たかなべさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

2.4

原作は未読。高校生の男女が偶然同棲生活をする。鶴見辰吾にも少年時代あったんだなーとか薬師丸ひろ子って顔変わんないなーって感想しか出ないぐらい、特別なことは起きない上に、セリフっぽいセリフにちょっとぐっ>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーに近い重厚なタッチの麻薬捜査モノ。
正義感の強い女性主人公が、事件や捜査に翻弄されるのがリアルでつらい。自分のことのように体験してる気分になった。

この監督の個性なんだけど、上映時間
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スパイの妻(2020年製作の映画)

2.2

想像の斜め下過ぎてがっかりした。
蒼井優が演じた妻は何がしたかったのか、終盤に近づくほど目的がわからなくなった。
蒼井優が憲兵側のスパイだったなら、まだ全体が理解できたけど、そんな話しじゃないしさ。
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

シングルマザーのキャリー・マリガンがめちゃくちゃかわいい。「わたしを離さないで」の主役の子だ。そしてライアン・ゴズリングは相変わらず貧乏くじを引く役。刑務所から帰ってきた夫がポー・ダメロンだって今日気>>続きを読む

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.8

VHSの頃に5回以上観て、30年ぶりぐらいに再見。

90年の映画だけど80年代の大作アクション映画感ある。暴力と爆発のオンパレードだ。1の閉鎖空間でのシリアスな緊張感はないけど、同じことをやっても仕
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

1999年のインターネットと言えばテレホーダイ真っ只中で常時接続なんてなかったし、パソコンモニターもブラウン管、ブラウザは雑誌の付録のCD-ROMからインストールしたりしてたし、SNSもiPhoneも>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.6

アニメと言うか、動く絵本みたいな映画。
SFというより、民族間支配や闘争を描いているので、「ファンタスティック」なんてほんわかしたものじゃないし、ましてや子供向きでもない。
誰に向けて作ったのかわから
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どら平太(2000年製作の映画)

2.8

明るく楽しい時代劇。コメディと言っていいのかな。
飄々とした潜入捜査官みたいな役を役所広司が演じていて、色気もあり、ハマっている。
懐かしくも豪華なキャスト。
終盤がセリフばっかで絵的な動きがないのと
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女王蜂(1978年製作の映画)

2.6

仲代達矢を始めキャストはかなり豪華だったけど、ストーリーはマンネリ気味だった。よく言えば安定感なのかもしれないけど。流血シーンの朱色が気持ち悪い。石坂浩二って顔が村上淳にちょっと似てるかもと思った。

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.2

金持ちの後妻になって遺産を相続する商売をしているトヨエツと大竹しのぶ。食えない二人が8人目のターゲットを殺したところから話がこじれ始める。大阪が舞台で大阪弁がふんだんに出てくる。大竹しのぶのはまり役、>>続きを読む

ラ・ブーム(1980年製作の映画)

2.8

タイトルだけは子供の頃から知ってたけど観たことがなかった。ソフィー・マルソーが出だしからひたすらかわいい。高橋マリコの若い頃に似てる。映画というよりテレビドラマみたいなタッチ。70年代の少女漫画みたい>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.8

古代の大鮫VSジェイソン・ステイサム。

超深海から現れた怪獣レベルの巨大ザメ。もう個人でどうにかなるレベルじゃないし、海に近づかなきゃいいのに、何度も何度も襲われる。あとやたらと自己犠牲したがる仲間
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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

2.8

なんでカミーユはハマーンやシロッコを知ってる感じで戦うんだろうか。

前作が「恋人たち」というタイトルで「はぁ?」と思ったけど、今作でほとんどの戦死が女絡みだと考えると、Zガンダム全体が「戦い」と「女
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

2回観た。

昔観たときはドタバタというかポップで明るい印象だったけど、久しぶりに観たら文学的だし骨太だった。回想で成り立ってるあらすじなんだけど、逃げる側と追う側のキャラクターがしっかりあって、演出
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.9

明るく楽しいゾンビ映画。

ゾンビ映画っていっぱいあるけど、ゾンビ映画の利点ってあるなぁって思えた。

・なんでそういう世界になったのか説明がいらない。
・現実にある場所を廃墟っぽく散らかすとそのまま
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年製作の映画)

2.3

CGのクオリティがぐっと上がったり、多彩なアクションの見せ場、有名俳優の参加といいところもあるんだけど、冒険が始まるまで相変わらず30分以上かかるとか、奥さん別の人になってない?とか、その割に年を全く>>続きを読む

ツナグ(2012年製作の映画)

2.2

原作は未読。

オムニバスっぽい形式なので時間が足りないのか、セリフにしか見えないセリフとか、感情や設定をベラベラ話すのとか、だいぶ冷める感じだ。小説だったら過不足ないんだろうな…と想像するしかなかっ
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.0

