TaiRaさんの映画レビュー・感想・評価

TaiRa

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映画(3025)
ドラマ(17)

パリのランデブー(1994年製作の映画)

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パリのロマンスがみんな甘いわけじゃないんだって。女と男のどうにもならない3つの話。

第1話『7時のランデブー』女子大生が彼氏の浮気を疑ってそわそわ。偶然の巡り合わせとすれ違う待ち合わせ。彼氏が浮気し
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

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「妥協は死」が社訓の神風動画が制作し、中島かずきが脚本書いたバットマン。バットマンが時空超えてニンジャになるぞ。

生粋のアメコミオタクが書いた亜流バットマンとしてバランスが歪で面白い。歴代ロビンがみ
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

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『さらば冬のかもめ』の作者ダリル・ポニクサンが2005年に書いたの続編小説をリンクレイターが二次創作的に書き換えたストーリー。

リンクレイターお得意の時間を扱ったお話。ベトナム戦争時の戦友が30年後
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万引き家族(2018年製作の映画)

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是枝裕和のスケベさが出てて良い。女好きが透けて見える。自然主義な芝居を突き詰めて社会問題を映すニッポン・ネオリアリズモ。

『そして父になる』で家族と血を描いた事の発展型。血縁でなく犯罪による利害関係
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

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前作『カルテル・ランド』でメキシコ麻薬戦争の真っ只中へカメラ片手に突っ込んだマシュー・ハイネマンが、今度はシリアの現状を映す。

「アラブの春」から始まり「シリア内戦」へと変容する反体制運動。アサド政
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レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

2002年の17歳、カリフォルニア州サクラメント、クリスティン・"レディバード"・マクファーソンの青春。

グレタ・ガーウィグの自伝的映画。高校卒業までの1年間を90分強で描くのでパッパッパと出来事が
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

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公民権運動の中心人物であった作家ジェームズ・ボールドウィンの視点で語られるアメリカの歴史、差別の歴史、黒人の歴史。This Is America.

ジェームズ・ボールドウィンが公民権運動家の3人、メ
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

5.0

幽霊のハードボイルド・ノワール。最小限の要素だけで描かれる90分のバイオレンス。

ホアキン・フェニックス演じるジョーは退役軍人で今は殺しもやる何でも屋。上院議員から家出した娘の救出を依頼され、少女買
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

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ケヴィン・スペイシーの降板やら再撮影時の男女間ギャラ格差やら、公開前から色々ノイズの多い映画だったけど本編観ればやたらスピーディで面白く、リドリー・スコット80歳の異様なタイム感に驚く。

1973年
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

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続編小説も映画化されたので予習も兼ねて。ジャック・ニコルソンがカンヌで男優賞貰ってるのも納得の名演。

盗みを働いた新兵を海軍刑務所まで護送する2人の海軍下士官。新兵が盗んだのはたったの40ドルなのに
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デッドプール2(2018年製作の映画)

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前作よりお金掛かってて悪趣味描写もパワーアップしてた。ネタはやりたい事やり過ぎてハイコンテクスト。

オープニングから『カジノ』の爆破ネタで体バラバラだし、世界中のヤクザ狩りしてる場面も『キル・ビル』
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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当時の加賀まりこは人類史上でもかなりの強さを誇っている。べらぼうに可愛い。

加賀まりこ曰く、中平康は撮影中ずっと酔っ払ってて演出は脚本を手掛け現場でスチルを担当していた斎藤耕一がやっていたそうだ。ワ
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とべない沈黙(1966年製作の映画)

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広告映画やドキュメンタリーを作っていた黒木和雄が初めて手掛けた長編劇映画。

元々、東宝で制作していたが難解アート映画過ぎてATGが配給に。加賀まりこのアイドル映画的な側面もある。冒頭、少年が蝶を捕ま
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

5.0

疾走する小松菜奈、ブスっと睨む小松菜奈、ムフフと笑う小松菜奈、悶々とする小松菜奈、涙を浮かべる小松菜奈、小松菜奈、小松菜奈、小松菜奈……。超絶。

優秀な陸上選手だったが怪我で部活を離れた女子高生あき
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

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え、ピーターラビットってこういうテンションなの?ってなるけどめちゃくちゃ面白いからOK。

ピーターラビットと仲間たちがウサギ嫌いのイジワル爺さんマクレガーと対立していると爺さん突然死。動物たちが浮か
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

5.0

ポール・トーマス・アンダーソンが妻マーヤ・ルドルフとの関係から着想を得たゴシック・ロマンス、もとい男と女のラブゲーム映画。

50年代ロンドンで活躍する一流ファッションデザイナーが田舎町で働くウェイト
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友罪(2017年製作の映画)

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煉獄が舞台の群像劇。償えない罪を犯した人間の生について。

原作では同じ工場で働く人間たちの話らしいが映画ではメインの2人だけ工場勤務。主人公は友人となった同僚が過去に連続児童殺害事件を起こした犯人だ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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一回観ただけじゃ全部把握出来ないくらい画面内が豊かで楽しい。吹替で観直さにゃ。

