まるさんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

落下事故。他殺か自殺か。
第一発見者は視力弱者の少年。
エンドロール後の余韻は鑑賞1ヶ月後でも続く。真実は観客に委ねられ、魅せられる羞恥な痴話喧嘩と裁判の攻防がスクリーンからフランス、そして裁判所へと
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

『We are the world』誕生秘話。
集まったのは真夜中の半日だけ。エゴしかないスターたちをまとめ上げ名曲を作り上げる。当時のメイキングも多く存在しているので新鮮味はないが、現在のライオネル
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

スピルバーグ版の時には思えなかったストーリーと心情描写が突き刺さる。
心情をすべてミュージカルで補うので、見て重さが軽くなる。
赦しをテーマとしているので、後半の描写が見入ってしまった。ルイスゴセット
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

タイカ・ワイティティ監督が王道映画を作ってきた。『ハント〜』あたりに似てる。
実話から脚色してると思うがジャンプの読切連載というほど綺麗に収まる。楽しい映画ではあるが物足りなさもある映画である。コメデ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

ヨルゴスランティモス監督の世界が凝縮された奇妙で美しい哀れな世界でした。

体は大人で頭脳は幼児から成長する様は倫理取っ払って良いのではと考えさせられる。ただ環境が左右される。ベラの環境は成人期までに
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

少年とヤクザが声の悩みで混ざっていく青春映画。2人のシュールなセリフと表情が笑いを誘う。少年は相方の力を借りて成長する様が瑞々しい。

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

『レイニー〜』から約3年半待ちに待ったウディ・アレン最新作。
絶好調のウディ回しが炸裂。基本は過去作と変わらないのだが、サンセバスチャンの風景とジャズと台詞が全てを良しにする。
ウディが綺麗だと思った
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

名画を見ているようなメロドラマ。耽美な作品である。2人のすれ違い、性格の不一致もあるだろうが、一瞬の惹かれ合いは映画そのもの。戦争の不条理がラジオで伝え、リアルタイムと実感させられる。

喜劇王へのオ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

10年以上に及ぶDCEU完結編だが、アクアマンファミリーが大団円であるだけでこじんまりとしている。ユニバースの話ではないため、タイムラインがややこしくなく非常に軽々と見れる一本である。
飽きさせない作
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.0

6億円当たった宝くじが北朝鮮に飛ばされて、、、
硬派なコメディ。スクリーン内が大爆笑。
馬鹿馬鹿しいが素晴らしい三幕構成。

JSA内で分かつものはリアルであればどれだけいいかと思うものばかり。その関
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

物語の簡潔で分かりやすい三幕構成。
サスペンス型のバディムービーとして非常に楽しい映画です。悪役の悍ましさは天下一品。最低で最悪であるからこそ生きる映画となっている。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.5

悪役が筋が通った統治をしているので悪い人と思えない一本。絵と音楽が良い分、ストーリーが残念。全部が中途半端に終わる。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

第三幕の作戦中の楽しさはあるが、脚本はよくある典型的な物語である。かと言って面白くない訳ではなく、ゴジラの恐怖は過去一番であり、でも目元がちょっと可愛い。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

キャッチコピーのこんなふうに生きていけたらが全て詰まっている映画。役所さんがチャップリンに見え、表情の豊かさにどれほど笑顔にさせられたか。毎日の日常が同じではない。全てが羨ましい。仕事を日々頑張ろう思>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

旧ワーナーロゴから始まる今作はクリスマスシーズンピッタリで名作映画と並ぶ一作となった。

ポールキング監督の甘さ全開のファンタジー映画は『パディントン』を魅力させた実力を思う存分見せて帰りにチョコレー
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

史実の名手らしい美術の耽美溢れる映画。絵画で見た事あるシーンが幾度なく出て来るので見応えあり。
世界を急転させた1人の男が一人の女性だけの愛情と憎悪だけに溺れていた解釈は見所。世界史の常識を知っている
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.5

開始すぐに岩井俊二のカメラワークが炸裂し、長尺180分の旅へ。
大過去過去現在を五人の群像劇と環境が入り混じる。凄まじい脚本。
やるせない社会の仕組みを歌で繋ぐ。
物悲しさはご愛嬌。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.0