4,5回観た。

初期の三谷作品いいよね。
まぁ、舞台原作なんで舞台っぽい感じは拭えてないけど、それでも個性的なキャラクターが寄ってたかって群像劇を成立させる様はまさにドラマって感じ。やりすぎなくらい
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

2.8

相変わらずなんで戦ってるのか、なんで大気圏と宇宙を行ったり来たりするのかわからないし、誰しも女性にほだされすぎ。「恋人たち」っていうより「発情期」って感じ。あとZガンダムって突然運ばれてきてすぐカミー>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

原作は未読だけど、同じ作者の「スタンド・バイ・ミー」のアップデート版ホラー味みたいな映画だった。キャラが立ったいじめられっこ達を主人公にするだけで理不尽なホラー要素がこんなにも面白く感じられるなんて!>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.2

SNSの危険性に警鐘を、みたいなことだと思うんだけど、うーん…。

あらゆる場所に小型カメラ、体内に小型ヘルスセンサー、個人が経験できるすべてのことに誰でもアクセスできる。それによって行動の透明性を促
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.8

シリーズ内で言ってることはずっと同じことの繰り返しだし、映画の中でドキドキ・ワクワクする要素はもはや恐竜が出てないシーンのほうが多かったりもするんだけど、それでも昔の映画のダメな続編やリブートより圧倒>>続きを読む

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

2.0

病んでる風だけど、別に全然病んでない。
病んでない人のリハビリみたいな映画。

昔、名古屋駅の改札で庵野監督、恵比寿のラーメン屋前で岩井監督とすれ違ったことを思い出した。

大竹しのぶ、数分しか出てな
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.2

薄いラブコメかなと思ったら、不穏な設定が後出し後出しで追加されていって変な世界観に。でもその繰り返しのどんでん返しに乗れるほどそれぞれのキャラクターに十分に共感できてないので、中盤以降はただただ散らか>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.0

思ったより犬視点ではなくて、青春映画や家族映画、警察映画のオムニバスに犬ナレーションがついてるって感じ。

犬のせいでお父さんがアル中になって家から追い出されて、それがやがてクォーターバックである主人
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風立ちぬ(1976年製作の映画)

2.6

原作は未読だけど、あらすじの100文字ぐらいでほぼ全容なのであまり関係ないかも? 負け戦に向かっていく日本と、そこに参加しなきゃいけない大学生と、結核に侵された美女がたぶん全部多層的に重ねられているん>>続きを読む

ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

2.8

妻を暴行された教師が、謎の組織に関わって代理殺人を請け負う羽目になる。果たして組織の正体とは…? 前半はハラハラドキドキ楽しかったが、中盤以降は進展も少なく退屈してしまった。「逃亡者」にもちょっと似て>>続きを読む

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.4

遊ぶためだけに嘘をついてシングルマザーを探してる独身男が、精神を病んでる母親といじめられっ子の息子の世話をする羽目になる。文字にするとあんまり共感しようがない出だしだけど、話が想像つかない方向に転がっ>>続きを読む

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.0

TV版も何度かチャンレンジしたんだけど、Zガンダムの良さは未だに全然わからない。この映画は「新約」の名のもとに、新しいコンセプトでダイジェスト編集し直したものだ。いつもどおりの駆け足だし、大量の説明台>>続きを読む

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

2.6

1のヒロインと結婚して息子がいたりする。で、ピーチ姫よろしく妻や息子がさらわれたりして冒険の動機づけになるけど、ここまで30分以上かかるというスロースタートだ。全体的にノリが軽く、主人公がゲームっぽい>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

3.0

20年ぶりぐらいに観た。

当時はだいぶオシャレだった気がしたけど、年相応に古びていた。
確か岩井俊二は漫画家になりたかった気持ちを持ったまま映画監督になったと聞いた。「花とアリス」で結実するような実
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.8

賑やかで退屈はしないけど、何が言いたいのかはよくわからない話だった。友達の絆最高とか? 90年代あるあるにもなってないし。

池田エライザの扱いや演出が特別すぎて、かわいいから好きだけど、贔屓過ぎない
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.0

劇場も含め10回ぐらい観た。

前作でもCGはディスプレイの中だけというこだわりがあったが、今作では背景がフルCGになるとハッキングされた視界というこだわりがあってそれがいい。

中盤の繰り返しパート
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.1

3回観た。

「ハッピーエンドってわけね」というセリフに集約される後半のストーリーのまとまりという意味ではまぁひどいもんだと思うんですが、先が読めない感じとか、動きのワクワク感はすばらしく、CGも結構
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

2.8

99年の作品なんで、CGはさすがにあからさまだったりするけど、テンポは悪くなかった。インディージョーンズのような、ゲームのアンチャーテッドのような、そういう賑やかさが当時のB級アクション映画っぽさを感>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

2.8

タイトルと主題歌は子供の頃からよく知ってたけど、今まで1度も観たことがなかった。アイドル映画だとずっと思い込んでたけど、実際はカルト映画だった。カルト映画なんだけど、薬師丸ひろ子の瑞々しさがしっかりと>>続きを読む