TenKasSさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

5.0

格子柄のコート、格子状の窓、格子の柵。
檻のようなイメージから出てくる閉じ込めるという反復が、フランセスの状況から、フランセスが男に対してやること、そしてフランセス自身が内側に押し込めてきた欲望と多層
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

5.0

この興奮はオールタイムベスト的なやつかもしれない…!うおー!

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

5.0

素人の三人組がだんだん馴染んでくるのがわかってよかった

都会のアリス(1973年製作の映画)

5.0

断片。旅は出来事でなくて時間を享受するものと思う。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

5.0

個人的にずっと観たかった新作映画が本当に最高だったというこの高揚感は本当に得難い。

心療内科などにいくと必ず「最近眠れていますか?食べれていますか?」と聞かれる。その二つが人間に最も大きな影響を与え
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スサーナ(1950年製作の映画)

5.0

生卵塗れのスサーナの脚が一瞬挿入されるところ、強烈過ぎる。

豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

5.0

ちょくちょく今のは…?というシーンの挿入があった。葬式が登場するあたりからもう大変なことになってる。

バービー(2023年製作の映画)

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ジョン・シナが出てるの知らなくて出てきた瞬間ナチュラルに吹き出してしまった。自分があんな漫画みたいに吹き出せることにビビった。同じ回を見ていた皆様申し訳ありません。全てジョン・シナが面白いせいです。な>>続きを読む

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

5.0

ほぼ人災。
ジャック・ロジエの映画で死人が出るのが見れるのか…!?とさえ思った。絵面の広さに反して謎に広がっていく緊張感。

アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

5.0

これも2016年以来
こんな全部面白かったですか???
最後の車の中での三人の会話で、リリアーヌとジュリエット二人が、「愛してるしか言えないのか?色恋より大事なことがあるんだ!」ってシリアスに怒鳴った
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メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

5.0

2016年以来
いい意味で特に言うことなく。
記憶より暗い(夜と室内)の場面が多くて驚いたくらい。
男どもがすったもんだやっている時に女たちは横目で、せせら笑うように顔を見合わせたり、(ばかだなー)と
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パパラッツィ 2Kレストア(1963年製作の映画)

5.0

ドキュメンタリーではあんまり他に聞いたことがない二人称のナレーションが印象に残る。ブリジット・バルドーを「君」と呼ぶ。大量のカメラが彼女を狙い、彼女を中心としたそれぞれのカメラが持つ彼女との距離感が面>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

5.0

マリアブラウン同様に6年ぶりに観た。劇場で観たことによる驚きはマリアブラウンほどなかった(そもそも監督作では最も通俗的なので)のだけれど、70年代後半の時点で、このような主題をしっかり描いた映画がある>>続きを読む

メルビンとハワード(1980年製作の映画)

5.0

メルビンとハワードというには物語の比重としてはメルビンのほうしかなくて、不思議だなと思っていたら、映画の後にその接続語「と」に関する論考の載った資料をタダでもらえてラッキーな気持ちになった。

90分
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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

5.0

もう清々しいまである。

『1Q84』と妙に共通するモチーフがあるのは…思い込み。単にオーウェルから引用という部分は別とし、王国が訪れるし、タイガーだし、異界との接続だし、物語世界の侵食だし…まぁでも
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怪人マブゼ博士/マブゼ博士の遺言(1932年製作の映画)

5.0

全部かっこよ過ぎる。似た名前の作品が多くて、俺の観たマブゼはどれだ?ってなるのが死後影響を及ぼし続けるマブゼ博士っぽくて笑った。
昨今の007もバットマンもヴィラン全部マブゼな気がしてきた。後年への影
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フィフィ・マルタンガル デジタル・レストア(2001年製作の映画)

5.0

なんかちょっと色々悩んでた状態で映画館に行ったんだけど、これ観たらわりとどうでも良くなっちゃった。

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

5.0

ブラック通り越してるユーモア。ラストにかけてぶっ飛びすぎ。綾小路きみまろの漫談みたいな話の映画。
裁判に突入してからのドライブ感半端ない。本当に俳優の動作と音楽をマッチさせたり、段々早くなるクロスカッ
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デジレ(1937年製作の映画)

5.0

召使サッシャギトリ、超カワイイ。
ギトリ作品のチャームであるキャストスタッフ全員紹介の後、私達と一緒に楽しいひと時を過ごしましょう。と言われて観る映画がつまらないわけもなく。

その軽さと裏腹に、相変
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キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

5.0

話数を重ねる毎に、冒頭の「漂白職人達は去り、病院には優秀な医者たちが集まってきた。」というところで、(優秀な…医者…??)と首を傾げる。

最終1話は正に闇の中に放り込まれて終わってしまった。
明らか
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あなたの目になりたい(1943年製作の映画)

5.0

戦時中ということもあり、かなりウェットで悲しげ。
世界の先行きの不透明さが視力を失うということときっと連関しているのだと思う。
自身の妻を映画に収め続けてきたというサッシャ・ギトリ本人の話を知ると、彼
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夢を見ましょう(1936年製作の映画)

5.0

めっちゃ喋るめっちゃ回す、めっちゃおもろい。ラストはそれでいいのかよ!と思うんだけど、なんかいい気がしてきた。旦那の方も浮気してるし。

幸運を!(1935年製作の映画)

5.0

いやこれでこの二人くっつかなかったら、世界がひっくり返るぞ?くらいの惚気っぷり。
上映前にサッシャ・ギトリはトーキーになるまで殆ど映画を撮らなかった演劇人だということを知ったのだけど、本当に音と映像の
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とらんぷ譚(1936年製作の映画)

5.0

95%がナレーションで駆動している驚異の映画なんだけど、モノラルでフランス語を延々と聴いていると、なんか心地よくなって眠くなるということが分かった。ウトウトしまくった。
回転ドアで変身しまくるところ、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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どいつもこいつもAuroraのCure for Meの歌詞みたいなセリフを説教臭くべらべら喋る割に、中盤で星一個分人死んでて、特に殺さんでいい人はモリモリ殺すくせに、ロボコップは殺さずに放置して、子供>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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2000年代後半のことを思い返すと、トランスフォーマーが2時間で終わって、インディ・ジョーンズが2時間半を超えるっていうのは、違うバースにきたフラッシュくんみたいな気持ちになるね…。
とても楽しかった
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

5.0

群衆の映画。地下活動のうねりが非常にダイナミックで、影の演出も冴えててヤバい。戦時中の映画とだけあってナチ高官がとにかく気味の悪い奴に演出されている。
もういい加減HHhHを読もうと思いました。

天使の影(1976年製作の映画)

5.0

抽象度たかい!セリフヤバすぎる
映画の上でファスビンダーとシュミットがバチバチ!