たかなべさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

2.4

主演の人たちが全くオタクに見えないし、ミュージカル調の意図も安い「ラ・ラ・ランド」を試したいようにしか見えなくてマジで誰用の映画だよ!とは思ったけど、主演の人たちの基本スペックの高さ(演技、踊り、歌の>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.9

恋人が自分の記憶を消す施術をしたから、自分も彼女の記憶を消すわっていう粗筋なんだけど、構成がトリッキーで時間軸もまっすぐじゃなかったり、主人公たちを取り囲む人たちも全員どこかおかしくて、見終わってから>>続きを読む

幸福のスイッチ(2006年製作の映画)

2.8

2回観た。

東京でイラストレーターを目指している娘が、実家の電気屋を手伝う話。

意外なことは何も起きないホームドラマなので、役者を観るしかないんだけど、ジュリーと美人三姉妹がかわいいのでまあいいか
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

2.9

原作は未読。

幼少期、自由が丘近くに住んでいたので、トモエ学園の立地については共感できた。校長役が役所広司だったのも、等々力在住だから?って思った。話しも思ってたより「トモエ学園物語」って感じだった
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.5

原作は既読。というか山本直樹で読んでないものはないんじゃないか。

この作品はかなり原作に忠実に映像化されてるんだけど、残念ながら映像化自体に意味を感じなかった。漫画でいいって思えた。しゃべってる山本
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ふたたび swing me again(2010年製作の映画)

2.5

ハンセン病療養所から50年ぶりに帰ってきたおじいちゃんが昔組んでたジャズバンドの仲間を探して再びライブをするロードムービー。セリフがセリフっぽかったり、演出がダサかったりするけど、悪い話ではなかった。>>続きを読む

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.0

原作は既読。

ロケやオープンセットのシーンがたくさんあって、スケールがめちゃでかい。古代ローマと現代を行き来するときに何度も繰り返すオペラ歌手の演出はだるいし、上戸彩との恋愛パートはいらない気がする
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.6

2回観た。

ほとんど忘れてたせいか、初回以上に気持ちよく観れた。泣かせに来てないところがいいね。

タイトルやメインビジュアルから感じる通り、わかりやすくいい話だけど、強いてあげればちょっと地味かな
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運命のボタン(2009年製作の映画)

2.6

キャメロン・ディアスが自分と同い年だし、好きなので観た。

ある日夫婦の元に届いた運命のボタンを押すと、誰かが死ぬ代わりに100万ドルが手に入る。猶予は24時間以内‥。

押す押さないの葛藤を2時間か
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.8

入院中のスタントマンと少女が、おとぎ話を通じて心を通わせる話。世界遺跡と石岡瑛子の衣装で描かれる世界観は豪華絢爛。ロングでのレイアウトやシーンのつなぎ方がめっちゃかっこよかった。少女役もいそうな感じの>>続きを読む

二つの光(2017年製作の映画)

3.8

ハン・ジミン目当てで観た。
30分の恋愛映画。
聞いたところによると話の中に出てくる弱視用ゴーグルの、プロモーションドラマらしい。
結局、お互いの性格ではなく見た目重視で好きになってるように見えるのは
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狩りの時間(2020年製作の映画)

3.3

チンピラ4人がヤクザの金を奪って殺し屋に追われる話。イ・ジェフンが好きだから観た。チェ・ウシクも好演。パク・ヘスの悪役、ターミネーターかよって怖さで良かった。近未来設定、必要だったのかどうかよくわから>>続きを読む

ハルフウェイ(2008年製作の映画)

2.3

アドリブっぽいセリフとか、揺れるカメラとか、つまんでいく編集とか、いつまで90年代のつもりなんだって、イライラした。漫才だったら「もうええわー」って言いたくなるとこいっぱいあったし。まぁ、自分が青春映>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

3.6

違法な死体処理をしている二人が、誘拐事件の生きた女の子を預かることになることから始まる話。ユ・アインが口が聞けない青年の役を寡黙に演じている。画面レイアウトもバッチリ決まってるし、セリフのないコミュニ>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

刑事がひき逃げをして、その保身のためにした行動が更なる巨悪を引きずり出す。後半加速していく暴力が良い。イ・ソンギュン、ずっと保身のためにしかがんばってないのに、そのラストはどうかと思うよ。チョ・ジヌン>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

想像してたよりはだいぶダイジェスト感あって、大河ドラマの総集編を観てる感じだった。シーンが割と雑に切り替わる割に、誰かに感情移入させてくれない脚本なので、なんでナポレオンに何万もの兵が従うほどカリスマ>>続きを読む

妖怪大戦争(2005年製作の映画)

2.3

キャストが無茶苦茶豪華。
その反面、キャラが多すぎて何がなんだか…。
女性キャラには細かくエロを挟んでくるし…。
不要としか思えないギャグパートは滑ってるし…。
神木隆之介、この頃が一番演技が自然でう
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.4

