TakanoriIshikawaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

ただの百合アニメかと思ったら、ゲド並にこじらせた作品だった。ラスト終盤から二時間ドラマみたいになったのが残念すぎる、そこまではいい映画。

周囲に対して醒めた主人公を描き切ったところと、舞踏会でお金を
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

ループの仕掛けに目新しいものはないが、ゲームの攻略めいたテンポの良さと、戦争映画としても迫力ある戦闘シーンで楽しめた。
ループによるステージ攻略だけではなく、最後はチームを組んでの協力プレイに移行して
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

久しぶりに観た。当時はあまりに衝撃的な内容に茫然としたが、改めて見返してみるとストーリーは粗が目立つ。演出やカメラワーク、役者の演技はいまでも新鮮。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

オシャレな恋愛映画は苦手だけど、ホアキンさん目当てで行きました。蓋を開けてみれば大人の変態映画だったので安心しました。

お目当てのホアキンさん含めた役者陣の演技もすばらしかった。ちょっと狂ったゲーム
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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.6

悪趣味丸出しの風刺映画としてガチのリブートだった。かなり良い出来。
ただ、敵のロボットが印象薄いのは残念。ラストの対決に、もうひとひねり欲しかった。あそこまで後味悪い幕引きなら、クライマックスにもっと
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サード・パーソン(2013年製作の映画)

3.4

いい映画ではある。オリヴィア・ワイルドとエイドリン・ブロディの個性が魅力的。リーアム・ニーソンが小説家? と思ったけど、今にも泣き出しそうな表情は役柄に合っていた。会話にもユーモアがあり、何度も笑いが>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

タランティーノっぽいノリを感じた。普通に笑ってワクワクできる映画。ファンタスティック Mr.FOX を彷彿とさせるミニチュアづかいもかわいかった。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

みんなラリってる演技がうまいなー、と思った。さすがに長くは感じたけど、テンポがいいので最後まで飽きずに観れた。

サプライズ(2011年製作の映画)

3.1

ひとひねりの効いたスラッシャー・ムービー。でも、更にもうひとひねり欲しかった。展開は予定調和で少々退屈に感じた。
創意工夫に溢れたトラップの数々を期待していたのでちょっと肩すかし。家族同士が協力しあっ
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.7

映画としてはぎこちなかったり勢いに欠ける気はするが、話は抜群に面白かった。アイデア重視の名作SFを読み終わったような満足感。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

5.0

大好きな映画。監督の音声解説も最高に面白い。
最後のが本物じゃないのだけが残念。

藁の楯(2013年製作の映画)

2.8

意外とメッセージ性が強かった。会話劇のようになっていく後半の展開はなかなか引き込まれる。ただ、御都合主義や突っ込みどころが非常に多く、説得力の乏しさが目立ってしまうのがもったいない。
蜷川老人の動機と
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

前作より驚くほど良くなってる! 特にアクションは、予告編で高まった期待を裏切らないクオリティ。
脇を固める悪役ふたり、デハーンくんとジェイミー・フォックスがしっかりと物語を支えており、そのおかげで、主
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.4

脚本がよくない。登場人物の動機づけが弱く感情移入が難しい。なんのために命を懸けて戦うのか、結局よく分からない。話を盛り上げるためだけの行動・展開が多くて萎える。
派手なアクションは多いが、緩急がなく平
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サイン(2002年製作の映画)

3.7

斜め上をいくラストにズッコケる。しかし、不思議と怒りは湧いてこない。
終盤の籠城戦をもう少しタイトにしてほしいとか、話の構成が都合良すぎて雑とか、色々ツッコミどころはあるものの、魅力的な登場人物たちと
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.3

不覚にも泣いた。前作を復習してから観るべき。未見でも置いてきぼりになることはないが、感動的なエピソードを理解するためには、前作での事件や人物相関を踏まえておくのは必須。
 
格闘アクションは数段グレー
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運命のボタン(2009年製作の映画)

3.0

SF映画としては侵略者モノに分類されそうな今作。ただ、そちらはあまり真面目にやる気はないようで、パロディとして観る方が面白い。部屋のドアが次々開いて住民が顔を覗かせるシーンや、図書館で利用者が振り向く>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

ウィンターソルジャーの予習として軽い気持ちで借りてきたけど、かなり面白かった。テンポがいいし、主人公のキャラがかわいい。アベンジャーズから観たので、キャプテン・アメリカが自分のチームを率いて戦うのが新>>続きを読む

