takopomさんの映画レビュー・感想・評価

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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.3

変な映画。いい意味で。
家族が崩壊しきらない家族もの。
愛は存在したし残りかすのようなものはまだあるのだけれど、暮らしてはいけない夫婦。

音楽の使い方にものすごい違和感を覚えるが、逆にそれで惹きつけ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

優等生タイプの高校生女子二人が、難関大学に進学を決め、卒業前にはじけようとする中で、遊んでると思っていた同級生たちも意外といい進路を決めていて、なんだかなと思う中、おおまとめにすれば多様性を認めていく>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

4.0

なんとなく家で一人で見始めて最初の方はヤンキーっぽい感じが強くて、止めようかなあと思ったんだけれど、どんどん引き込まれて、結局最後まで観てしまった。
須賀健太のダークサイドは初めて見た気もするが悪くな
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チェルノブイリハート(2003年製作の映画)

3.0

覚悟して観た方がいい映画。
前知識あまりなく、人々に話を聞いたりするドキュメンタリーだと思っていたら、病院をめぐるシーンが多くて自分が死につつあることを知らない無邪気な子どもや、精神や身体に障害がある
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

自分の持ち物を洋服も含めて全部、トランクルームに預けて、一日ひとつだけ取り出して生活するというドキュメンタリー。

監督兼主人公は26歳の男性。

初日は雪の中、全裸、裸足でコートを取りに行くところか
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プレシャス(2009年製作の映画)

4.0

確かに不幸は積み重なって行くけれど、観た人が暗くなる救いようのない物語ではない。

いつまでも精神的に大人になりきれない不機嫌な母親のせいで、心身に傷を受けかなり早めに大人にならざるを得なかった娘の不
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

観て良かった。友人とも話のタネになったので、いろいろ考えさせられるいい映画だと思う。
ただ、どうなのよ。と思う点が2つ。
1つは、結局東海テレビの内部に切り込めてるのか?ということ。出演者とクレジット
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.0

中井貴一演じる記憶喪失の総理の控え目な感じが、物足りないような気もしたが、逆にそこがよかったのかな。と。
イケメンの役者さんにハゲヅラを被せたり、特殊メイクで耳を変な形にしたりといったことが三谷作品で
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

観た環境(映画館の前から二列目)が悪かったのかもしれないけれど、楽しめなかった。まず、音が割れていた。マーラーのあの曲は好きだけれど、ひどい音で頭が痛くなった。

そして、主人公が好きになれなかった。
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イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

2.3

映像が美しかった。猟奇的なもの、不道徳がみたいならおすすめ。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.0

北村一輝のハンサムガイがバカバカしくてよかった。

ラストシーンもそうきたかという感じで好ましいし、映画へのオマージュ(綾瀬はるかのオードリー・ヘップバーン風衣装など)や愛が感じられる作品なんだけれど
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オードリーと二人の兄弟の三角関係なんだけれど、二人の兄弟が年を取りすぎていて、なんだかしっくりこない。

オードリー演じるサブリナは子供の頃から弟に片思いしてるのだけれど、ハンサム加減がピンとこないせ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

2.5

ドタバタコメディ。悪役3人組がいかにも悪そうでよかった。子どもも喜びそうなファンタジー。

ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

3.5

自分が年を取ることはもちろん知っているんだけど、それでもおどろいた。
認知症になるお母さんの60代の頃と80代、90代の頃は全然ちがう。
見た目でだけでなく、病気によって人格も全然変わるのに驚いてしま
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.0

コメディ。
いやあ男って情けない(笑)と思った映画。
父たるもの何か考えて、家族を牽引し、家族から尊敬されねばならない、と思っている限り、男性は楽にはなれず、自分の首を絞め、みんなから嫌われ、ばかにさ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.0

大人になるために子ども時代を捨てる必要はない。
プーさんが人形丸出しだなと思っていたけれど、だからこそだんだん染みてくるものがあった。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

知識と体力を完璧にしても、家族以外の多様な他者との交流がなければ深みのある人間にはなれない。
実践を伴わない言葉は空虚だ。そのことに気づかされる映画。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.3

