岡田拓朗さんの映画レビュー・感想・評価

岡田拓朗

岡田拓朗

戦争映画、人間のリアルな感情の移り変わりを描いた映画、喜怒哀楽が激しい映画、人間の本性が見え隠れする映画、葛藤を描く映画、を観て色々と思い巡らせたり、考えたり、思い悩んだりするのが好きです。好きな俳優は満島ひかりとオダギリジョー。基本的に良さげなものや好みのものを厳選して鑑賞しているので、2.9以下はつけません。

映画(363)
ドラマ(132)

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.1

カランコエの花

ただ、あなたを守りたかった。

大阪でも上映して欲しいと願っていたら2週間限定で叶ったので昨日シアターセブンにて鑑賞。

どこか広い世界の中で遠い世界の問題として取り上げられがちなL
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バースデーカード(2016年製作の映画)

3.9

バースデーカード

天国に旅立った母が20歳まで娘に送り続けた、愛の手紙。

朝から号泣。
自分の人生の主人公は自分であることへの肯定。
物語はその人の数だけ存在していてその物語に優劣なんてなくて、誰
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来る(2018年製作の映画)

4.0

来る

こわいけど、面白いから、観てください。
あの中島哲也監督の最恐エンターテインメントが、「来る」

めっちゃおもしろかった。
これはおそらくおもしろいと表現するのが一番ハマってると思う。
ホラー
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

人魚の眠る家

娘を殺したのは、私でしょうか。

キャッチコピーから想定していた作品とは全然違う内容だった。
法律や制度、医学の垣根を超えて、生死をどこで誰が判断するのか、というテクノロジーが発展する
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(2018年製作の映画)

3.7



これほど美しく、手に持ちやすいものを、私は他に知らない。

色んな方向に揺さぶられた。
人間誰しもが凶暴性や狂人性を内に秘めて持っているとでも言いたいのであろうか。
しかもそれは何かをきっかけに
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斬、(2018年製作の映画)

4.1

斬、

なぜ人は人を斬るのか

塚本晋也監督初の時代劇。
江戸時代に片隅で生きる者たちの中に、現代と通ずる人間の変わらない本質を描き切る気概に感服。

なぜ人は人を斬るのか、斬ることができるのか。
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ギャングース(2018年製作の映画)

3.7

ギャングース

何があっても生き抜け

生まれたときからアンダーグラウンドの中で生きていくことが確定されていたサイケ(高杉真宙)とカズキ(加藤諒)とタケオ(渡辺大知)。

親から虐待され、学校にもロク
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ハード・コア(2018年製作の映画)

3.6

ハード・コア

家族なんていらねぇ。
俺たちは空だって飛べるんだ。

一言で言うなれば、シュールな近未来リアリティファンタジー。
何というか、リアリティとファンタジーが入り交じったような不思議な空間を
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.4

ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)

伝説のバンド「クイーン」
彼らの音楽を唯一超える「彼」の物語。

イギリスのロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーに焦点を当て
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⼗年 Ten Years Japan(2018年製作の映画)

3.8

十年 Ten Years Japan

未来とは、今を生きること

是枝裕和監督総合監修の国際共同プロジェクト。
日本の10年後の社会や人間を、5名の新鋭監督たちが描く。

高齢化問題、AIの発達から
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

東京暮色

もはや家族としての繋がりをなしていない表面的な首の皮一枚で繋がっているような家族は、ある真実が明らかになることでお手本のように崩れていく。
現代でいう「淵に立つ」のような脆い家族関係をじわ
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浮草(1959年製作の映画)

4.1

浮草

「後悔先に立たず」をこんなにも美しく表現できる作品は他にあろうか。

大切にしなくちゃいけない人を大切にできない。
過去の縁を断ち切れない。
そこから来る嫉妬。それでも離れずに繋がり続ける2人
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.3

生きてるだけで、愛。

ほんの一瞬だけでも、分かり合えたら。

とにかくエモかった。
日常が描かれているといえばそれまでだが、荒波に流されないように不器用にでも懸命に生きようとしている人たちの日常を描
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.4

スマホを落としただけなのに

私の全てが壊されていく。

うーん、そりゃそうかって感じなんですが、このタイトルと予告からだと、良くも悪くも裏切られた感じはある。タイトルが一人歩きしてる感。

もっと社
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.6

蜜のあわれ

人を好きになるということは、愉しいことでございます。
金魚と作家と幽霊が織りなす、艶やかで濃密な恋の物語。

室生犀星が1959年に刊行した幻想文学を石井岳龍が映画化した作品。
文学作品
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.7

ミックス。

偶然の出会い(ミックス)が、わたしの人生を変えた。

地上波で放送されていたので流し見鑑賞。
古沢良太脚本でいくと、オールスターキャスト感も含めて、エイプリルフールズに似ている。
いわゆ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

search/サーチ(Searching)

