takuroさんの映画レビュー・感想・評価

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戦争映画、人間のリアルな感情の移り変わりを描いた映画、喜怒哀楽が激しい映画、人間の本性が見え隠れする映画、葛藤を描く映画、を観て色々と思い巡らせたり、考えたり、思い悩んだりするのが好きです。好きな俳優は満島ひかりとオダギリジョー。基本的に良さげなものや好みのものを厳選して鑑賞しているので、2.9以下はつけません。

映画(311)
ドラマ(58)

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.4

ワンダー 君は太陽(Wonder)

やさしさの半分は勇気でできている。

今までたくさんの映画を鑑賞してきたけど、こんなに涙が溢れた映画は初めてかもしれない。
本当に冒頭からずっと泣ける。
考えたり
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

空飛ぶタイヤ

2000年代に起きた三菱リコール隠し事件を基に、池井戸潤が書いた小説「空飛ぶタイヤ」の映画化。

池井戸潤作品と言えば、「下町ロケット」や「陸王」、「民王」など、原作がドラマ化される印
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Vision(2017年製作の映画)

4.0

Vision(ビジョン)

世界は、美しい。

今年一美しい映画と言える。
河瀬監督らしさが溢れている。

(河瀬監督にとっての)自然と人との理想的な関係や自然の美しさ、自然と対峙しつつ共生していく人
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HURRY GO ROUND(2018年製作の映画)

4.0

HURRY GO ROUND

hideの没後20年を機に、矢本悠馬をナビゲーターにhideの真相に迫るドキュメンタリー映画。

なぜ彼は今もなお、多くの人の中で生き続けるのか。
特に地上波で見かける
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.6

万引き家族

レビュアー試写会にて鑑賞。

是枝監督らしい「家族として生きること」を軸に、あらゆる人の内なる感情や生活にスポットを当て、生きる上での不条理と大切なものを細かく描き切り、鑑賞者に色んなこ
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友罪(2017年製作の映画)

4.1

友罪

犯してはいけない罪を犯してしまった罪悪感をいかに背負って生きていくか。
その罪は重ければ重いほど、関わる人が多ければ多いほど、優しい心を持っていれば持っているほど、罪悪感として消えることなく残
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

魂に焼きつく暴力とカタルシス。
.
白石監督と予告とキャストでとても楽しみにしていた作品。
公開初日に鑑賞。これは傑作。
.
白石監督らしいギリギリまで見せる暴力描写と混沌とした世界の中で考える正義と
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.7

ホース・ソルジャー

9.11アメリカテロ同時多発後、これ以上の被害を出さないために、テロリスト集団タリバンを抹殺するために立ち上がった真実をもとに描くまさにアメリカ的な英雄賞賛物語。

映画としては
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

何かを得るためには何かを捨てなければならない映画として王道の等価交換を、こんな壮大な形で観たのは初めて。

アクションやそれぞれのMARVELシリーズのキャラや設定がおもしろくて楽しめるのは言わずもが
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娼年(2018年製作の映画)

4.0

直木賞候補にも上がった石田衣良原作の小説を、三浦大輔監督によって映画化された作品。

R18である今作は、性を大胆に描きながら、その性から人と向き合うことで、心を閉ざして他人を受け入れようとしなかった
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.7

上映されたのが2015年とのことで、当時は今作のようなことが日本で起こらない前提のいわゆるミステリーファンタジーとして鑑賞できたと思うけど、直近の社会情勢などを見てると本気でこのようなことが起こるので>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.7

地獄でなぜ悪い

この映画をどう捉えたらよいのか、正直わからなかったけど、一言で表現するのであれば、「起きたらめっちゃホッとする類の夢に出てきそうな映画」でした。
よく夢に強烈な出来事が出て来て、これ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

帝一の國

原作未読。
地上波で放映していたので、後追いで鑑賞。

権力闘争や裏の攻防、めんどくささ、難しさ、醜さなど、政治ならではの様々なことものが、政治そのものでなく、生徒会において描かれることに
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

レディ・プレイヤー1(READY PLAYER ONE)

最高に楽しい映画体験でした。
もはや映画というよりも、次世代の新しいゲームの中に飛び込んだような感覚で、ゲームを普段そんなにしない自分でもゲ
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.8

家族と好きな人のために人生を生き抜いた一人の男性の物語。

幼い頃から主人公ドクスは常に自分ではない誰かに目が向いていた。
おそらく境遇が境遇なだけに、自分がやりたいこと、理想を追えるような状態でもな
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

報道の自由は、報道し続けることでしか守れないと強く感じた作品。
できるかできないか、ではなく、すべきかすべきでないか、を軸に大きなリスクを背負って、一世一代の決断をするその姿は、まさに報道業界において
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦において、ウィンストンチャーチルが首相になってから、ダイナモ作戦の決断に至るまでの真実の物語。
まさしくその決断に至るまでの過程も目を見張るものがあるが、それよりも首相になってから明らか
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.1