仕事が粗いインセプション。
いつも悩んでるベンアフレックといつも通りのロバートロドリゲスの映画。
00年代の匂いがある脚本と画作りがどこか楽しい。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

3時間半の尺が短く感じる。
レオが頭が悪く憎まれずに生きてきた主人公を好んで演じ、怪演。オスカー一直線であろう。グラッドストーンの抑えた演技はディカプリオを食べる勢い。助演に輝くだろう。

FBIの誕
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.0

「ゴッドファーザー 愛のテーマ」弾いてしまったことによる80年代銀座が狂い出す。

物語の幻想現実の曖昧さを楽しむため、池松壮亮が二役を演じる。80年代のキャバレーの雰囲気の匂いが漂うだけでも見る価値
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

ジョン・ウィック最終章。最大の敵はドニーイェン扮する盲目の殺し屋
3時間弱の長尺を長いシークエンスで繋げても非常に満足する映画。
特にパリのカーチェイス、階段シーンは最高の讃美
還暦の人たちが暴れる映
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

クマがコカイン食べて人を襲う。

エリザベス・バンクスらしい鮮やかな色合いとカットで一定量のクオリティが確保されているので損なし。

クマさんがダンスするところが見所。

ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

2.5

ヒッチの擬似エッセイドキュメンタリー。
これであれトリュフォー/ヒッチコックを見れば良い。
『快楽の園』から『ファミリープロット』まで六章でヒッチの映画術を語るが、単調かつウェットに富んだヒッチの言葉
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.5

主婦がリチャード3世の墓を探す。実話に基づく話。
世界史好きとしては堪らない。

薔薇戦争の極悪王様と語られてきたリチャード3世の史実が覆される時、歴史は史情に挟まれた産物と知る。

映画はノンフィク
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.5

『フレンチ〜』以降の劇中劇は複雑を増し劇中劇中劇となる。戯曲である本作を考えるなんて凡人には無理と諦め、集中は出来ない仕組みだが、時間が経つのが早い。全く道筋はわからないが、どこか笑える。
豪華なキャ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

ポップコーンムービーとしての安定感がある映画です。前作からリブートを図り、非常に見やすくテンポが良い映画となった。

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.0

父親にやってきた夢にまで見たスカラ座での指揮。息子宛の誤報でした。

プロットが気にならせる映画である。予告も上手いが、星のカケラを纏めれなかった印象。役者の演技が巧みに輝くのに人物描写が浅くスクリー
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

宮崎駿の映画を観れたことで満足。
物語に関してはストーリーが優しく無い為、前半の土台作りで眠気を誘われてしまう。後半の展開が非常に足速くなる為、楽しんで見れてしまったので昨今の宮崎作品と相性が良く無い
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

最近のピクサーでは最後の出来栄え。
監督の自叙伝的映画で、ロミジュリ型の恋愛映画。ディズニーが語り継がれた人種を超えた愛と自由がストレートに刺さる。緻密な脚本で伏線を回収していく後半戦がボロボロと涙腺
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

男女差を土台に個人の自由を伝えてくれるグレタ監督のブレない姿勢に敬意。バービーランドと人間界で起こることが現実で、ただコメディにされてることで重たくならない。ユーモアで楽しんで見ることが帰って考えなけ>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

ラッセルクロウが悪魔祓いというキャスティングが最高。人間味が凄く出ているのでその分親近感です。

面白かったので、続編が楽しみ。

冒険活劇とバディムービーを取り入れて盛り盛りにされた感じが非常に良か
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

2分のタイムループ×2分ワンカットのノンストップコメディ。
先が全く読めない、アイデアの秀逸さが際立つ。短尺かつ最小限の登場人物で削ぎどころが無く進む。面白い。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ーイーサン・ハントvsAI開幕
2本の鍵を奪って守れ!編ー

シリーズ最高点です。3時間弱が嘘みたいに早い。
キートン・ジャッキー的にテンポ良く進むアクションとスパイ大作戦がしっかり漂うお馴染みシーン
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