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

3.5

大学生のときに観たんだけど、ほとんど覚えていないってことは、よく理解できなかったんだと思う。かなり複雑なストーリー。視聴者にある程度の予備知識を要求する。
パトレイバーの劇場版ではあるが、レイバーや特
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赤い影(1973年製作の映画)

3.9

ホラーのジャンルに置かれていたが、デビッド・リンチの映画のように不合理で妖しい雰囲気をもった作品だった。旅先で出会った謎の姉妹(妹は盲目で、しかも霊能者!)がホテルの一室で突然笑いだすシーンは最高。マ>>続きを読む

エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.1

冒頭からずっと「何これ? どうなるの?」の連続で、割と単純な筋立てなのに目が離せない。突然の銃撃戦からの家の修理と晩餐、診療所でのアクロバティックな戦闘など、とにかくユニークな舞台設定が目白押し。
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LIFE!(2013年製作の映画)

2.9

やはり、空中に人の顔を映し出す映画とは相性が悪い。

序盤の主人公が「東京大学物語」の村上直樹みたいな妄想男なので、ラストも同じ感じと思ったら違った。特にひねりもなく終わって逆にびっくり。

オシャレ
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セレニティー(2005年製作の映画)

3.2


日本版ブルーレイで観賞したが日本語字幕がいまいちで、途中から吹き替えで観た。

観客の興味を持続させるためだけの展開が多く、前半はそれが鼻につく。また、多少性急で説明不足にも感じた。途中で放映中止に
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.0

モンスターパニック映画を POV 形式で、しかも、事件とは無関係な一般市民の視点から描いたエポックメイキングな作品。
まさに、突然の不幸に見舞われたかのようなラストはお見事。一方的に巻き込まれ、訳も分
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

あまり期待していなかったが、かなり面白かった。特にプレミア作戦の奇想天外さと、終幕の銃撃戦が凄まじかった。2時間半という長尺ながら、長さを感じさせないエンターテインメント。
ただ、ブラピの活躍をもっと
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.5

前半は話がどこに向かうのか全く読めず、ついていくのが多少しんどかった。また、直接的ではないとはいえ、動物好きにとってはツラい描写が何度かある。
デブの女友達が車のサイドミラーをドロップキックで壊したあ
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

誕生日おめでとう・・・じゃねーよwww ラストに半分呆れる反面、感動もしてしまう映画。
CRS は、人が変わるための通過儀礼を演出する会社なのかな。主人公の場合は、それが幼い頃のトラウマである、父親の
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最高にカッコいい犯罪映画から一転、B級モンスター映画で突っ走る超展開。国境を越えると別世界ってのが興味深い。ただ、スピードと緊張感に乏しい戦闘シーンは、B級らしさがよく出てるものの、若干だるかった。>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

5.0

レゴたちはみんな部品で出来てるんやね。映画好きなら倍楽しめる。まさかの笑って泣ける大傑作だった!

キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.8

サウジアラビアとアメリカの関係と9 ・11までを凝縮したタイトル・クレジットから、冒頭の外国人居住区での悲劇は圧巻。ラストの手に汗握る銃撃戦からの展開もズシリと重い。

Q&A(1990年製作の映画)

3.2

暴走していく悪徳警官が怖い。尋問調書(Q&A)の過程で、会話から徐々に背景が浮かび上がってくる感じはスリルがあった。終盤の、先輩検事との会話もよい。

ただ、主人公の活躍する余地がほとんどなく、最後も
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.4

氷や雪の質感がリアルで一見の価値あり。役者の歌唱力もすばらしく、また、歌のあいだもダイナミックな動きと映画らしい楽しさがあった。
ストーリーは突っ込みどころが多いうえに登場人物の葛藤や動機づけが弱いた
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

ただの怪獣パニックものにあらず。家族の再生と悲喜劇。普通の人が必死になればなるほど、どこか間が抜けてて思わず笑ってしまう、ってのが自然に演出されてて凄いと思った。

ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.8

原作より清潔でカッコいいロールシャッハさん。不満も多々あるが、緻密で濃厚な原作をよくぞここまで映像化してくれた。
原作のアメコミは★5

ウィッカーマン(2006年製作の映画)

3.2

風邪で暇すぎて観た。ラズベリー賞に5部門ノミネートということで、あらかじめ覚悟が出来ていたせいか、それなりに楽しめた。
大きなマイナス点はニコラス・ケイジの熱血演技が作品のミステリアスな雰囲気を台無し
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

4.0

シリーズの中でも際立ってライド感が強い。大きなスクリーンの、それも IMAX 3D で観れてよかった。