takashisomaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

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贋作を忠実に作りまくって美術館に寄贈して、それの展示をただ見て満足というおじさんを追ったドキュメンタリー。
彼の生い立ちから、両親の話、彼の生活を見てると彼自身のどこか歪んでいるんだけど、社会も歪んで
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

2.5

一見作り込まれていない中途半端な作品に見えるけど、作り込んでる作品。テーマがテーマだけに色々とバッシングが入り編集したらこうなちゃった可能性もある。
あのセオドアが選択したラストは、現実は映画やドラマ
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(2017年製作の映画)

3.0

ロケーション、時期、セットが完璧というか見ていて気持ちいい。25分という尺なのにゆったりと進む展開でダラっと見れる。
背景を色々と察知できる会話、なんかエロい描写(別にエロくないけど)もグッドでした。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

現実の矛盾した問題にぶつかった時、人を助ける牧師としてどうすればいいのか、孤独に悩み狂気に走って行くという...牧師版タクシードライバーじゃんっていう。
環境問題がテーマになってるっぽいけど、そんなに
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オマールの壁(2013年製作の映画)

3.0

現地の緊張感がガシガシ伝わってくるドキュメンタリーチックな作風。
ラブストーリーが基調になっているけども、恋人に会うために8mの壁越えて、越えてる最中狙撃されながらも会いに行くという...完全に狂って
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

カメラワーク、物の配置、構図がとにかく気持ち良い。
コロンバスという土地に留まることとなった人と、コロンバスを出たい人の交流を淡々と描く作品。
監督のコゴナダは小津安二郎、ブレッソンのオタク故に今作の
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.0

ミッドサマー鑑賞前にチェックをおすすめされ観たけど、僕には少し難しかった。見れば見るほど良さが理解できそうな感じでした。
オープニングから芸術チックなシーンや、メタファーを多様してるようなセットに難解
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

第2次世界大戦下のドイツが舞台というだけでヘビーなんだけど、オープニングからビートルズの曲をバックにヒトラーに熱狂してる人々を描く様は変な感じなんだけど好き。コメディー要素も強く、作品全体のバランスが>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

2.5

復讐スリラーアクションでいったら男目線ものが多い中異色というか、あまり例を見ない女主人公もの。
前半と後半で男女の地位というか、男性陣がどんどんマヌケに見えてくる感じ...いいね。最初からマヌケなんだ
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.0

ロングトレイルめちゃくちゃして〜海外の大自然いきて〜となる作品。
ゴールなんてどうでもよくて、そこで何を考えて生きるかってことなんかね。知らないけど。
ひたすらに小ネタの連続なんだけど、地味に面白い。
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

テーマ的には「あっ、そうね」っていうもう語り尽くされた内容なんだけど、架空の生き物を登場させて再提示するという発想。
このオクジャが正直ブサイクなんだけど、もう堪らなく可愛い。序盤のトトロ感、そして主
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「上には上がいる」とよく言うけど、今作では「下には下がいる」を見せつけられた。
序盤トントン拍子で物語が進んでいくので、こんなに上手くいくか!?と思いつつも家族がスルスルと入り込んでいく様は楽しい。終
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

ズッシリと心に刺してくる名作。
二人は別れようとしているけども、決して離れることはできない描写、お互いに思いやりや愛情はあるのに角の部分だけでぶつかってしまう。ある意味不器用さが際立つシーンにリアルさ
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

大好きな作品。実家に帰った際にDVDを持ち帰り久々に鑑賞。
歳を重ねてから見返してみると全然刺さるポイントが違くて驚いた。難解なイメージもあったけど、今見ると親切に作られている(フラッシュバックの多用
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ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

3.0

ミニマリズムというか、現代社会における生き方みたいなドキュメンタリー。
押し付けがましくないし、掃除しよう!ちょっと買い物前に本当に必要かな?と実践&思考的な内容。

時間も1時間ちょいなのでサクッと
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.5

対話の重要性を感じれた。誰とであれ「うん。そうだね。」とか自分が楽をするための返事と、なにも考えてない返事の重さ。
やりがち...