娘を検索するーはじめて知る闇。
娘が行方不明。
唯一の手がかりは24億8千万人のSNSの中にある。

現代社会において、今や切りたくても切れなくなっている
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

3.7

ソレダケ that's it

はじめて逃げない俺が生まれるんだ。
行くんだよ、その先に。

物凄くぶっ飛んだ熱量のある石井岳龍っぽい作品。
でもその中にしっかりと軸がある。
まさに「パンク×映画」と
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.8

さよなら渓谷

ごく普通に見える夫婦。
だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった。
15年前の「罪」が、再びふたりを引き寄せる。

ずっと前に鑑賞した作品ですが、レビューを忘れていたという痛恨のミ
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.6

ここは退屈迎えに来て

青春の後にあるものは?

何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元に戻った27歳の「私」(橋本愛)。
実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.1

止められるか、俺たちを

ここには映画と青春があった
でも私はなにをみつけたんだろう

白石監督×門脇麦主演でかつ、題材的にもかなり楽しみにしていた作品。
2012年に亡くなった映画監督の若松孝二が設
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空気人形(2009年製作の映画)

3.7

空気人形

心をもつことは、切ないことでした
空っぽな人形が「心」を持ってしまった。
嬉しくて切ない愛の物語。

是枝監督作品の中では珍しいファンタジックな設定の作品。
でもその中にしっかりとリアリテ
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教誨師(2018年製作の映画)

4.2

教誨師

死刑囚6人との対話が始まる。

死刑囚と対話する教誨師を主人公にしたドラマ映画。
大杉漣最後の主演映画で、初のエグゼクティブ・プロデューサーも務めている。

これが大杉漣の遺作となったことに
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.9

大前提、今作に対してのレビュー(意見)は、完全に個人的見解です。

1970年、「人類の進歩と調和」というテーマを掲げて開催された大阪万博に、そのテーマとは似つかわしくない「太陽の塔」が建ち、それ以外
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(Chalard Games Goeng / Bad Genius)

まとめて合格、請け負います。
目指すは大学統一入試試験突破!
高校生ドリーム・チームが仕掛けた
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.4

地上波で放映されていたので流し見で鑑賞。

ギャグ路線まっしぐら!
破天荒の設定と今を彩る俳優陣が、おもしろおかしい世界観を熱演していて、普段とのギャップがすごい。

福田監督っぽい世界観だなーという
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.8

あの頃、君を追いかけた(You Are the Apple of My Eye)

たかが10年の片想い

原作が台湾の恋愛映画ということで、相性がよさそうだなと思ったのと、タイトルがおしゃれで惹かれ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

日日是好日

季節のように生きる。
雨の日は雨を聴く。雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。
五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。
お茶の魅力に気付き、惹かれていった女性
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.1

きみの鳥はうたえる

この夏が、いつまでも続くような気がした。

「海炭市叙景」、「そこのみにて光輝く」、そして自分が映画にハマるきっかけとなった「オーバー・フェンス」に続く、佐藤泰志原作の映画化。
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

5.0

オーバー・フェンス

誰もがその場所から飛び立てるのを信じてた

やっぱり現時点で、人生で最も好きな作品。
映画が好きな方であれば、本当に心の底から出会えてよかったと、生き方が変わるような衝撃や深みを
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.7

響 -HIBIKI-

私は、曲げない。
少女の名は響。「天才」とは彼女のための言葉。

確固たる信念を軸として持っていて、個性を貫き通し、世の中に蔓延る様々な不条理や矛盾、どうでもいい建前などのイケ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

シングストリート 未来へのうた(Sing Street)

キャッチコピー
「君といれば、無敵。」
「君の夢は、僕の夢になった。」

あまり鑑賞しないジャンルですが、満を持して鑑賞。

決してキラキラ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.1

そこのみにて光輝く

すべての終わり、愛の始まり。

とても心に残っていた作品だったので再鑑賞。

重い、重い、暗い、重い、それでも今を真剣に生きる、希望が少し見えてくる、また閉ざされる、でも自分たち
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.1

きっと、うまくいく(3 Idiots)

あなたの人生が光り輝くヒントがきっとある!
大学時代の親友3人が織りなす、至高の人生感動エンターテイメント

初のインド映画。
キャッチはなんかダサいけど、邦
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

寝ても覚めても

愛に逆らえない。
違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。
運命の人は二人いた。

2015年に「ハッピーアワー」がインディーズ作品ながら国際映画祭で数々の賞を受賞し注目された濱口竜介監
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.0

SUNNY 強い気持ち・強い愛

青春と、再会する。

一人旅でお疲れのところ無事大阪に帰って来て、映画の日の土曜日に鑑賞しないわけにはいかないと思い、昨日レイトショー行ってきました。
疲れ吹っ飛んだ
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