リメンバー・ミー(COCO)

純粋に感動できた作品。
あたかも国としてあるかのように、「生者の国」と「死者の国」をわけて作り、壮大なテーマである「家族」と「夢」のあり方とその大切さ、尊さがしっかりと
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

それでも夜は明ける(12 Years a Slave)

12年もの間、奴隷として白人に酷使され続けた黒人の物語。
人間が黒人という理由だけで人間らしく暮らすことが許されない時代、普通の生活が理不尽で
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.6

箱入り息子の恋

恋愛したことがなく、コミュ障のためできるだけ人との接触を避けながら生きてきた天雫健太郎(星野源)が、避けていた恋愛をすることで人として変わり、成長していく物語。

また、子離れできな
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.9

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

世の中には、2種類の人間がいる。
自分の人生を自分で決められる人間と自分で決めることのできない人間。
今作はまさしく後者の人間たちの物語である。

自分の人生を自分で
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.1

だから少女は、幻想の国で永遠の幸せを探した。

「シェイプオブウォーター」で第90回アカデミー賞作品賞、第90回アカデミー賞監督賞を受賞されたギルレモデルトロ監督の作品。

個人的には、シェイプオブウ
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.2

欲望の翼

1960年の香港が舞台。
まさにこの時代のこの場所でしか生まれ得ない名作。
当時の香港の蒸し暑そうであるにも関わらず、静寂でどこか綺麗で美しい雰囲気から繰り広げられる様々な物語。

196
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

2018年アカデミー賞外国語映画賞オーストリア代表作品。

ハネケ監督作品は初めてでしたが、色んな方のレビューを読んでいて、ハネケ監督が相当嫌な映画を撮る人だということがわかり、それでいて今作のタイト
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.7

ナチュラルウーマン

第90回アカデミー賞外国語作品賞受賞作。

舞台はチリ、サンティアゴ。
歌姫マリーナはトランスジェンダーであり、妻子持ちの恋人オルランドと幸せな日々を過ごしていた。

オルランド
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.1

試写会にて鑑賞。原作は未読。

「ちはやふる」はまさに青春映画の金字塔。
今作はかるた競技を通して、青春の全てが詰め込まれてるともいえるのではないだろうか。

「上の句」においては、千早(広瀬すず)が
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

4.0

ルイス・ブニュエル監督特集にて。

今までの作品と比較して、論的要素はわりと薄め。

密室を舞台にすることで、アガサクリスティー作品みたいなサスペンス的要素を彷彿とさせながら、狭くて窮屈な空間における
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.0

ルイス・ブニュエル監督特集にて。

キリストを神として崇拝し、教えを全うしていたビリディアナはキリスト教信者にとっては模倣的な存在として描かれてはいたが、それを切り裂くように神とは程遠い俗世で生きてい
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砂漠のシモン(1965年製作の映画)

3.8

ルイス・ブニュエル監督特集にて。

絶対的有神論者、かつキリスト教信者で神に近づくために、あえて苦行を受け入れて、神になり切ろうとしているシモンを軸に、そのシモンを崇拝しているように見せて利用している
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.6

ルイス・ブニュエル監督特集にて。

会話は全くないし、尺は短いし、ストーリーもないし、飛び散りまくりで、かなり破天荒。笑

夢の中の喜怒哀楽を短い尺に詰め込んだような感じ。

夢って超非現実的なこと起
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

これはまた新たなノンフィクション映画の見せ方で、「アメリカンスナイパー」とは全然違う斬新な展開で事実を基に描いている作品だった。

事実を基にする映画の特徴としては、事実起こった事柄をベースに、重要な
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

シンプルだけど、深くて美しい。
わかりやすいんだけど、鑑賞後はなぜかすごく満たされたような気持ちになる。
映画のファンタジーな世界に飛び込んだと思いきや、なぜか現実の世界のようにも思える。
そんな映画
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

実際、この作品は実在していたフィニアステイラーバーナムをモデルに描かれた作品だと知って驚いた。
こんなドラマチックな物語が実際にあったと思うとわくわくしますね!

実業家として成功をして、幼い頃から愛
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blank13(2017年製作の映画)

3.8

内容に対しての尺(70分)、父親蒸発後の家族のみを描く作品ではなく父親にもスポットライトが当てられる展開、物語の進み方のユニークさ、シリアスな内容に温もりを上手に入れ込んで中和させていく流れ、は素晴ら>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.2

演出やストーリー展開の仕方を間違えたらただのストーカー映像になってしまい兼ねないが、設定と演出とストーリー展開により、しっかりと一つの恋愛の形が描かれている。
こんな恋愛の形も美しいと錯覚に陥りそうな
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