菅田将暉の言いたい事も言えないんじゃなくて、思考することすらやめて
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

韓国作品らしくグロさありますが、熱い展開に二時間あっという間でした。
ただ主演のウォンビンが地味にしてても目立つってすごいなと。
話としては王道的な展開ですが、内容はなかなかにハード。ラストシーンは大
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.5

タイトルがタイトルだけにどんな酷いB級作品かな?どれどれと思ってチェックしたら意外や意外で面白い。
鋼鉄ジークはスパロボやってるから知ってるけど、日本ではマジンガーの後に出てきたこともあって人気がない
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

あ〜脚本映画だなぁと思いつつも、評判通り面白かったです。
ロビイストなんて職業初めて知りましたし、全員頭良すぎて話についていけなかった。
ラスト主人公の覚悟というかそこまで計算してたの!?的な展開には
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

言葉少なく、詩的な作り込みの要素がグッときた。
登場人物たちを取り巻く背景、環境はなかなかに暗く重いのに、この作品はひたすら前向きで明るい印象なのが不思議。
大事な何かが終わったとしても、姿、形を変え
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.5

なんだかエモい質感の映像だったのでドラマティックな作品なのかしらと思って見たら、ひたすらデストロイで引いた。
主人公がいじめられる系の作品はストレス溜まりがちの鑑賞になるんだけど、この作品は復習劇が半
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.0

ひたすらに幻想的な映像と印象的な長回しの連発。
そして完璧なタイミングでどんな計算してんの!?と問いたくなる。

冒頭の列車に乗れず、走り出す列車を只々眺めてる背中のシーンだけでウルっときた。
終始冷
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遭難者(2009年製作の映画)

4.0

「女っ気なし」の前日譚。
土地同様に登場人物たちの寂しさ孤独さ、時代に置いていかれてる事がヒシヒシと伝わってくる。
自転車乗りの複雑な感情変化の読み取りが難しい。

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.0

この舞台となってる土地が主役になってる不思議な作品。少し前まではヴァカンスで人気であったろう土地の寂れ具合とどんよりした空気感...
その土地のメタファーのごとく存在する主人公。

結構見ていて心が苦
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.5

久々に見直して見たけど、こんな重いテーマだったけかと。
よくあるアメコミ作品をこの作品が革命を起こしたというのは納得。今までのアメコミ映画というかヒーローもの映画の決まりごとガン無視の脚本が素敵。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

危険すぎる作品という印象と共に「美しい」と思ってしまった。個人的には今年見た中でベストに入る。
地下鉄で3人をぶち殺した後、公衆トイレに駆け込み、ダンスは名シーンすぎる。発想がすごいな〜と只々感動。
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

2.5

戦闘シーン、グロ表現が意外にもやりきっていた。原作に近づけすぎなのか、どうも話がまとまらずな印象。
主演が、ストレンジャーシングスの署長なのは驚いた。てか原型なし。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

制作発表の時からずっと見たくて、、、そして、めちゃくちゃよかった。
何より主演二人の魅力がとてつもない。
相変わらずのタランティーノ節で、物語のキーとなるようでならない無駄なシーンの良さ。最早キーにな
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今作も面白かった!

大衆アニメなのに酒、タバコ、銃、風俗と日本社会で良くないとされてる事を持ってきてるのは正直驚いたけど、好印象。ガンガン切り開いて欲しい。
終盤、線路をひたすら走る主人公には泣ける
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ロウリー監督の前作「ア・ゴースト・ストーリー」が傑作だったので、今作も鑑賞。

あっ、こういう系もイケるのね!という嬉しさ。そして傑作。
ひと昔前の質感なんだけど、ロウリー監督らしい独特の
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.0

ベタベタのベタベタなんだけど、下地が珍しく、ストリートバスケ、NBAなので楽しめた。
終始結構な滑り具合なんだけど、徐々にハマってくる不思議。
ダンスのシーんはやりすぎだけど...

途中途中の会話に
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.0

奥さん最強映画。むしろ、主役を喰う勢いで印象強い。良いのか悪いのか。

世界観や設定の作り込みは良かったし、オープニングの引き込みかたもMI3みたいで面白い(僕はあまり好みではないけど)。

中盤から
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やさしい人(2013年製作の映画)

4.0

根暗ロマンティック。
めちゃくちゃよかったんだけど、ストーリー振り返ると気持ち悪いな〜(笑)ってなる。

やさしい人というより、めちゃくちゃ純粋な人。
登場人物たちは三世代くらいに分かれていて、それぞ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.0

家庭崩壊を少年目線で描くという、なんとも複雑な作品。ジレンホール目当てに鑑賞。

テーマがテーマだけにかなり繊細に作り込まれてる。
主人公の少年の行動や仕草にしても、一見謎な行動も背景や心情を組むとな
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.5

2作目が酷かったので、どうかな?とドギマギしましたが、めちゃくちゃ面白かった。
見終わった後に監督がJ・J・エイブラムスだと気付く。

イーサン・ハントをあそこまで感情的、人間らしく描く展開、エグいん
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

いやー面白かった。
いままでの強盗クライム作品とは一味も二味も違う展開と構成。

緊迫感の煽り方も凄まじく、見てるこちら側も緊張してしまうというね。

ほぼノンフィクションなんだけど、人物によって話が
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