mementooreさんの映画レビュー・感想・評価

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カード・カウンター(2021年製作の映画)

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なんで拷問し合う「再現ドラマ」映さないの?ここでやれよ。表象不可能性云々は確かにあるのかもしれないけれど、詩を書くことは野蛮という詩によって、詩を書いてはいけないという主張が詩となってアウシュビッツを>>続きを読む

ガルム・ウォーズ(2014年製作の映画)

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異様にわかりやすく説明的なセリフ・ショットが多い。特に中盤は情報量のない冗長な会話が多くダレていた。架空の宇宙空間での惑星ごとの争いと戦争という設定から、なぜこの戦争をしているのかという問いに対して地>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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織田に不信感を抱く光秀・秀吉・家康が、それぞれの動きのひしめきの中で織田への謀反→光秀の死まで至る流れ。
最後たけしが光秀の首を「光秀を殺したということがわかれば、首なんかどうでもいいのだ」と言って蹴
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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結局めちゃ予定調和に終わってしまったのでなんにもおもしろくなかった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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絶妙に気持ちの悪い引きと寄りのカットのリズムが不穏さを演出(?)してたが、人がアウトレイジばりのアクロバットさで殺され始めてからはかなり安定したサスペンスになる。水木の戦争体験と戦後が「安全な場所にい>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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映画の話ではないけれど爬虫類というか魚というか目が離れていて、唇が少し開いたままになっている人相の人が二人出てきて、今田耕司のようなとおもって、今田耕司を明らかに参照した男性が枕営業的に女性アイドルと>>続きを読む

愛の奇跡/ア・チャイルド・イズ・ウェイティング(1963年製作の映画)

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濱口『ドライブマイカー』的な終盤なし崩し上演の展開でよくないと思った。カメラから人を切れさせる動きの反復がおもしろかった。

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

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プロットがファイトクラブとドストエフスキー。中盤の、3人ぐるみで駅から電車にかけて盗みまくるところのシークエンスがすごかった。シンプルなようで捉えどころが難しい。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

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画面から弾き出されたドロシーが別の世界で画面に配置し直される。水晶・窓の外・画面に重なる「母」のテレパシー。

三重スパイ(2003年製作の映画)

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画面から逃げる男と男を画面に捉え続けようとする女のじっとりとした動き。ワイフだいぶちょろい。

人情紙風船(1937年製作の映画)

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しみったれてていい。終盤、髪留め的な何かを踏みつける足元から場所が飛ぶ繋ぎ方がすごかった。

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

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めっちゃセカイ系じゃん

宗介の家に波の上を走りながらやってくるポニョの映像が不気味すぎる。二人のイノセンスでほっこりし続けてしまうがまどろんでいるとギョッとする風景や運動が差し込まれる。すごくよい。

東京裁判(1983年製作の映画)

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全然裁判らしい裁判ではなかったのでびっくりした。

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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ある人がそこからいなくなるということを、いなくなられた側といなくなった側をできるだけ拮抗させるように描く。どちらがどちらからいなくなったのかということの判断が厳密にはつかないという事態を引き受けている>>続きを読む

ガリヴァー旅行記(1939年製作の映画)

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真ん中のガリバーを拘束するシーンだけちょっとおもしろい

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

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軸足がどこにもない構成が余計ドラクエを古典化神話化していたように感じた。ラストシーンはむしろオタクたちの思い出を肯定するものだったので批判の意図がわからない。このくらいのメタもダメなんだ。

怪物(2023年製作の映画)

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保利先生がクラスで授業してる時にメガネかけた男児が机を消しゴムで強く擦り続けているショットで爆笑した。『台風クラブ』っぽい不穏さを感じた。男性同性愛と名指されてはなくてそのことが良かった。

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