たけださんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

愛の形に正解がないことを本当に正解がない葛藤で示す映画だった。モヤモヤするけどイラっとはしないいい繊細さ。
シネモアのレビューよかった。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロードムービー感が出てきて、風景を切り取り始めるあたりから映像の深みがグッと増していた。セラピーのシーンでそこまで積み上げてきたものがうまくマッチし、リズアーメッドの演技(というか顔)に惹きつけられた>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『活きる』でも思ったが、こんな力入った大作を見せられるともうグウの音も出ない。

個人的優勝シーンは、小四に裏切られたときの小豆の「ありがとう、姉さん」でした。(小四と小豆はメイクされるとマジでわから
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

レディバードのビーニーフェルドスタインが過ぎって観賞。

序盤のワクワク感よかった‥。
力技で笑わせにくる下ネタ連発を皮切りに独特の演出が続くけど、不思議と何かグッとくるのはそれぞれのシーンにちゃんと
>>続きを読む

山椒大夫(1954年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いや最後の長回し辛いわ‥
はやく!はやく観音を渡せェェェ!となる

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

お洒落といえばそうなんだけどちょっと振り切れすぎてついて行けなかった。後半のエピソードは二人とも別なタイプのヤバいやつにしか見えなくなってしまった。音楽はエモい。

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何かみんな憎めないいつもの感じはもちろん、じっとりとした質感とどうにも表現し難い魅惑的な雰囲気が全編を支配する。
台湾旅行を思い出して何か心にきた。
そして出てくる俳優の顔がみんな強すぎる。
村上春樹
>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ソウルフルワールド入門編って感じだな‥

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーもピクサーもそんなに詳しいわけではないが。
見る前は何となくの大人向け感を感じつつ、青いキャラで明るく楽しませるのかしら?とか勝手に思ってたら、その青い世界が難解というまさかの構成だった。
>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

現実と演技が違和感なく交差する仕上がりが見事だった。結局一番感じるのは「ロデオなんてやるもんじゃねえ」だったけどな‥。ノマドランド期待してます!

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ひきめのアングルになった時、何かしみじみすげえなってなった。一つのアイデアとしてすごく秀でた試みだとは思うけれど、どことなくそれ一辺倒な感じで、パラサイトに負けたのもわかる気がする

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『市民ケーン』をもう一度復習して、いくつかのキーワードも調べてから鑑賞。
(2回目のほうが1回目よりも興味深く見れる映画だとわかった。)

『市民ケーン』時代とは段違いなパンフォーカス映像に、トレント
>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これも息がマジで詰まるな
墜落するところをあえて2回見せる、その2回目に至るまでの持って行き方が神がかっている超ハイレベルドキュメンタリー映画であった。

邦題のキャッチコピーが「容疑者になった」なの
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ありきたりすぎる展開(そのせいで公開時はあまり興味出なかった)なのに、作り手や演者が玄人芸すぎて、強烈に惹きつけられ、涙がこぼれる‥クリントイーストウッドよ永遠に‥
終盤に描く部分は割と大胆だったけど
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こんなに色々ぶつ切りなのに不思議とテンポ感にのまれていくのがすごい。でももうちょっと骨太で丁寧に描いてくれてもよいような‥ややつながりが掴みにくい場面が‥まぁアメリカでは言うまでもないことなのかもだけ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今まで見たジャームッシュ作品で1番好きだった。いつもは何とも耐え難かったダラッとした間が、この作品では夜のタクシー内の世界とうまくマッチしていつまでも見ていたい気になった。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この監督の提示する季節感や青春は、自分の中の幼い頃の感情、思い出に深く訴えかけてくるような気がする。紅葉やらクリスマスやらいちいち心にくるなぁ
ローリーの絶妙なふわふわがティモシーシャラメに合っていた
>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

何か勝手にこのリンチは分かりやすめなんだろうと言う偏見があったのだが、見てみたら全然分かりやすくなかった。気持ち悪さも平常運転。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます


序盤からクライマックスみたいなテンションで裏の裏をかいてるらしいムーブを繰り返され、「いやもうすでに付いていけないかも」と思ってる矢先、死にかけた主人公をバックにちっちゃいタイトル出てきてもはや笑え
>>続きを読む

彼岸花(1958年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どれがどの映画だかわかんなくなってくるけど毎回ちょこちょことスパイスが変わって粋である。
他の監督の映画見ると違和感を感じるほど完璧な構図に慣れてきている自分がいる。

麦秋(1951年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

小津作品はパンしたりズームしたり(挙げ句の果てにクレーン)するとビビる。何となく不穏な空気の描写が多くハラハラ感が多めで、紀子よホントにその振る舞いでいいのかと言いたくなるものの、省二の影を踏まえると>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

戦後小津調の原点として見るともちろん感慨深いが、『東京物語』やコレより『秋刀魚の味』や『秋日和』が好きなのは晩年の洗練され具合が好きだからなのか、それとも白黒を味わいきれてないだけか。
がま口と熊太郎
>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

人間くささをうまくチラつかせながら、あくまで人間の美しさを描き出そうとする小津作品の魅力がこの映画にも存分に詰まっていた。一幕ごとに流れだすピースフルな音楽が、物語の前向きな展開を示唆していていちいち>>続きを読む

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

序盤はわくわくしたのだが、全体的に小人世界の魅力を生かしきれてなかった気がする。はるさんに母さん取られかけるのが見せ場なのか?

浮草(1959年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

小津映画の深みがようやくスッと入ってくるようになり、なかなかのシリアスさにも負けず、とても味わい深く見ることができた。ワンカットごとの美しさと完成度が本当に今作も素晴らしい。鴈治郎の顔芸に正面カットは>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミニシアターぽいというか、万人受けしないようなぽっかり浮いたシーンが結構あるのに肩の力を抜いて見られる映画だった。登場人物の愛嬌と音楽の力が大きかったかな‥コーリングユーに限らず映画ののんびりとした雰>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ヒロシが何か色々パキパキでも、ピンポンの軌道がムチャクチャでも、最高のテンポ感と竹を割ったような潔さのキャラで見事にまとめ上げていく。ビリーワイルダーみたいなバランス感覚を感じませんか‥。

この作品
>>続きを読む

AI崩壊(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

たまたま機会があったので何となく見た。
A Iに権利をどこまで開け渡すかはまぁ昨今の世の中を思い出させるようなそうでもないような

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

長かった。ケイシーアフレックの声っていいね。

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

白人と黒人の二項対立に収まることなく、警官、銃社会、麻薬売買の問題点を取り込んで多角的な見方がうまく提示されていたように思う。
銃出てくるシーンはまじでハラハラ‥最後のセガ二のサグライフタイムは拷問‥
>>続きを読む