やっぱりレディーガガは歌がうまい。
あらすじを聞いたときに、落ちぶれる男性は他に女を作ったり、暴力をふるったりするのだろうと、勝手に想像して、その点で見るのが嫌だったけれど、そんなことはなかった。
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テンポが良くて見やすかった。
主人公のセクシャリティの揺らぎと、試合での結果が連動し、最終的にはすべてを乗り越えて勝利し、よかった。
相手役のおじさんプレイヤーも、ビッグマウスなだけでなく繊細な部分も
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ヴェノム(2018年製作の映画)

2.5

ヴェノムは良かったけれど、主人公のことが好きになれなかった。婚約者の機密情報を盗んで自分の仕事に利用するのは最低だし、その割にジャーナリストとしての矜持もない。
ヴェノムのキャラのかわいらしさになごま
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.5

「天才作家」役の男性は笑えるほど情けないけれど、かわいらしく、チャーミングなところもある。
こういう夫婦関係は嫌だなあ。
時代がもっと変わりますように!

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

不思議なかんじがよかった。
日本であって、日本でない。斜め上にある別世界のような。
犬もそれぞれ個性があって男前でよかった。
ショードッグのワザは笑えたなあ。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.5

韓国版と比較しながら観てしまったので、まっさらな目では観られなかった。

広瀬すずが韓国版と比べると可愛すぎ、美少女役のエライザの見た目がビッチすぎた気が…

一番印象に残ったのは、三浦春馬のあの頃の
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.5

想像してた映画と違った。

イブ・サンローランの引退会見の映像から始まるが、イブの長年のパートナーが思い出や、ときどきのイブの心情を回顧して語るシーンがメイン。

二人で集めた美術品をオークション会社
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

映画の中の映画の映画。という入子構造が面白かった。ネタばらしこそが醍醐味。もう一度、繋いだものがどうなったのか観たくなる。
チームでものを作るということのよさを感じさせられた映画。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.5

いい意味でヒドイ映画。こんな映画は初めて観た…。と思ってしまった。
原作は読んでないけれど、じゅうぶん楽しめた。
出てくる男はほぼロクデナシだけれど、なんだかかわいいところがあり、女は強いけれど閉塞し
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キャロル(2015年製作の映画)

3.4

Xmas映画だと思って観たら、そうでもなかった。確かに背景はXmasで美しいのだけれど、それにまつわるお話では無かった。
二人がどうしてそんなに惹かれ合ったのかは、あんまりわからなかったけど(ぼーっと
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.6

ずっと観たいと思っていたら日本版サニーが始まってしまったのでまずはこちらを。
基本的にはコメディ。主人公のイ・ナミの少女時代の役者がものすごくいい味を出してる。かわいいし、よくみるとブサイクだし、キレ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.4

菅田将暉が役にぴったりな気がした。眉毛の太さ(さらにキリッとメイクしてたんだろうけど)が帝一の濃いキャラクターにふさわしい。
ヒロインの永野芽郁の顔がハッキリとはほとんど映らないのが気になった。
政治
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座頭市物語(1962年製作の映画)

3.0

どうしてもRGがちらつく自分が悲しい…
天知茂がカッコよかったし、ちゃんバラもよかった。

幕が上がる(2015年製作の映画)

2.0

天龍源一郎、笑福亭鶴瓶、平田オリザが出ているのを発見して、ミッケ!的なたのしさはあった。
物語自体はたんたんとしている。脇役に伊藤沙莉、吉岡里帆が出ていてそれもミッケ!なのかも。
ひと夏の青春を切り取
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.0

見世物小屋がまだあった頃のお話。
エレファント・マンという言葉は知っていたけれど、容姿は初めて見た。
ジョンの気持ちが最後までなんとなくしかわからないので、いろいろと考えてしまう。

片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

オムニバス形式でどの作品も見やすかった。
ピー子ちゃんには衝撃を受けた。
板尾監督作品は何事も起こらないのだけど、なぜかよかった。

私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

2.5

子どもの描き方が雑な気がする。反発からの懐きまでの過程が飛んでる。子どもってそんなに簡単ではない。
人類学の参与観察のフレームを使っているのは面白いけど、それも雑な気が…
社会階層から登場人物をティピ
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