で泣かせなこられた感じでしたが、今回はそもそもの作品の空気を保ちつつ、ホロリとするようなバランスになっていて非常に良かったです。

とにかくキャラクターがかわいい
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.4

果たしてガイ・リッチーが撮るべき内容なのかは疑問が残るものの、過去作とは少しテイストの違うシリアスかつ冷たい暴力を描いた意欲作!

主演のジェイソン・ステイサムも、常に目が死んでいて、殺人に躊躇いのな
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.1

『レゴ・ザ・ムービー』と『シュガー・ラッシュ』を彷彿とさせる、メタ演出炸裂の作品。

"本来生きていない存在が実は?…"という設定や音楽の使い方などショーン・レヴィ監督のなかでは『ナイトミュージアム』
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

リンチ版よりかなり話は分かりやすく、しっかり見れるのだが、映像としてインパクトがあったかというとほぼ皆無だったのが残念。

もちろん比べるものではないのも分かっているんだけども、同じ原作を映画化してい
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.3

モントリオールの大学で実際に起きた銃乱射事件を全編モノクロで描いた作品。

ドゥニ監督の突き放した事件の描き方は緊張感あり非常に恐ろしい場面の連続になっていました。

意外にも構成で見せていく作品でし
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恋愛死体(ラブゾンビ) ROMANCE OF THE DEAD(2015年製作の映画)

3.3

恐らく日本で一番ゾンビに取り憑かれた映画監督こと友松直之がクラウンドファンディングも使い完成させたゾンビ映画。

友松作品と言ったら『レイプゾンビ』を筆頭にエロとゾンビを過剰に混ぜ合わせるZ級な作風が
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CUBE2(2002年製作の映画)

1.2

一作目とはストーリー的にも全く繋がってない上に、殺人トラップも無し、立方体に閉じ込められるというアイデアだけ使った完全なる別物。

前作のオルタナ的ビジュアルの良さは完全になくなり、全く同じ無機質な白
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

オープニングのかましにはガッチリ心掴まれたし、前半部のハイライトであるアナ・デ・アルマスとの場面は「こういうのが見たかったんだよ!!」と思わずガッツポーズしてしまうくらいエンタメ濃度高く素晴らしかった>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.6

ソリッド・シチュエーション・スリラーの走り的な所があるCUBEの一作目。
なんと言ってもヴィジュアルのカッコ良さはその他の作品と段違い。

ストーリーは謎を謎のまま放置するしで、スッキリ見たいタイプの
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.4

高校を卒業したばかりのモラトリアムな女の子の青春物。

ソーラー・バーチのファッションはお洒落だし、スカーレット・ヨハンソンは今よりも幼い風貌で逆に新鮮だし、スティーブ・ブシェミの冴えない男っぷりも最
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

1.4

登場人物も制作陣も全員アホなので当然映画の偏差値は20くらい。
とにかくエロい水着を見せまくる姿勢は令和には失われた感覚を思い出させられました。
アレクサンドル・アジャの『ピラニア3D』みたいにあえて
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コンテイジョン 感・染・実・態(2020年製作の映画)

3.4

日本のDVDジャケットはあたかもゾンビもの的なテンションですが、ワンシチュエーションかつワンカットの非常に小粒な作品。

しかも原題は『コロナ』というタイトルで、世界で初めてコロナウイルスを題材に扱っ
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.9

監督の次作である『PMC ザ・バンカー』でも発揮されていた、韓国映画っぽくないハリウッドライクなカチャカチャした編集とスピーディーな展開は新鮮。

基本的には『フォーン・ブース』のようなワンシチュエー
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クライング・フィスト(2005年製作の映画)

4.8

韓国アクション映画の名手として知られるリュ・スンワン監督ですが、こんなにも熱い漢の人間ドラマが描けるとは、、、

全く違う理由で人生のドン底をさ迷う二人の男がボクシングを通して、もう一度人生に立ち向か
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.2

映画が始まってすぐにバッキバキの目でスピッたことを話すホドロフスキー御大は終始最高でした。

幻に終わったホドロフスキー版『DUNE/砂の惑星』についてのドキュメンタリーなんですが、何故頓挫したのかと
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.4

6時間の映画を2時間弱にしたのだから、かなりダイジェスト的な編集。
しかも人名や用語が説明なく大量に出てくるので、原作未読だと理解するのは至難の業。一瞬でも目を離したなら「こいつ誰だっけ?」や「今何や
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茶の味(2003年製作の映画)

3.4

石井克人によるイロモノ映画ではあるものの、意外にも青春物として優れていて、結構楽しめました。

田舎町のロケーションがかなりいい感じで、主人公が田んぼ道を自転車で駆けるだけでも絵になるし、後半の雨の帰
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグがボンドに抜擢されてから、5作目に至るまでの15年間をダニエル・クレイグ自身とプロデューサー二人で語り合う短いドキュメンタリー。

全員がカマしてやろうとギラついていた、『カジノ・ロ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

サム・メンデスによる高級感ある画作りはやっぱり上がるし、新体制のMI6のチーム感(欲を言えばもっともっとチーム描写欲しかった!!)もいいし楽しめたんだけど、前作並みの感動は無かった、、、

今回のボン
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.8

時代劇とは言いつつ、エンタメ度は高くかなり楽しく見れました。

知らない単語や人名が頻出するものの、最低限の新撰組の知識さえあればなんとか乗りこなせるくらいの温度感。

原田眞人×岡田准一による『SE
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.1

3作目にしてようやくシリーズの方向性が決まったような作品。

とにかく本作が傑作となった要因はサム・メンデス!!
ゴージャスな画作りと広々としたロケーションの使い方はこれまでの監督と一線を画す物があり
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.3

前作が製作陣の"誰も見たことない007を作ろう"という気概に満ち溢れた新シリーズ第一作目だったのに対し、良くも悪くも本作はいつもの大味007といった作品でした。

すぐ貴重な情報源を殺しちゃう、ダメな
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

前作は『仁義なき戦い』にリスペクトを送った、広島実録抗争物なテイストでしたが、本作は原作から離れてオリジナル脚本ということもあってか、良くも悪くもかなり今っぽくエンタメ志向の強い作品でした。

とにか
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.5

『シャーロック・ホームズ』以降は大作映画を任せられることが多くなり、『ロック、ストック〜』や『スナッチ』のような現代を舞台にした小洒落た不良群像劇を描くことが無くなった、ガイ・リッチーでしたが、本作で>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

4.4

タランティーノ以降のオルタナ作家の中でも、イギリス的小洒落た不良感で頭一つ抜けてた、ガイ・リッチーの才能を夜に知らしめた傑作。

監督の前作『ロック・ストック〜』同様にモノローグを軸に、チンピラやヤク
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

阪本監督の前作までのインディーズ志向の作品から一気に映画監督としてネクストステージに入った作品。

インディーズ時代のようなナンセンスギャグは身を潜め、シンプルにアクション映画を撮ろうとしたのは素晴ら
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修羅ランド(2017年製作の映画)

2.9

見ながら「このシーンが撮りたかったんだろうな〜」なんて思いながらも見てしまう感じ。

百均?でのワンカットなんかは気合入っていたし、『ハングマンズノット』のあのヤンキー兄弟はやっぱりスター性あって好き
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