6年ぶりに観たら、凄すぎてぶっ飛ばされた。この映画の制作にあたってファスビンダーは、ミルドレッドピアースと愛する時と死する時を念頭に…とアフタートークで言ってて「マジじゃん!それじゃん!うわやっべー!>>続きを読む
今年観た新作で一番良かったかもしれない。この間のアフターサンとアケルマンとワイズマンが配合されたみたいな謎の手触りでゾクゾクした。
フランスにおける有色人種の話がコンテクストの一つにあってその繋がりな>>続きを読む
楽しすぎる。勢いでパンフレット買って帰りに特集で観た作品のコラム読んでたら、一番読みたかったアメリカ二部作と劇場未公開だった2本のコラムがつまんなくて萎えた。金払って読む内容じゃない。
でもこれでまだ>>続きを読む
勝手にカメラが操作されるよくわかんない装置を使って、決定権のない人たちの寓話を描く。トリアーはカメラオペレーターとして神みたいな位置に存在する。なんとかジャンルの規定の中で物語を収めるというのが面白い>>続きを読む
M:I観に行ったはずなのに、お話が『三体2』みたいでぶったまげた。敵が映画業界を脅かすAIソフォン!対して映画史を背負う面壁者イーサン・ハント!!
なんとアルゴリズムのパターン分析による予測を打ち破る>>続きを読む
いてぇよ!!
3章開幕ソラリスで楽しい。
こんな捧げられても困るような映画を捧げられるタルコフスキーが一番面白い。捧げたもん勝ちみたいなトリアーのニヤケ面が透けて見えるよう。
しかし鬱描写は当事者だけ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ここは僕たちのいる世界と違うみたいだ。似ているところもあるみたいだけど」的なセリフが出てきて、ああこれもまた、映画のことなのかねという気分になった。
アオサギたちも「お待ちしております」としか言わず>>続きを読む
筋とか倫理とか教訓とかどうでもいいわ。
あれよあれよと連れていかれた末、碌な希望もなく訪れる朝の陽光に、ただただ茫然としよう。
スパッと挟まれる死んだ目で拳銃を乱射する女が素晴らしい。なんかもう人じゃ>>続きを読む
お前もお前もお前も、正しくないから地上から消えろよ。うーん。ヴィジョナリー。ホモサケルとか言いたくなっちゃうんじゃ。
試写。
来る途中にお腹壊して舞台挨拶の開演に遅れてごめんなさい。色々と間に合わない映画ということで許してください。
旅の始まり方がホームアローンくらい起こらなそうな始まり方で面食らう。
その後の道程>>続きを読む
なにかを穿ち続ける映画。
暗闇に穴を開けるのがマッチ。
監獄と発展場の相似形にタイトルの寓意を持ってくるけど、演出がかなり抑制的なのでいやらしくない。
構成と俳優が強い。予告にレンブラントみたいってコ>>続きを読む
普通に寝れなかった時期のことを思い出した。みんなこんな感じなのかもね。安らぐためにあるベッドの上でのたうち回るあの感じ。ずっと真夜中でいいのにって感じ。
主題は好きだけど、形式が作為的すぎて全然好きじゃない。ラストの過剰さにシラけるけど、テーマソングがバカすぎて好き。
パールは普段ムスッとしていて、口がへの字だ。
だから彼女は口角を無理やり上げると随分不自然で、笑っているというよりは、今まで一度も笑ったことがなく、他人と同じように笑おうとして、「笑え」と脳に命令され>>続きを読む
映画は、活劇は、娯楽は、かつてこんなだった。宇宙開発とカーチェイスと銃撃戦とスパイ活動と世界大戦と洞窟での宝探しと海洋探査と、タイムスリップと、古代の戦争と、なんか取ってつけたようなロマンスと…。それ>>続きを読む
前作はもっと知性を感じる作品だったと思ったんだけど、今作はあんまりそういうアイデアを感じなかった。
ゴルシフテ・ファラハニが出突っ張りでアクションするのは素敵ですねー。
学校の友達と連れ立って映画館にこの映画を観に行ったことを覚えている。親に連れられないで行った初めての映画だったかもしれないと思ったのだが、記憶が定かではない。
そしてやっぱり観てはいけないものを観てし>>続きを読む
人間同士の権力(一応ペトラがファッションデザイナーとして権威なのでこの言葉でも良いだろう)関係というのが画面の中に現れる時それは上下構図とか視点の位置とか、なんらかの力が一方向に加えられるとか多分もっ>>続きを読む
冒頭発せられる「私に子供がいるとは、恐ろしい。しかしいつのまに?きっと昨日だ。昨日、私は若かった。」という言葉の強さが凄い。
一人の人間(の遺灰)を中心にして、事実、創作、彼の創作物、その映画化、そし>>続きを読む
この間『ヒート2』を読み終えて、それが『ブラックハット』を踏まえたという感じがしたので公開時以来に。
凡作と切り捨てるには面白過ぎる上にデジタルな画角や手ブレや冗談みたいに平板なライティングが挑戦的す>>続きを読む
おい!遊んでる場合じゃない!ビールが来たぞ!
自分には「理解できない」ことをする「理解できない」人間たちに、どこか自分と共通した気分や世界観が垣間見える瞬間、自分の中に「理解したくない」自分がいることに気付く。そういう同一性を揺るがす想像力や思索>>続きを読む
死人に取り憑かれて魂が抜けたかのように通りを歩き続けるクリスの横を、一筋の煙が通り過ぎるシーン、凄すぎる。
サッシャ・カジェがThe Last of Usでアビーをやってくれたらいいのになと思いました。
この映画、実は現代のカメラに対する批評という側面があると思っている。あとは正しさに対する批評。
オスカー・アイザックのいい声をいい音で堪能した。