ウェス・アンダーソンのスタイルには慣れてるつもりなのにまだ新鮮に感じさせる。近未来の日本が舞台だけど、かなりウェス独自
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

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正直『ハッピーアワー』より好き。短編だからこその軽妙さ。小川あんの瞳の深さ。玄理の涙の落下。岡部尚のすべて。

AVのモザイク入れる仕事。見えるものを見えなくする作業。見えないものが見える男。死者と生
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

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怪獣映画マナーにも理解を示して来た昨今のハリウッドが再度ジャイアント・モンスター映画の面白さに立ち返った傑作だった。

『キング・コング』や『原子怪獣現わる』『放射能X』の頃からアメリカが伝統的に作っ
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

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『怪獣惑星』を楽しんだ人間なので今作も十二分に楽しめた。

前作のラストで登場したゴジラ・アースに完膚なきまでにやられた所からスタート。人間対ゴジラを如何に成り立たせるかを考えた脚本は今回も面白いと思
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ナイルの娘(1987年製作の映画)

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アイドル映画なのに主演の楊林(ヤン・リン)を綺麗に撮ろうとしないしアップも少ないし、相米かよと思った。ちゃんと照明当てた時はめちゃくちゃ可愛い。

母親が死に、警官の父親とも離れて兄妹と暮らす少女。兄
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

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アーロン・ソーキン脚本の情報過多っぷりが監督も兼ねる事で加速しており、かなりの躁状態。

スキー選手としてオリンピックを目指していたモリー・ブルームが選手生命を絶たれた後、高級ポーカークラブの経営者に
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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東映実録路線とは別物だから『仁義なき戦い』演出の踏襲とかが浮いてる。マル暴継承モノとしては面白い。

昭和63年の広島を舞台にしたマル暴映画。実録ではないのでやはり東映実録とはテイストも異なる。『県警
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

再見するまで5年も空いてしまった。高畑勲の最後の作品になった。これはとても凄い映画だと思う。

日本最古の物語の中に現代の少女を放り込んだ作りをしている。『火垂るの墓』の清太もやはり戦時下の日本に放り
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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空のだだっ広さにアメリカを感じる。『タンジェリン』もそうだった様に夕暮れ空のエモさに打ちのめされる。

前作が全編iPhone撮影だったのに対し、今回は35mm撮影。安モーテル「魔法の城」の鮮やかなパ
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

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1950年代に郊外住宅地で実際に起きた黒人差別事件とコーエン兄弟がキャリア初期に書いた脚本を掛け合わせた作品。

白人だけが住む郊外住宅地に黒人一家が引っ越して来て近隣住民は怒り狂う。夜な夜な家を取り
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

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やはり朝倉あきの声は国宝級ですよ。彼女の声だと古風な言い回しや癖のある台詞も自然に聞こえる。

3年前に恋人を亡くした27歳の女性。彼女の心はまだ恋人の死んだ四月に閉じ込められている。中川龍太郎監督は
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

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「『ザ・スクエア』は信頼と思いやりの聖域。全ての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる」…四角いスクリーンには真逆のものが映る。

現代美術館のキュレーターに降りかかる災難と因果応報の末路。意地悪なギャ
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ジョンソンにはうんざり(1938年製作の映画)

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1938年、オーソン・ウェルズが『市民ケーン』より前に制作した映像作品。

演劇のオープニングや幕間に入れる予定で撮影したが結局使わなかったとか。編集すらされてない状態でウェルズの別荘に保管されてたが
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

エリオ…エリオエリオエリオ…オリヴァー…オリヴァーオリヴァーオリヴァー…悶絶ですよ。

夏が始まって夏が終わるまでの淡い思い出。大学教授だったアドレ・アシマンが書いた最初の小説。アシマンは17歳頃イタ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

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1980年の光州事件にまつわる実話をベースにエンタメ的に脚色した作品。

冒頭はタクシー運転手ソン・ガンホの生活を描く。学生運動の混乱に辟易する中、ある学生のせいで車のミラーが破損。その学生に怒り狂う
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

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『太陽が知っている』のリメイク。オリジナルは舞台が別荘中心だったけど今作は色んなとこ行く。登場人物の過去も描かれる。

変な映画だった。話はオリジナルと大して変わらないのだが細かいとこでクセの強さが出
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

世代的にトーニャ・ハーディングの事件知らなかったんだよね。O・J・シンプソンのは知ってるのに。皮肉なもんで。

トーニャ・ハーディングと周辺人物による証言で構成されたナンシー・ケリガン襲撃事件の「真相
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ボックストロール(2014年製作の映画)

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スタジオライカの作品ながら日本未公開の憂き目を見ていたのがやっと観れた。

地下に住むボックストロールたちは夜な夜な地上に出て人間の物(大半はガラクタ)を盗んで行く。ボックストロールに育てられた人間の
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モーリス(1987年製作の映画)

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E・M・フォースターが1913年に執筆した小説が原作。出版されたのはフォースターの没後で1971年。イングランドで同性愛が合法とされたのは1967年。

ケンブリッジの学生モーリスとクライヴの1909
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