taka181さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

こんな反戦映画、なおかつこんな勧善懲悪は大歓迎です。狭い世界で「俺が法律」とか思ってる奴等なんて全員、もっと強い「俺が法律」によって思い知ればいいのに。スッキリするなあもう。なお本作のスタローンはステ>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

アメリカのマフィア映画ではゴッドファーザーとグッドフェローズがトップ1・2らしいけど、あちらはファミリーの話で、こちらはファミリーには入れない奴等の話。あちらは重厚感で、こちらはスピード感。というかコ>>続きを読む

さすらいのカウボーイ(1971年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良い。。まるでイージーライダーの逆回転のように、放浪に疲れて家に帰るカウボーイの物語。静かなギターの音色とゆっくりカットを重ねてつないでいく淡い映像美。ピーターフォンダやるなあ。

ヤバい経済学(2010年製作の映画)

3.0

インセンティブ設計は難しいという話。成果主義の弊害とかまさに。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

5.0

革命は鮮やかに。ちょうど半世紀前、自由の国の自由を問う、奇跡的な物語。乱暴なつなぎ方さえ宝石のようにキラキラ輝いています。しかしもうジャックニコルソン御大しか生き残ってないんだな、映画では真っ先にお亡>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

唯一文句をつけるなら、邦題が良くない。これは華麗なる逆転劇なんかじゃなくて、怒りに満ちた告発じゃないか。年中怒っていたら持たないけど、怒り続けることは大事。私たちは忘れっぽくなりすぎた。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.0

グロテスクシーンのこだわり様はさすがでした。話が難解というよりいろいろ唐突なのかなと。デボラハリーがとっても80's。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

ディズニーのあの素晴らしい「ふしぎの国のアリス」は、完全にこの影響下で作られたんだなあ。魔法の国の色あざやかさが素晴らしい。

男と女(2016年製作の映画)

3.5

チョンドヨンは問題を抱える母親の役が多くて、その全作で素晴らしいと思っているけど、これもそうでした。しかし男がかなり序盤からずっと気持ち悪い感じなのに、この結末とは意外。逆になるかと思ってた。んー、男>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.5

ドアーズ「the end」の長大なMV。だとしたら百点満点。「前半は満点だが後半は0点」って誰が言ったんだ正直すぎるだろ。カーツ大佐ちょっと何言ってるかわかんない。あ、でも気が狂ってる役だからそれであ>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

ロードムービーの醍醐味は経由地との交流と発見(自分、家族、自国…)だと思うけど、経由地が目的地に変わり得る、というの含めて素晴らしい。でも最後、わざとらしい程に大きなモントレーの看板が意味するところは>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

なんだろう、疲れているのか。久しぶりにジャックブラックが見たくなっただけだったのに、いちいち泣いてしまった。彼はもちろん、みんなのキャラクター設定が素晴らしい。リチャードリンクレイターの青春ものは個人>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

平日の夜に観るべきではない映画第1位。とてもとても頭がおかしい。普通これをやろうと思いついたとしても、こんなに全力で映像化しないと思う。何が原動力なのかさっぱりわからない。どう考えても頭がおかしい。天>>続きを読む

ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた(2006年製作の映画)

3.5

力強い女性自立賛歌。個人主義とキリスト教倫理とアメリカンパイ。実にバランスのとれたアメリカ観、自国評価だと思いました。しかしこれが長編監督デビューで遺作になるなんて悲しすぎる。。

インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.5

経済活動が知らないどこかの誰かを殺しかねないシステム時代の恐ろしさ。「誰も殺したくない」がもはや「働きたくない」と同義というか。もちろんシンプルにも、できることなら働きたくはないんですが。How do>>続きを読む

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010年製作の映画)

3.5

刑事モノのパロディも、ウォール街へのたっぷりな皮肉も、TLCの曲名ギャグも、全部わかりたい人生だった。それでも充分面白かったからすごいですけど。

ロベレ将軍(1959年製作の映画)

4.0

ヴィットリオデシーカの、どうしようもない詐欺野郎のしまりないナチュラルニヤケ顔が素晴らしい前半と、獄中でだんだんと将軍の人格が憑依していくかのような後半とのギャップこそが、イタリア人の描く戦争と人生で>>続きを読む

