キネペンyiyiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

キネペンyiyi

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いつものように(1997年製作の映画)

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こういう会話や演技が自然な邦画ってどうやってるのかマジで気になります。

大学生って今も昔もあまり変わらないのかな?

思いもしない一夜が、とてもエモーショナルな青春になった経験って誰しもあるのでは?
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

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このバンド全然知らないけど、めちゃくちゃ才能があることが伝わってくる。

とんでもなく創造的なステージング。
舞台のセットのようにステージを使う(作っていく)のが凄い。
音楽もとにかく最高としか言えな
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最初のニコールが弁護士に心情を吐露する長回しと、後半チャーリーが歌で心情を吐露する長回しの対比が面白い。
もう、爆発してしまっていたニコールと、色々離婚に関することを経験した後に気持ちが爆発してしまう
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2/デュオ(1997年製作の映画)

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世の中にはまだまだ面白い映画があるんだと実感する。

鏡の使い方、意図的な黒みによる断絶、インタビュー、

そして、即興的な演出。

人の感情の不安定さが本当にリアリティを持って迫ってきます。

どん
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていた映画。

真実めいたものに敏感。
よく見ると自分に向き合わず、他人のことばかりしている。

自己が問われた時、空っぽの自分を見つけてしまった時、彼女はバスに乗る。

ゴーストワール
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下女(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ガラス張りの大窓っていうのがもう視覚的に面白いよね。
そこをカメラがスーッと縦横無尽に移動しまっせ(この時代に窓もすり抜けるよ!)。

とにかくカメラが動くんだけど、キレキレで今の時代の流行ともまた違
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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暴力によるアメリカ史。
アメリカの歴史学ばないと面白くないような気がした。

ある人を殺しに行くシークエンスの素晴らしさは凄い。

余りにも贅沢な時間の使い方が多く、
壮大な実験映画の様な気がした。

ルトガー・ハウアー/危険な愛(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白い。

ルドガーハウアーのエモーションをとにかく捉えるカメラワークが最高。

狂った面白い演出のオンパレード。
破水を犬が舐める、犬のうんこ、うんこ直に触る、アソコ型取り、蛆虫、ファッ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

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映像で楽しませる工夫が詰め込まれている。

ストーリーの面白さよりも、奇抜なカット割りや編集に目がいった。
今の映画と比べても全然見劣りしない、画も音も編集も。

演技の重厚感もすごかった。

死んでもいい経験(1995年製作の映画)

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なんじゃこりゃ。

とっ散らかってると同時にしっかりとした物語の骨組みがある映画。

セリフもふざけてるものが多いと思いきや、パンチライン突然ブッ込んでくる。

映像はとにかく楽しい。

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

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人生の重さを感じる一作。

重苦しく、センスに溢れるカットの連続

ひかりのまち(1999年製作の映画)

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たぶん夜観たら、刺さり過ぎて抜け出せなくなると思う。

手持ちが、とても効果的に使われている映画だと思った。

孤独ってどうしようもないね。
街はこんなに人に溢れて光り輝いているのにね。

あの涙が、
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お引越し(1993年製作の映画)

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後半明らかに、異世界というか、精神世界が侵食してくる。

おめでとうござまーす!泣いた

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

目線がいやらしい、性格悪いよぉー。
でも納得せざる終えない説得力がある。

一人一人の人物描写、心理描写がとても鮮やか。

高レベルすぎて、一瞬も見逃せないし、聞き逃せない。とても集中力が必要な映画
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狂った野獣(1976年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ハイテンション大喜利みたいな展開に大爆笑。

とにかく登場人物全員とんでもない生命力で、子供より子供っぽいし、欲望にそれぞれ忠実すぎるから面白い。

ギラギラしてみんな生きれるなぁーって感じられる登場
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ルナシー(2005年製作の映画)

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統制と自由の短所を集めた場所が、この社会という視点の怖さ。

正常と異常の境い目をぶっ壊すホラー。
違いなんてないよと、突き付けてきます。

最初の馬車からのフレーム内フレームのアイデアは素晴らしい!

