タキさんの映画レビュー・感想・評価

タキ

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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

正直、終わった直後は、えっおわり?と思ったが、反芻するうちに遅効性の毒が効いてきている。落ちた場所から荷物のように下ろされた山崎、ほんの少し止まっただけで何事もなかったようにベルトコンベアが動き出すシ>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.8

映画のあらすじ紹介に“まるで「推し活」”と書いていて、「推し活」とは?となっている。あまりにニッチなリチャード3世の遺骨探しを「推し活」などというふわっとした仲良しクラブの趣味のイメージレベルで語って>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど原作通りだったと思う。
前半、汐路の障子の開け閉めがうるさくて、挫折するところだった。
汐路ママが鈴木保奈美だったのはミスリードのつもりだったのか。
松下洸平、意外と(実は)ぶっ壊れてる人の役
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

娘を誘拐され妻にも去られた傷心の刑事(ベン・アフレック)が、ある銀行強盗の事件に娘が絡んでいるとわかり、強盗のタレコミをした占い師、ダイアナと共にレブ・デルレーンなる人物を追う。
いかにも逃亡してます
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後すぐに先の大戦の反省をして生き抜くというマインドを日本人が獲得し得たか、心理描写があまりに綺麗に作られていてストーリーにどうしても入り込めず。アカデミー視覚効果賞とったというので期待しすぎていたの>>続きを読む

さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

3.5

新作映画と連動して、かつて大好きだったあぶ刑事の再放送が始まり、毎日1話ずつ見て、そろそろシーズン1の終わり頃に差し掛かってきたが、その流れで見ると画面のクリアさ加減にひどく面食らう。そんなにクッキリ>>続きを読む

まだまだあぶない刑事(2005年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

タカ&ユージが横浜の海に消えてから7年。韓国にてコリアンマフィアと国際ブラックマーケットの小型核爆弾の取り引き現場に潜入捜査官として登場する。しかしふたりがどこをどうやってそこに辿り着いたのかは大胆に>>続きを読む

あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE(1998年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

テレビ版からの続編。
かの不死身ぶりから後半どれぐらい暴れてくれるか期待していた城島(永澤俊矢)がわりとあっけなく自爆死してしまって拍子抜け。代わりの敵役が城島の上司、テロリスト集団のリーダー伊達(加
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

5.0

見た気になってて実は見てないシリーズの筆頭かもしれない。新鮮に笑ってハラハラして驚いて最後にしんみりしたのでたぶん全く見てなかったと思う。原題がBonnie and Clydeなのに、「俺たちに明日は>>続きを読む

あぶない刑事リターンズ(1996年製作の映画)

3.1

映画版はすでにこれで4作目だそうで、近藤課長は定年だわ鈴江さんはいないわ新人は入ってるわ瞳ちゃんがキャラ変してるわで時の流れを感じる。瞳ちゃんの席に座ってるのがよく見ると島崎和歌子だった。あぶデカファ>>続きを読む

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

2.8

新宿歌舞伎町で様々に起こる悲惨なエピソードと宇宙人探しのエピソードがアンバランスなのは狙いなのかどうなのか。
マリコとMASAYAの出会いをやけに丁寧に描いてたけど、その後どういう経緯でマリコがカール
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.8

マカロニウェスタン以降から語られることの多かったモリコーネの音楽人生の初めから終わりまでを網羅した本人インタビューたっぷりのドキュメンタリー映画。
さぞかしこだわりの強い気難しい人かと思いきや「もし1
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.6

台湾版の原作を見てからの鑑賞。
男女逆転のせいかこっちの方が断然見やすい。麗華にとっては初恋だったんだろうけど、それ以上に両親を亡くして悲嘆に暮れるあの頃の自分を元気づけてくれたハジメへの感謝の気持ち
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

「君の名は」「天気の子」と並んで本作を入れて3部作というならエンターテイメントとして1番面白かったし、1番心に響いた。
実際にあった東北の震災を物語に落とし込む作業は一部不謹慎だと思う方もいるかもしれ
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

孤独死をした人の葬儀をとりおこなう民生課のジョン・メイの物語だが、それはさながら彼自身の終活について考えているようでもあった。対象者の遺品を整理し、親族友人を探し、宗教も調べ、葬儀で流す曲も選ぶ。過去>>続きを読む

赤ひげ(1965年製作の映画)

5.0

江戸時代後期の小石川養生所を舞台に病んだ貧しい町民とそこで懸命に働く医師の交流を描く。タイトルロールの赤ひげ(三船敏郎)はそれほど出番は多くなく、主役は実質長崎帰りの蘭学医、保本という若い医師(加山雄>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

WOWOWのドラマ版を視聴済みなのでそれほど期待せずに見たら意外と面白かった。なんとストーリーが違っている。

シャイロックの子供たち公式
https://movies.shochiku.co.jp/
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