豚と軍艦(1961年製作の映画)

4.0

長門裕之のスカジャンポン引きチンピラ野郎のたたずまいが最高。ブタの大海嘯には爆笑必至。そして魂のバカヤローからの、力強いラストのロングカット。ひたすらにパワフルな映画でした。ちょっと疲れた。

俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

3.5

やりすぎなギャグシーンだけ少し邪魔。全体的には素晴らしい。多様性に「時代が変わる」のを双方の立場から写しているし、コメディだから全く説教臭くない。というか普通にかなり笑いました。

子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.0

描かれている情景は決して希望に満ち満ちたものではないのに、なんて瑞々しいのだろうか。これが若者の、女の子たちの、特権みたいなものなのかもしれない。青春映画とは呼びたくない、青い傑作。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

登場人物の誰一人にも共感しないけど、共感が素晴らしい映画の必要条件なんかじゃ絶対ないと証明してくれる。人間は、2つに分けることができる。「やらせて」って言ったことがある人間とない人間に。生き辛さってな>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.5

バリバリに粗いフルーツチャン。この人は初めから腕切るの好きなんだなあ。巨大墓地でのキスシーンに代表されるように、絶対普通には綺麗に撮らないから好きです。

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

ソルギョング怪演。話も普通にサスペンスとして面白いです。どんなホラーより認知症怖い。。

空気人形(2009年製作の映画)

3.0

代わりはいない。リプレイスメンツ。オダギリジョーがぜんぶ持っていく感じ。それこそ、オダギリジョー以外に、代わりはいないぜ!って感じ。

ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

どっちかって言うとアメリカンニューシネマびいきな私ですが、ロッキーがアメリカンニューシネマを葬り去ったという歴史もまた大好き。試合には勝たないのが特に良い。闇堕ちしないアメリカ。1976年。タクシード>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.5

流石な面白さではあるけれど。正義感で何かをやればやるほど事態は悪くなる。それは自分じゃなくてアイツのせいだ。それが実にアメリカで、逆に気持ちがいいくらい(好きとは言ってない)。とにかくこれで、私もジョ>>続きを読む

昼顔(1967年製作の映画)

4.0

夢は脳による記憶の再合成らしいとすると、この映画はやたらリアルだとも言えるのか。とにかく夢と現実の境界の曖昧さが良かったです。都合が悪いことが有耶無耶になったときの「あぁ良かった」という安堵感。「終わ>>続きを読む

ジーザスキャンプ 〜アメリカを動かすキリスト教原理主義〜(2006年製作の映画)

4.0

隣の芝は青くない。冒頭、デブの女牧師が「キリスト教徒は堕落してメシ食ってばっかりだ」とか言ってたところまでは笑えてたけど、、全然笑ってる場合ではなかった。完全にカルトじゃないですか。どよーんと、ずしー>>続きを読む

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

4.0

遺作がこんなに軽快なモノクロ探偵モノで、しかも最後まで徹底して自身の脚フェチを恥ずかしげもなく作品に映すトリュフォー本当に好きです。

拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

3.5

人間はどんな時代環境であれ結局は人間らしい。なんというか、フルメタルジャケットとは真逆のやり方の、戦争映画の傑作では。

終わってる(2011年製作の映画)

3.5

私も高校三年生の受験のとき、ずっと美術室で卓球やってました。なーんにも考えてなかった。大丈夫生きてる。大丈夫。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.5

老いを自覚すると人間は急に、死ぬまでにやりたいことをやろうとか思う。しょうがないよねやりたいんだしね。酔っ払って瞬間沸騰するキムミニ良いですね。

恋のエチュード(1971年製作の映画)

3.5

恋には始まりと中間と終わりしかないのに、私たちは中間をないがしろにしがち。まあしかし、映画も本も人生も、始まったら終わらないわけにもいきませんし。それにしてもトリュフォーはいろんな映画が撮れて素晴らし>>続きを読む

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

4.5

途中で筋が読めたけど、それでも最高だったです。本当のことは残酷だ、残酷だからせめて喜劇にしちゃいましょう、そうしましょう。大好きです。

太陽が知っている(1968年製作の映画)

2.5

ロミーシュナイダーとアランドロンがイチャイチャする前半しか見どころがなかった。