なすさんの映画レビュー・感想・評価

なす

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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

設定、描写、ストーリー全部が気持ち悪すぎて、吐き気を感じながら劇場を去るのは初めてだった。

こういうテイストの作品は好んで見るほうなのに
自分の体質が変わったのか、この作品が異質すぎたのか、たぶんど
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余命10年(2022年製作の映画)

3.9

よくある話っちゃよくある話だし
捻りも特にない。
ここ泣くところですよってポイント
も完璧に作られてる。

ただ、そのポイントが他の御涙頂戴映画と比べ物にならないくらい広範囲すぎて

「こんなに泣いた
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

「ちょっと思い出しただけ」
これ以上でもこれ以下でもない。


なによりも、
愛おしい相手とのやりとりとか、もうどうしようもならないほど崩れてしまった2人のやりとりはリアルで、痛いほど共感して、自分を
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人にとっての「安心」の感情を
対極にある「不安」の感情から教えてくれる。

すみれの言うとおり、
安心して一緒にいられる相手じゃないなら、1人でいる方がずっと楽に生きられるように人間はできてるんだろう
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.6


人間1人ひとりが、誰かにとってかけがえのない1人だということ。

完璧な人なんていないけど、
理由なく命を奪われていい人もいない
っていう誰でもわかる簡単なことをわからない人間がいることが信じ難い。
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.4

会話劇


主人公が鈍臭くて、救いようなくて、呆れちゃった。
終始イライラが止まらなくて、まくしたてるような台詞の多さにも少し疲れたところで衝撃のラスト。

すごく自分勝手な人に振り回されるようなそん
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

最初の主人公グルグル演出は楽しめた。

前情報一切入れない方がいいと聞いてたけどほんとにその通りだった。

鑑賞後に見たけど、予告編なんて
史上稀に見る本編潰し(笑)

社会問題に対する皮肉が詰め込ま
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.4

マクドナルドが大好きなもので。

ビジネスは食うか食われるか。
想像していたサクセスストーリーとは違う方向に展開して、正直モヤモヤした。

けど、レイ・クロックがいなければ今のマクドナルドはないんだよ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.6


なにか壮大で果てしない物語が、粛然と?密かに始まったようなパート1


青い炎みたいな、静かに熱く燃えるような盛り上がりを感じる。
派手な演出はほとんどないけど、細かい伏線、映像美、設定、全てにワク
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

最高。


スピード感リズム感ストーリー性、
これぞエンターテイメント。

ゲームと現実の世界が交わるバランスが絶妙で、物語としても映像としても最高な調和を果たしてた、、、

なによりキーズ、、、好き
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

「勝手な行動はしないで〜」って
思いながらヒヤヒヤ見る感じがやっぱり
ホラー映画なのだと。

ただのホラーで終わらせないのも
やっぱりシャマラン。

死が刻一刻と迫るビーチで、私だったら
必死に生きよ
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

複雑なものを全てシンプルにしていくような映画。

深く考えすぎず、自分の心に従って生きていけばいいみたいなメッセージを感じた。

誰になんと言われようと、愛と感じるものが愛。最後に手を繋いで歩いて行く
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

苦しいけど温かった


普通を求めて生きていくのは、決して刑務所上りの主人公だけに当てはまる境遇じゃないと思った。
この世の誰もが、案外難しい「普通」にぶつかってる気がする。

そして結局人は自分の生
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

赤いシンデレラ

男女の社会的性差みたいなのを突きつけられる感覚。女はこうあるべきだ、男はこうあるべきだって。

そういう意図なのかわからないけど、男の人は青いものを身につけて、女の人が赤いものを身に
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.3

ファーストラヴ
人間がもらう初めての愛情、
親からの愛。

主要人物はみんなそれをもらわずに生きてきて、深い闇を抱えてる。
唯一親の愛情をもらってきたであろう我聞の存在が由紀にとっても迦葉にとっても救
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.4

知らぬが仏

知らない方が幸せなことだってあるんだろうけど、その隠したいような事実がある時点で幸せではないんだよなぁ。

だけど、うまく生きていくためには秘密は必要不可欠なのかもしれないと思わされた。
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.4


展開が早くて見飽きなかった。
もうちょっと細かい仕掛けに期待してたから、意外とシンプルなカンニングで自分的山場が来なかったのが残念。

グレース可愛かった。
リンは菜々緒に見えてしかたなかった。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

最強にポジティブ


やり直したい日なんていくらでもあるけど
その1つ1つに意味があって
人生に無駄な瞬間は少しもないことを
教えてくれた映画。

結婚式があんなに大雨だったら絶対に
やり直したいけど
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.7

1秒も退屈にならない!面白い!

何が本当で誰がいい人なのか途中から混乱
映画に振り回されるこの感覚、好き!

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

ただただつらい


これが現実に起きてるってことが何よりもつらい

苦しむことで故人を心の中に生かすって、悲しいけどそれが唯一の救いなんだろうな想像もしたくないほどつらい

世界いち大事な人ができたら
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

金の豚

ただ純粋に親友を助けたいまっすぐなミジャを応援してた2時間

他の豚もオクジャみたいにそれぞれ農場で愛情込めて育てられてたと思うとどうしてもハッピーエンドだとは思えなかったけど

そんな私も
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

お揃いのコンバース


私たちが幸せならそれでいい
体裁とか社会的地位とかどうでもいい
2人だけの世界2人だけの舞台

周りからどう思われようが自分たちが良ければそれでいい何にでも勝てる気がする

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

どうしようもなく惹かれてしまう


どんな恋愛の形であれ、
ただ君のことを愛してる

そんな強いメッセージが物語の中盤から終盤にかけてどんどん大きくなっていく。

切なさもどかしさ、そして好きな人と過
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

鑑賞後、家までの帰り道

坂を登って帰る自分に気がついた。
いつも通る坂道にも意味を持たせてくるんじゃないかって勢いの余韻。

そして遠くにポツンと一棟だけ見える友達の住んでいる高層マンション。

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怒り(2016年製作の映画)

4.5

公開中の楽園を見て、やっぱり頭の中にはこの作品が浮かんで最近見てないけどレビューが書きたくて仕方なくなった。

あの映画館で立てなくなった時の気持ちを思い出したくなった。

とにかく重い。
でもその重
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかったやつ。

高評価なのわかる。
だけど、期待しすぎたのかな。
ハッピーエンドがそこまで好きじゃない捻くれ者だからハマらなかったのは仕方ないけど、

自分の人生をあんな風に語れるパパは偉大
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

何か大きな出来事があるわけでもなく、主人公の日常が描かれてるだけなのに

ひとつひとつのシーンに共感できる瞬間があって、悩みを抱えてる自分の心が突かれるような感覚だった。

レディバードは私の中のどこ
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