ソン・ソック好きの妻に付き合って観たけど、なかなか良かった。映画らしさはないけど10時間の連続ドラマを煮詰めたみたいな満足感があった。水川あさみ似の主役の女の子もかわいかった。ソン・ソックって時々ザブ>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

2.5

2023年になって初めて最後まで観た。公開当時も観たけど序盤で寝てしまったんだった。ロードオブザリング派だったってのもある。

22年前っていうのもあるけど、CGや合成が荒くてちゃちいな。あとハリーが
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.5

観客の97%が女性だった。
鬼太郎の起源というより、二次創作ミステリーと言った感じだった。
みんなが言うような良さが分からず残念だった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.8

山崎監督の映画、苦手なんだけど、評判が良さそうなので観に行ったら、やっぱり自分にはあんまりだった。

ゴジラ出演部分というかVFXは良かったよ。それ以外が全部しんどかった。セリフみたいなセリフとか、あ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.2

2時間20分もあるのでしんどいかと思ったけど、バイオテロをいろんな立場から丁寧に描いていく前半はかなり面白かった。ただ中盤以降の解決編が雑で、終わり方もなんだかなという感じだったので、プラマイゼロと言>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.0

A24って主人公に英語を話すアジア人女性しばりがあるの? この映画もアメリカに移民した中国人女性が主人公だ。欧米とアジアの死生観に関する文化の違いを描いたヒューマンドラマと言った感じだけど、ジャンル名>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.2

つまんないことはないし、2より見やすくもあったけど、ほとんどずっと戦ってるシーンなので途中でちょっと飽きてくる。しっかり2の続きかつ、次作への橋渡しもしてたので、4でいったん終わるのかしら?

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

ジョン・ファブローが主演、脚本、監督を務めたハートフルコメディ。サブタイトルのフードトラック編に入るまでが長すぎる気もするし、それほど特別なことも起きない話だけど、スカーレット・ヨハンソンやロバート・>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

2.3

全体的にダサい。90年代のしゃらくさいところを煮しめた感じ。
祈りやら、世界の終わりのきっかけになる少女やら、精神性みたいなものがどうしようもなく浮ついてる気がする。

キャストがやたら豪華なのと、特
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MAKING OF THE LAST OF US(2023年製作の映画)

3.5

想像以上に金も手間もかけられて作られていることに感動した。CGはもちろんだけど、合成してる実際のセット部分も余裕で映画並みだったし。そしてまさかキリンが本物だとも思ってなかった!

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.2

原作とNHKのドラマ版は全部見てる。

どうみても2時間持つ内容じゃないだろうから、映画館で観なかったんだけど正解だったようだ。いつまでたっても話が進まないし、要らないセリフや演出が全体を間延びさせて
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.2

不要なエピソードや演出が多く感じた前作に比べると、テレビドラマ版にだいぶ近くなっていて「こういうんでいいんだよ」って思った。なんなら、劇場版っぽく膨らませたエピソード部分さえ、もっと削っていいくらい。>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.7

原作は未読。

大泉洋に宛書した話らしいけど、大泉洋って物作る側の人間には見えないんだよな。飄々としたキャラクター的には合ってるとは思ったけど。話も駆け足でいくつものエピソードを語ろうとするので、ひと
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

2.8

公開当時と2回観た。

主演の二人がはまり役なので楽しく観れたけど、エピソードや演出が当時からちょっと古い感じなのと、同時にその安心感にグッと来るみたいな部分はあるな。いつのまにか運命の相手みたいな感
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.0

大人がまじめに作ってる感じが良かった。特にロケーションを細かく割って、漫画みたいなテンポ感を出してるところが、邦画や特撮にある、世界の窮屈さを緩和していて良かった。一方で豪華俳優陣の中、女性の演技が単>>続きを読む

暗殺教室(2015年製作の映画)

2.8

原作は序盤だけ読んだ。

設定は突飛な上、出落ち感強めなので、ストーリーに2時間を持たせる力はないんだけど、CG合成を中心にした実写化はまあまあうまくいってるし、何しろ二宮和也の声は抜群に良かった。菅
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.9

ゲームは外伝を含め全部プレイ済み。
行方不明の兄貴とか、海賊の宝とか、うっすら原作をなぞってるところもあるけど、基本的には別物で「アンチャーテッド」の実写化というより、トム・ホランドの新しいアドベンチ
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

2.2

原作は既読。

実写化する必要性が全くないし、そもそも2時間持つ話じゃない!
原作もそうなんだけど、ほぼ出落ちなんだよね。設定とキャラクターの説明が終わったら、そっからは何もない。目的がないんだから、
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白い巨塔(1966年製作の映画)

3.2

唐沢寿明版と岡田准一版のドラマは観たことある。
この映画がそれらと違うのは、財前教授が失脚するまでは描かれておらず、教授戦から裁判に勝ったところで終わるところだ。つまり財前は悪の勝者として描かれている
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