フレンチロリータに弱い私だが、何故かサンドリーヌ・ボネールはどうも苦手としている。「冬の旅」も「刑事物語」も観たし(後者はソフィー・マルソー目当て)、「仕立て屋の恋」や「僕と一緒に幾日か」はかなり好き>>続きを読む
美しく歳をとる、ってよく聞く言葉ではあるけれど、シャーロット・ランプリングはその見本のような人なのでは。彼女の出演作は中学生の頃、「さらば愛しき女よ」をテレビで観たのが最初で、以来いろいろ観た。50代>>続きを読む
あれから20年近く経つ。早いよなあ。SEED、SEED DESTINYは大好きだったから、続きを待ち焦がれていた。そして本作。デュランダル議長が提唱したデスティニープランの復活を目論むコーディネーター>>続きを読む
ピエール・エテックスの短編。もともとはオムニバス長編のエピソードだったらしいが、再編集で独立した作品となっているそうだ。
ソロキャンプを楽しむ主人公。火をおこしてコーヒーを淹れようとしているのだろう>>続きを読む
80年代のテレビ番組「探偵レミントン・スティール」で人気があったピアース・ブロスナン。90年前後にはタバコ(Speak LARKってヤツね・懐)のCMで、まさにスパイ映画のような役柄を演じていたのをよ>>続きを読む
死者を蘇らせる物語。映画史上、多くのマッドサイエンティストたちの手で何人もの死者が息を吹き返した。「フランケンシュタイン」は特に興味があって、オリジナル、関連作、リメイク、多くの派生作品を観まくった時>>続きを読む
いつの時代でも、時の権力者たる者にクリーンなヤツなんているものか。政治とと金の話がいつまで経っても騒ぎのネタになるわが国。コンプライアンスの名の下でいろんなことが抑え込まれている昨今だけれど、ちょっと>>続きを読む
ピエール・エテックスの短編第2作。前作「破局」のコントのような一人芸とは違って、映画として映える仕掛けがいっぱい。
結婚記念日を夫婦で祝うために帰路につく夫。ところが大渋滞で車は一寸ずり(方言ですみ>>続きを読む
アレン先生の新作が映画館にかかる幸せ。ハリウッドでのバッシング(自業自得ではあるけれど)から、出演を拒む人々もいるし、出演者からもよく言われない昨今。製作の場をヨーロッパに移して撮った本作は2020年>>続きを読む
どこからこの映画の感想を書こう。正直迷っている。グザヴィエ・ドラン監督作を観るのはこれが2本目。だから偉そうなことは言えない。だけどこの物語で、あれこれ考えさせられた。それを思いつくままに綴らせていた>>続きを読む
フランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックス。僕はよく知らなかったが、コメディアンとしてだけでなく、グラフィックデザイナーなど様々な才能を発揮した人物。近頃、往年のフィルムが修復されて、日本でも>>続きを読む
「バグダッド・カフェ」のパーシー・アドロン監督と、マリアンネ・ゼーゲブレヒトのコンビによる快作。
地下鉄の運転士に恋をした彼女。長期の休暇を申請して、彼の勤務時間から住所、生活に関することを徹底的に>>続きを読む
ジャン・リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」のハリウッドリメイク。舞台はアメリカ、リチャード・ギアが車泥棒の主人公、留学生のヒロインがフランス娘ヴァレリー・カプリスキー。
僕にとってリチャード・ギア>>続きを読む
2024年の映画館初詣。今年もいい映画に出会えますように…と思ったら、新年早々素敵なのに出会えた。
公衆トイレ清掃の仕事をしている主人公平山の日々を追った、ヴィム・ヴェンダース監督の日本映画。繰り返>>続きを読む
日米経済摩擦が連日報じられていた頃に書かれた、マイケル・クライトンのベストセラー小説。これを映画化した、とんでもニッポンが随所に見られる作品。
アメリカ進出を果たした日本企業のパーティで起こった殺人>>続きを読む
映画の魅力に目覚めた中坊の頃。まだレンタルビデオもない時代だから、映画と名のつくものがテレビで放送されたら、時間の許す限り挑んでいた。特にNHK教育テレビの「世界名画劇場」でクラシック映画に触れる機会>>続きを読む
🎍明けましておめでとうございます🎍
本年も戯言を綴ってまいりますが、よろしくお付き合いくださいませ。
2023年の映画生活総決算の個人的映画賞、tak's Movie Awardsも選出いたしま>>続きを読む
2023年映画館納め。最終日最終上映にヤマト好きの仲良しと滑り込みっ!ちゃんと観たことがなかった劇場版第1作。4Kリマスター版がスクリーンで観られるなんて機会はもうないだろうから、これは観ておかねばっ>>続きを読む
