Moominさんの映画レビュー・感想・評価

Moomin

Moomin

映画(344)
ドラマ(1)
アニメ(0)

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.4

ダニー・ボイル監督作品

ヤク中になってしまった90年代のイギリスの青年達のお話

学生時代にはこれは『ファッション』だったり『音楽』だったりした見線だった
その時代の流行りに乗りながら薬漬けになる青
>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.8

脚本と演出の融合

スラム出身学もない青年がクイズ番組で次々と正解を その理由を警察に詰められる
アカデミー賞等8部門受賞

設定がまず面白いのに加えてダニー・ボイルの演出が次々と襲い掛かる感覚
結末
>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.7

東京国際映画祭
戦争の傷跡

戦争に行ったものと戦争を待つものの物語

脚本と演出
シーン一つ一つが凝っていて面白い
飽きさせない工夫が光っている
戦争物というくくりの中でも戦争に向かった彼らの信念や
>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.5

それ、それ?

地方の呪いのようなものに

『それがいる森』
それとは?で入って、ホラーとなる
既視感で言うと『ミスト』
ただ決定的違う点がある
そこが評価が分かれてくる所
ただホラーの作り方はさすが
>>続きを読む

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.9

主人公なんてものはいらない

セーヌ川のほとり
ふとしたヴァカンスにカメラがお邪魔する

映画大学講師、おすすめの監督作品

唐突な話の流れに、唐突な人物の連続
説明のない映画 これが良い
必死に観客
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

5.0

頭に植え付けられるような衝撃的な映画

希望と夢を抱いて音大に通い始めた主人公
そこで鬼のような講師に出会う
そこから二人の鬼の日々が始まる

ちょっとこれは良い意味で期待を裏切られた
夢を追うことっ
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.8

情緒

鎌倉で暮らす三姉妹
そこに腹違いの女の子が加わり、4姉妹での暮らしが始まる
それぞれの複雑な思いが交わる

それぞれのキャラクターが
それぞれの立場で台詞を紡いで
それが繊細過ぎて作品の深みが
>>続きを読む

あの日々の話(2018年製作の映画)

4.7

勝手にパッケージから開放感映画だと思ってたら正反対だった

カラオケボックスに集められたどこかの何かのサークルの男女たちのお話
圧倒的会話劇

『PASSION』と強く重なる印象
会話の微妙なズレがリ
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.3

久しぶりにこんな丁寧な映画観た

血を垂れ流しながら川沿いを歩く女子大生が殺人の容疑で捕まった
彼女の人生を色々な観点から覗き、犯行の動機を探る

とっつきのないどこにでもありそうな事件
興味深いのは
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.8

面白さに振り切った作品

OLと女性陣の派閥争いの掛け合い

それは喧嘩が注目されるが、実際OLとのギャップが設定勝ちに面白い

冒頭から主人公目線のナレベースで進むが
テンポ良く20~30分まで一瞬
>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.5

結局怖いものは

変な部屋に投げ込まれた見ず知らずの者達の脱出物語

人間味が溢れる作品
人は窮地に立たされるとどうなるのかの詰め合わせ
こんな状況になったらこうなるよね?の連続
逆に言ったらそれだけ
>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.5

好きなミステリー

世界を代表する本の同時出版の為各国から呼ばれた9人の翻訳家たち
しかし、内容の流出事案。疑われる9人。
犯人は誰なのか

9人… 大変だなと思ってたけど冒頭からのスピーディなテンポ
>>続きを読む

息子のまなざし(2002年製作の映画)

4.8

タイトルが秀逸

父のまなざしの先にあるもの

圧倒的ダルデンヌショット
タバコのタイミングで人の心情や性格が1つ描かれる
目線の誘導で興味を持っていかれ、そこからは見せる見せないの美学・センス

>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

5.0

映画館で観るべき映画

世界の歌姫がシャンクスの娘で…

それはそれは期待値が上がる分、想像の裏切り方、伏線の張り方まで秀逸
確かに音楽映画であり、登場人物も融通が… そんなことよりもただただ格好良か
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

4.2

老いって怖い

あることをきっかけに特別なビーチに集められた3組の家族
そこは時間の流れが異常に早い場所で‥

内容は知ってたものの、想像以上の老いの速さ
ぶっとんだ設定だなと思いつつ
「老い」に対し
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

たまにある、ずっと見ていたくなる映画

コーダとして生まれた主人公
家族との葛藤を描きながらも、夢だった歌の世界へ

とてもミニマムな登場人物で構成されている だけども世界観が異常に深くて広い
セリフ
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

一貫して家族の形

赤ちゃんを、高く売る
そんな事実に集まった男女のお話

さりげない日常の一部を抜き取ったかのような空気の始まり
徹底してカットの構成が天才的だが、天才だと感じさせない程うまく馴染む
>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