ストーリーにドラマチックな起伏がないのでぼんやり見てるとつまらない映画だったという感想になるかもしれない。それこそタイトルのように「目を澄ませて」見ないとケイコの感情の揺れは見えてはこない。セリフは少>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

「英国紳士」の生き様を見る。ゆえに黒澤明の「生きる」の渡邊課長(息子想いだがコミュニケーション不足で口下手ないわゆる昭和の頑固オヤジ)とはまったくの別人と言っていい。
英国紳士にもなるとすべて自分の中
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

実在の人物かと思ってた。
それぐらい全方位完璧な作り込みで、架空の人物と知った今でもちょっと信じられない気持ちでいる。
監督がどうしても主役をケイト・ブランシェットでと熱望した意味を考えている。これを
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

赤い壁面のバレエ学校、やたらオシャレなアパートの壁紙、アートな孔雀の置物とか模様や色彩のインパクトがスゴイ。劇伴も民族音楽の楽器を使っていて印象的だった。
ストーリーはフランク医師が語ったバレエ学校の
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

仲間のルーベンを騙したラスベガスのホテル王バンク(アル・パチーノ)を破滅させるというシンプルなストーリーラインに各人の活躍もキチンと描かれていてさらに1作目の敵役カジノオーナー、テリー・ベネディクト(>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

この話はファンタジーラブコメ脳で見なくてはなかなかキツイものがある。意識の無い状態で1日連れ回され、枕元で朝までキスするかどうか逡巡されてはキモすぎる。「このままでは変態になってしまう」というグアタイ>>続きを読む

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

満州国をめぐる中国と日本の歴史をざっとでも理解してから見た方がいいと思ってあらすじを読んでたら周乙(ジョウ・イー)がモグラだとすでに書いており…。そこが物語の大事な部分ではないのは分かるとしても、まさ>>続きを読む

サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

3.0

美しいもののイメージ映像を延々と見ているようでこのストーリーから何を伝えたいのかさっぱりわからなかった(伊藤監督は坂口健太郎がお気に入りで特に手が好きそう。撮ってる本人はすごく楽しんでるんだろうなとい>>続きを読む

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.5

前作のターゲットカジノ王ベネディクトに何故か居場所がバレて盗んだお金を利子つけて返せ、さもなくば殺すと脅された11人が再び集結しアムステルダム、ローマと場所を変えなんとか金を用立てようと奮闘するが…と>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

映画は原作の3巻ぐらいまでかな。まだまだ先が長いので(全31巻)スコアはつけづらいけど、ストーリーは間違いなしの面白さだし、キャラクターもけっこうハマってて楽しめた。中でも玉木宏の鶴見中尉が度肝を抜く>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

ベネデッタの誰にも支配されない強さは先の「ELLE」の主人公ミシェルと同じタイプだなぁと思った。ベネデッタは聖痕が現れたことで異例の出世(修道院長)を果たしたが、同性愛を告発されたことで失脚し、人生の>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.2

「だんなデスノート」は実際にサイトがあり書籍化もしてるとのことで、どんなもんかなーと気軽な気持ちで訪問したらあまりに凄すぎて絶句した。

https://danna-shine.com/

慎吾ちゃん
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

本作はポストクレジットシーンあり。エンドクレジットが流れても帰らないで!とだけ冒頭に書いておく。きっとアナタは見逃すと後悔する。
(これよりあとはネタバレしています)







本作で綾野剛という
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生きる(1952年製作の映画)

5.0

最近リメイク版がイギリスで作られて原作のこちらを見よう見ようと思いつつ、いいタイミングでWOWOWで放送があったのに見逃してしまいガッカリしていたら珍しくNHK地上波で放送があったありがとうNHK!!>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.7

エスター役の子、おそるべき存在感とゴシックロマンス的な雰囲気が漂っていてよく似合っていた。でもこんな役をやるとあとのキャリアが大変になっちゃう気がする。ストーリーや演出はコワイというよりハラハラしたり>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ニックファッキーーーーーンケイジ最高ッス!!!
コレ全オタクが咽び泣くヤツやないですか
ニコケイが近年あほほどでているB級映画を入れ子構造のファンムービーに見立てるとは監督、天才すぎる(ナイフ投げには
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

子供の目にはワンダーランドに見えるだろうし大人の目にはある種のいかがわしさをも感じさせる湯屋の造形には飽きることがない。じっくり見てもまだ目が足りない感じがする。
監督によると千尋が油屋に迷い込んだの
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分を甘やかしてくれる人間(彼女や友人や母親)にはとことん甘え、先輩にはへつらい、後輩には見栄を張る。膝を突き合わせて話すことを避けて都合が悪くなると一目散に逃げ出す。大なり小なりみんなどこかに裕一的>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

バス事故による生活の激変、独居老人の自殺、管理会社の老人の追い出しなどけっこう重めの内容ながら人情コメディで展開していくのでかなり見やすい。
トム・ハンクスがすごく上手い。偏屈ジジイの心が次第にほぐれ
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