「リトル・ダーリング」(1980)でクリスティ・マクニコルのファンになった僕は、続く主演作「さよならジョージア」、「泣かないで」(隠れた名作)、「白いロマンス」と地元映画館で新作が上映されたら足を運ん>>続きを読む
テレビシリーズを長女と毎回キャアキャア言いながら楽しんでいる「SPY×FAMILY」。アニメの劇場版は所詮ファンサービスなのだから、楽しんだが勝ちだ😆。とは言え、テレビ見てないのに子供や孫に映画館に連>>続きを読む
アンナとドリスの夫婦は里親として、生後18ヶ月だったシモンを4年半育ててきた。自分の子供たちとも良好な関係で、幸せな日々を過ごしていた。ソーシャルワーカーからシモンの実父が子供と暮らすことを希望してい>>続きを読む
映画の中で描かれることではなくて、その背景にある出来事や事実で泣かせる映画って世の中にはよくある。例えば実話の映画化では、現実の出来事を宣伝文句以上の"予備知識"として使われることも多い。僕はそれをと>>続きを読む
2023年12月13-17日に開催された北九州国際映画祭。「あなたの青春の一本」とのアンケートに、多くの人が答えた作品も上映された。30-59歳の層でNo.1だったのが「スタンド・バイ・ミー」とのこと>>続きを読む
007シリーズ60周年でレストア版が公開。ジェームズ・ボンドこそ男子の理想と偏った育てられ方をされた僕にとっては、2023年の大きなムービーイベント。結局2本しか劇場で観ることができなかった。「女王陛>>続きを読む
エリカ様と蜷川実花のコラボで完成した映画は、とびきり刺激的な極彩色のエンターテイメントだった。主人公は、芸能界で抜群の人気のリリコ。誰もが羨むその美貌。しかし、それは全身整形によるものだという秘密があ>>続きを読む
両親に連れられて、イタリア北部のモンテローザの村に夏を過ごしに来たピエトロ。彼は牛飼いの少年ブルーノと出会い、仲良くなる。都会育ちのピエトロと、学校にも通えていないブルーノ。興味や知識、体力や山で暮ら>>続きを読む
世界史の授業でナポレオンについて先生が話す時、サラッと出来事だけを話す方もいれば、偉人として業績の話を並べる人もいれば、独裁者としての一面を語る人もいる。フランス革命の後、政治体制が混沌としていたフラ>>続きを読む
前作「リビング・デイライツ」で示された新たなボンド像。ティモシー・ダルトンのボンドは個人的にはかなり好き。されど、子供の頃からボンドこそ男子の理想めいた刷り込みをされて育った僕だが、この「消されたライ>>続きを読む
高校3年の頃。「ベストヒットU.S.A.」でBorderlineのPVを見て、マドンナのファンになった。本作はちょうどLike A Virginで大ブレイクする直前の出演作。ダンスフロアの場面とエンド>>続きを読む
オーストラリアにおける「白豪主義」政策とはどんなものだったのか、そして先住民族アボリジニーの生活や習慣を正面から取りあげている点で、実に貴重なフィルムだ。
純血のアボリジニーは隔離して数を減らすに任>>続きを読む
青春ものにありがちなのが親の不在というシチュエーション。あだち充の「みゆき」、「エロマンガ先生」のように兄妹が二人暮らしになる背景を一応説明しているものもあれば、家計がどうなってるのか不明な「みなみけ>>続きを読む
ディズニー映画をいちばん観ていたのは1990年代。「リトル・マーメイド」から始まる、いわゆる"ディズニー・ルネサンス"と呼ばれる時代だ。配偶者がディズニー好きでレーザーディスク(笑)で映像ソフトを集め>>続きを読む
2019年。マーチン・スコセッシ監督がアメコミ映画に対して「映画ではない」発言をして物議を醸した。その発言は「人間の感情、心理的な経験をまた別の人間に伝えようとする映画ではない。テーマパークだ。」と続>>続きを読む
2023年12月13-17日の北九州国際映画祭で上映される旧作から。
https://kitakyushu-kiff.jp/
映画祭では北九州出身の松本清張原作の映画が3本上映される。セレクトしたの>>続きを読む
2023年12月13-17日、北九州国際映画祭が開催される。
https://kitakyushu-kiff.jp/
そのオープニングで上映されるのが本作「無法松の一生」(4Kデジタル修復版)である>>続きを読む
ミュージカル「コーラスライン」というと、金色の衣装に身を包んで一列に並ぶあの場面を真っ先に思い浮かべる。80年代に映画化されたのはまだ観たことがないが、それでも「コーラスライン」が多くの人々に愛された>>続きを読む