寒々しいヴェネチアと赤い影。
論理的思考に依存する夫の愚かさ。夫を救うたったひとつの道は、論理を超えて妻の主張を信じることしか無かった。
これは一組の夫婦のすれ違いがもたらす悲劇の物語だ。だからこ>>続きを読む
人気の無い住宅地。恋人が何処かへ攫ってくれる。恋人は殺人者。
マリックの美しい映像の中、無感動に人が殺されて行く。逃避行の有限性、青春の有限性。殺人旅行も時が経てばいい思い出だろうか。
映画を作る人々の頭の中には、あの音楽がしばしば流れるだろう。
この映画にそそのかされて、映画作りに手を出した若者は多いだろう。あんな美しい世界は映画の中にしかないかもしれない。いや、現実にもあるかも>>続きを読む
路の脇に怒りん坊が一人、反対側にお調子者が一人。タバコを介した出会いのシーンが完璧。
人生を楽しく過ごそうとする男たちにも悲劇はやってくる。ずっと続いて欲しいと思う幸せほど短く儚い。
映画を観終わ>>続きを読む
4次元が認識出来るとこうなるのか。
常に走馬灯状態ってどんな気分だろう。
思い出す、と同時に体験している出来事が戦争の悲惨かつ不条理な出来事なのが辛いだろうな。