岡田拓朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

岡田拓朗

岡田拓朗

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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

リチャード・ジュエル(Richard Jewell)

1996年のアトランタオリンピックで、爆発物を発見して多くの人命を救ったにも関わらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた実在の警備員リチャード
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

ジョジョ・ラビット(Jojo Rabbit)

愛は最強。

誰もが純粋無垢な幼き弱き目で周りを見ることができたら、少しずつでもこの世界が優しい世界に変わっていくかもしれない。
そんなことを感じずには
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

ラストレター

君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?

物凄くよかった。
もはや今年ベスト候補が出たかもしれない。

好きに一直線になることが恋。
その初々しさも甘酸っぱさも盲目さも奥深さも
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.1

フォードvsフェラーリ(Ford v. Ferrari)

絶対王者に挑んだ男たちの奇跡の実話。

おもしろかった!
興奮と感動が交互に押し寄せてきて153分が全く長く感じないし、レースが色んな視点か
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

パラサイト 半地下の家族

幸せ 少しいただきます

2020年映画館初め!
先行上映では予定の関係で鑑賞できず、ずっと楽しみにしていた期待値も爆上がりの状態でやっと鑑賞したけど、それでも満足度が高い
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

翔んで埼玉

空前絶後のディスり合戦開幕!

あれ、意外とディスり合戦の場面が少ない。笑
完全なる笑いに振り切った映画やと思ってたら、意外と感動させられて泣けちゃったんですけど!

対立したいのではな
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.1

男はつらいよ お帰り 寅さん

ただいま。
このひと言のために、旅に出る。

試写会にて鑑賞。

男はつらいよシリーズ未見の自分でも、過去を反芻してくれるので、とてもわかりやすく入ってくる作品だった。
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

ハッピーアワー

もっと私を好きになりたい。

5時間17分鑑賞。今まで鑑賞した中で最も長尺の映画。やはり大傑作。
色んなものが溢れすぎてまとめるのが本当に大変だった。

この尺でも全然長く感じず、む
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いちごの唄(2019年製作の映画)

3.9

いちごの唄

全力で、恋した時間は、永遠なんだ。

石橋静河、清原果耶、蒔田彩珠、恒松祐里とキャストのよさに惹かれて鑑賞。

どこまでも不器用で、どこまでも青くて、どこまでも純粋で、どこまでも子供っぽ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.6

家族を想うとき(Sorry We Missed You)

いったい何と闘えば、家族を幸せにできるの?

傑作である『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケンローチ監督の最新作。
引退を表明していたケンロー
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

屍人荘の殺人

もはやキャストを楽しむためだけに鑑賞。

内容はそこまで期待していなかったのが功を奏し、なかなか楽しめました。

これをミステリーと位置づけてよいのかどうか。笑
よほどのどんでん返しが
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.7

この世界のさらにいくつもの片隅に

ここではひとりぼっち、と思ってた。

大傑作。本当によすぎた。
またもや2019年ベストを揺るがす作品にここへ来て出会えました。
映画最大涙量更新したかもしれない。
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惡の華(2019年製作の映画)

3.8

惡の華

思春期。
それはまだ生きていく上での指針となるものがほとんど何もない時期。
知識もなければ経験もなく生きていくための手段、自分のしたいこともよくわからない時期。
でも多感で何者かになれないと
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解放区(2014年製作の映画)

3.7

‪解放区‬

‪そのフェンスの向こうには"楽園"があった。‬

‪ドキュメンタリー作家「未満」だからこそ行き着くことができる境地。‬
‪ここまで人は堕ちていくのだろうか。‬
‪でも堕ちていった先にしか
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アス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アス(Us)

わたしたちがやってくる。

こちらもだいぶ前に鑑賞して投稿し忘れ。

ゲット・アウトを観たことで、ジョーダンピール監督の作品はある程度こんな感じになるのではと予想しながら行ったんだけど
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

見えない目撃者

絶対に、取りもどす。

だいぶ前に鑑賞。Filmarks投稿し忘れ。
R15指定のサスペンスサイコスリラー映画。
吉岡里帆が盲目の元女性警官を主演で演じるということで興味があった作品
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.3

i -新聞記者ドキュメント-

映画『新聞記者』は序章にすぎなかった。
今、あなたに問う。

映画『新聞記者』の題材となった(シムウンギョンが演じていた)望月衣塑子記者を森達也監督が映し出した新感覚の
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洗骨(2018年製作の映画)