-

レベル高いなって映画

何十年ぶりに帰郷する主人公
故郷と家族を捨てた者に対する待遇とは

一つの家屋という狭い空間で八割方構成される 圧倒的セリフの群像劇

正直解説読むまで把握できなかったポイント
>>続きを読む

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.8

被写体との距離

「愛する」とは

韓国のある地域のおしどり夫婦
彼らの生活を覗く

流れる日常に、カメラがどこまで追うのか
彼らの日常の、何を見せるのか
何を見せ、何を表現していくのか
おしどり夫婦
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.6

続編の難しさ

日岡と呉のその後

前作と比べて、どこに着目されるのか
個人的には前作が役所広司さん松坂桃李さんの演技、演出、タイトル含め全てが秀逸過ぎた為 その衝撃を超えることはできず
前作ではどこ
>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

4.7

監督を追いたくなるような作品

余命10年の女性
そんな彼女が出会う、死にたかった男性

よくありがちな設定
どう見せていくのか、どこを見せていくのかの演出勝負
そこにしか目がいかない程の見方にはなっ
>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.5

映画を読み解くことの面白さ

街の一角に佇むたばこ屋さん
そこに訪れるお客と店員を軸に、それぞれの人生に潜り込む
感覚はアモーレス・ピレスのような

映画を観るのも受動であってはいけないなと 代わり映
>>続きを読む

わたしは分断を許さない(2020年製作の映画)

-

途中断念

世界に蔓延る社会問題に、近い距離でカメラに収めていく 記録映画

大学で勉強してきた映画とは乖離していて、どこか耐えられなかった

映画を作ろうとしたのか
映像表現をしようとしたのか
伝え
>>続きを読む

牛久(2021年製作の映画)

-

制作の意図とは

牛久入管所を隠し撮り
どんな実態なのか。昔の話じゃなくて、ほんの少し前の話

ドキュメンタリーの強さを感じる一方
ドキュメンタリーってこうでいいのかなって
面白さに欠けるかもしれない
>>続きを読む

スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

4.6

映画は時に芸術的に映る

16歳 高校生のスザンヌ
周りの同級生のノリとはウマが合わず
退屈した日々に一回りも歳上の男性と出会う

スザンヌのささやかな表情の変化がこの映画美しくする
それは作られた顔
>>続きを読む

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

-

映画では無いかなと。

解説映像のような
映画にするほどの内容でも

お酒のツマミにはなる
でもこれ作っちゃうと、映画の意味あったのかなあと

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

5.0

久しぶりにドハマり。

ちょっとした飲み会のちょっとした一声から2人の男女の運命が動き始めて
背景には就職が描かれ現実軸の悩みと上手く絡み合わせる

何気ない気さくな演技と、セリフと、場面設定と、今作
>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.8

初めての人が見ても分かるような構成

武器として育てられた女の子が
郵便会社の代筆人になって世界を知るお話

画の優雅さは言わずもがな
音楽まで美しい

それでいて構成も上手い
観客を良い意味で裏切る
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.8

何故こんなにも見ていられるのだろう

下北沢の古着屋店員が主人公
代わり映えない日常に
少しの非日常が混ざったときの
混乱具合が描かれる
人生ってその連続

冒頭から始まる今泉さん特有の
台詞回し
>>続きを読む

ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.9

これが映画のショットっていうやつかね  

ロゼッタ
アル中の母の元仕事を探す
数ある救いの手に彼女がどんな決断をするのか
カメラは永遠と彼女を捉える

カメラーーー。
ダルデンヌ兄弟はどこまでが計算
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.9

なんか一生敵わないんだろうなと

ふとしたきっかけに故郷に帰ることになるが 主人公にとって故郷は良い思い出ばかりでなく 彼の生きた証が深くあった

競うものじゃないんだろうけども
こんな映画作れないん
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

評価高い理由が理解できる

別れたことが前提で始まる男女の日常
ふとしたきっかけに。ある誕生日の1日を数年間分振り返る
「ちょっと思い出したかのように」

『愛がなんだ』『ボクたちはみんな大人になれな
>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

4.0

観る人の視点によりけり

ある一つの幼馴染のコミュニティを切り取った作品
大人になり、結婚し、子供が生まれ
しかし付き纏う夫婦間での問題
破綻していく家族関係に、言いたいことを口にすることができない主
>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃに好きだった

30歳の誕生日を迎える主人公
才能を抱える彼にとってそれは人生の岐路の1つだった
自分の身近、バイト先や恋人との問題。そういった所に細かく視点を当てていき、自分という人物が
>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

想像以上に良質な作品

ちょっとした恋模様から近所の銭湯で働くことになった主人公
しかし銭湯の夜の顔を知ってしまった主人公
恋と暴力との掛け合い…

無駄のない脚本
要素が少ない分、余計な雑念が生まれ
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.7

空に放たれた「疲れたな」

日本の現代にも蔓延る中高生による万引き事件と交通事故
その被害者と加害者に焦点を当てる
いや、今回の場合は加害者ではないかもしれない

手持ちのカメラが作品を通して良い演出
>>続きを読む

>|