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

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女優さんかんわいい。

変な構図のクローズアップが雰囲気を作ってた。

キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

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映画はもうこれだけでよくね?って錯覚させるぐらいの傑作だった。

映像と編集の性質、時間と空間を自在に移動できる面白さ、おかしさをここまで夢のある形で表現した映画を俺は知らない。
それと表裏一体の残酷
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

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ファンタジーに振り切れない感じはあったが、ギャグは面白いし、最後は普通に感動する。

セリフも極力抑えられてるし、映像は綺麗だし、ポップな泥臭さも有るし、諸手を上げて好きと言いたいんだけど、何か足りな
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

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ぶっ飛び映画。

吹っ飛ばされる。映画はこんなにも個人に肉薄できるのか。

溢れる愛情と渇望、それ故のやるせない気まずい空気の作り方がもう職人。

傷だらけ故の深いエモーションが正に濁流のように流れ込
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ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー(1981年製作の映画)

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美学の映画。

これもう西部劇から続く、男いや、漢の様式美ですね。

機械や銃や車などの物、そしてその扱い方をフェティシズム的に捉えるカメラワークが最高。
そういう描写を丁寧に積み重ねているからこそ、
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肉屋(1969年製作の映画)

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傑作。

抑えた演出なのに、人物の感情が痛いほど伝わってきた。
長回しとしっかりとカットを割って見せていくところの選択が絶妙。
序盤の雑に思えるズームアウトが印象的。
ちょっとしたカメラのフォローや動
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肉弾(1968年製作の映画)

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これは圧が強い。
でも、ずっと飄々としたユーモアが漂っている。
でも、その笑い尖りすぎ、皮肉効きすぎ。
だからこそ悲惨で辛い。

全てが虚しい。全てを破壊し尽くしてしまう。
戦争というものが何か、一種
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ダークナイト(2008年製作の映画)

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改めて観ると、とてもエモーショナルな映画だと感じた。

派手なアクションや、グロさやケレン味がちゃんと物語の味付けでしかない感じ、でもしっかりガジェットの面白さも楽しんでる。

人々の心理を、ゴーン・
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

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フォローしてる方々が絶賛していたので観に行きました。

こんな上品な抑えた演出をするラブストーリーが作られていた事が嬉しくなります。

終盤の切り返しのアイデアは確かに凄い。

映像で語る、背中に、水
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ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)

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中学生の男の子が超本気出して作った映画。

男のかっこよさ、無邪気さ最優先。

美学の勝ち。

広角レンズでレールを敷いて状況を分からせるカットがカッコ良い。

桜桃の味(1997年製作の映画)

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この世に流れている、美しき物事を捉えようとした映画。

間に流れる、情景ショットに心奪われる。

この世は美しさに溢れすぎている、見えなくなるほどに。

「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

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気持ちの良い増村映画しか見ていなかったから、結構衝撃的。

でも、スタイリッシュさは健在でした。

ドロドロでも、華麗に決める、重い一撃。

手に入れたい物があるって素敵だなぁ。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

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とても生き生きしてる登場人物達に元気付けられました。

エキストラや街や物に至るまで、活気付かせる事ができる増村マジックが凄い。

会話がビリーワイルダーとかホークスのように、マシンガンなんだけど、全
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

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ある種の狙った緩さが、現実味を増して画面から目を離せなくなる。

凄い緊迫感を生み出すことに成功している。
でも、ギリギリ観ていられない残酷さまで振り切らない事で、伝えたいメッセージをしっかり受け取る
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召使(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これ度肝を抜かれる。

印象としては黒沢清×ポンジュノ。

めちゃくちゃ面白い。

マジでスタイリッシュに気持ち悪い映画。

技術スゲェ、人物の動かし方とカメラワークの面白さ。
長回しの人とカメラの動
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