4.0

洗骨

家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした。

そこにしかない風習が、そこにしかない物語を生んでいく。
家族がまたひとつになることは、この洗骨という風習がある中で、それぞれが家族と自分に
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

マリッジ・ストーリー(Marriage Story)

離婚プロセスに戸惑い、子の親としてこれからに苦悩する夫婦の姿を、アカデミー賞候補のノア・バームバック監督が、リアルで辛辣ながら思いやり溢れる視点
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.5

芳華-Youth-

あの頃、初恋を心に秘めて、あなただけをみつめていた。

物凄くよかった。傑作。2019年ベスト候補。
1970年代の中国の激動とその中で生きる若者たちの青春。
戦争下でそれぞれが
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

わたしは光をにぎっている

しゃんとする。
どう終わるかって、たぶん大事だから。

とにかく美しい。
ただひたすらに美しい。
心が洗われる。浄化される。

冒頭から圧倒的な自然美を俯瞰で映し出していき
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.9

小さな恋のうた

届け。あなたに。

個人的にモンパチの『小さな恋のうた』に物凄く思い入れがあるので、本作は絶対どこかで鑑賞しようと思っていました。
ドラマ『プロポーズ大作戦』で流れていたのとかも最高
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.8

居眠り磐音

この男、切ないほどに、強く、優しい。

時代劇は馴染みがあまりないこともあってそこまで鑑賞してきてはないけど、こんな感じの作品が多いのであればこれから鑑賞していきたいなーと思えた。

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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

ドクター・スリープ(Doctor Sleep)

呪われたホテルが、目を覚ます。

映画『シャイニング』の40年後を描く作品。

過去のトラウマを抱えた一人の人間が、同じ能力を持つ一人の少女に後押しさ
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.6

シャイニング(The Shining)

『ドクター・スリープ』の前にまずはこちらをと思い鑑賞した作品。

ホラーの怖さという観点から観ても、社会派という観点から観てもいまいちで、個人的にはそこまで乗
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.4

殺さない彼と死なない彼女

君の隣で、世界は変わる。

やっぱりよかった。
好き嫌いわかれると思うけど、個人的にはとても好きな作品だった。
個人年間ベスト10には確実に入ってきそう!

生きていく意味
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.8

センセイ君主

ニッポンの恋を明るくします。

浜辺美波の可愛さと竹内涼真のかっこよさが溢れまくってるのは言うまでもないが、特筆すべきは浜辺美波の物凄い顔芸と完全なる振り切った演技である。

作品のレ
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.1

最初の晩餐

父の遺言は、目玉焼きでした。

家族ってよくわからない。
でも別に定義づけなくてよいんじゃないかとも思った。

長く時間を共有するのに必ずしも全てを知らなくて、近いようで遠い存在でもある
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

ひとよ

壊れた家族は、つながれますか。

虐待が横行していた父を殺した母に対しての三兄妹からのそれぞれの見方、および主観(よく知っている人たちの見方)と客観(全く知らない他人の見方)を程よいバランス
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

4.0

お嬢ちゃん

どいつも、こいつも、くだらない。

みのりの否が応でも自分の考える善悪を軸に、どんな人にも屈さずに向き合いぶつかっていく様は、『町田くんの世界』の町田くんや『横道世之介』に近しいものを感
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.7

閉鎖病棟 -それぞれの朝-

その優しさを、あなたは咎めますか?

重たくて苦しかった。
何も悪いことをしてなくても、ただ健全に生きることができているだけで、後ろめたさや申し訳なさを感じてしまうほどに
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.9

マチネの終わりに

東京、パリ、ニューヨーク。世界のどこにいても、あなたを想う。
それだけで、今日を生きられる。

https://www.cinema-life-career.com/entry/2
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.9

ブルーアワーにぶっ飛ばす

さようなら、なりたかったもう一人の私。

https://www.cinema-life-career.com/entry/2019/11/18/225644

真実(2019年製作の映画)

4.0

真実

ママ、あなたの人生 嘘だらけね。

https://www.cinema-life-career.com/entry/2019/11/18/174316

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.6

金曜ロードショーで流し見鑑賞。
それくらいがちょうどよかった。笑

笑いと涙のバランスがなんか凄いことに!
そういう意味ではなかなかカオスな感じだった。

相変わらずめちゃくちゃ美人の長澤まさみを堪能
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

4.1

ある船頭の話

一艘の舟。すべてはそこから始まる。

日本映画らしい奥ゆかしさととてつもない映像美に心奪われた。
物凄く綺麗で繊細。

ともすればこの映画の静けさと穏やかさから、上質な眠りに誘われそう
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