GATSさんの映画レビュー・感想・評価

GATS

GATS

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一応ライタア。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.4

個人的には、多くの人が否定するよう日も、死ぬほどつまらない、とまでは言わない。

しかしこの映画には、他の映画にあるアイデアや見どころが皆無、そう言ってほぼ間違い無い。

レイア姫の無理した帰還、ルー
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めし(1951年製作の映画)

4.5

女性目線、ということを意識していると思う。首筋やうなじに光を当てたり、ふしだらな女は、主人公の夫との貞操を守りながらも、しかし何か想像してしまう。
そして我々は、子猫を子どもと見立ててしまう。

確か
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リキッド・スカイ(1983年製作の映画)

4.2

すぐ後の"未来世紀ブラジル"みたいな広角レンズの使用や、見事なセット、衣装を使いこなす、"80's SF meets drugs"。

特に冒頭とラストのセリフを省いた、トリッピング、謎のエイリアンの
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.3

とてもわかりやすい黒沢清。
ザラザラした質感に、時々監視カメラ的な画。

父親の期待とは裏腹に、メンタルもフィジカルも交わらない家族、または会社の上司部下。
ゲバラTシャツを着、何を目的に今を生きるの
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.6

控えめに言って傑作。
静謐と喧騒。

空間の取り方が異様。そして一瞬間の捉え方が異質。この時間の間(ま)が映画的。

存在しないカメラの目線。車を隔てたり、時に人を消し超え、または俯瞰しているそれは映
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.1

花、葉、海、雪山、蛍、いずれも時間の映像化によって表現されるモチーフはどれもわかりやすく、旅の会話を最低限に抑えている。

タケシの"ケーキを買ってきたよ"という優しさは、岸本加世子の"イチゴだけあげ
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.3

道の合流点でよく会う親子や、家庭に寄り続ける母親、そしてあまり帰ってこない息子たちの絶妙な調和がとても気持ち悪い。

そして割と序盤からじわじわと浸透していく虚構や破壊。

"君は俺を無視していい、俺
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羅生門(1950年製作の映画)

4.3

確かに語りすぎ感はあるし、セリフ過多でもある、が映画。

木の隙間から漏れる陰陽や、喋り相手を映さずに語らすショットや、アクションシーンのアイラインの目線のあったショットなんかはとても魅力がある。
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グリンチ(2000年製作の映画)

2.8

ストーリーは子ども向けです。
ジム・キャリーはしっかり彼らしい仕事してますが、ナレーターはうるさいですし、あまりこれと言って特筆することもない。
クリスマスなので、そのくらいです。
だからって、めちゃ
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ドリームボート(2017年製作の映画)

3.4

なんてことのないドキュメンタリーではあるが、あまり日本で触れられることのないゲイクルージングに乗っているやつらの話は結構わかるわかるなんて思ったり思わなかったり。

非日常(ドリーム)的リアル。甲板、
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リュミエール!(2016年製作の映画)

-

最初であり、最後。

この映画にアイデアとかはない。
ドキュメンタリーでなければ、オマージュでもない。マジで、ただただ流して、また言葉で説明する。

"映画好きなんでしょ?108本用意したから一緒に劇
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

どうせエル・ファニングありきの映画かと思ったが、割とそうでもなかったりする。

とりあえず異星人ロマンスやりましょう、から始まったのか知らんが、内容入れ過ぎた感はある。が、個人的に許容範囲。
異星人の
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.3

バス停、木の燃焼または爆発、街の炎炎上、とても惹きつけられるショットと、森の噺、メタファーの魅力。

引きとロングカット、俯瞰。あまりに可笑しい、優れてる。

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.0

めっちゃいい。
謎に流れるジャズはやたらめったらキモいし、インダストリアルな音楽やセットはイライラするくらい気持ちいい。
「大概のことには驚かないから!」のアレとかは面白すぎるわけで、何回も繰り返して
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.2

なんやかんやホラー映画ホラー映画しているが、夜に1人で見ても怖くなく、むしろ『ローズマリーの赤ちゃん』を意識しまくって、むしろパクったということにしか気が向かない。

言ってみれば、モノマネお笑い芸人
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死霊館(2013年製作の映画)

3.0

大学時代、ヨーロッパ史かなんかの授業のフランス人講師に何故か個人的にオススメされて、ネットで観た覚えたがある。
怖いのに、めちゃめちゃ激しいラストだった覚えがあります。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.7

面白い。
謎に吹く風、窓、凝った建築や、同構図の連続で、アホみたいな怖さと、不気味さが入り混じっている。

流行りのサスペンス的などんでん返しというよりは、いかに巧みに話を持っていくか、経緯を説明する
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.3

正気では見ていられない、ヴァンパイアの生活をドキュメンタリーで見てみるっていう試み。
嫌いではない。可笑しい。

ポルト(2016年製作の映画)

4.1

始まって五分で好き、ラストの長回しも全くイライラしない。

映画ってのは学問的な話や、難しい話なんかで肉付けしなくても、感覚的な物として楽しんでいいんだなと思ったのはジャームッシュのパターソンを見て以
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

こういう体験記元をデビュー作にしてしまうと、これが監督の真骨頂ではないのかと思わされる。

それを無視しても、このスウェーデンの歴史、およそ他のどの国のいつか起こったことに似て、実に歯痒い、納得のいく
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パターソン(2016年製作の映画)

4.4

彼はいつも情熱と一貫したスタイルを持って映画に挑んでいるはずである。しかし、いずれもまったくの押し付けがましさがなく、むしろ素っ気ない。

特にこの作品なんかも"感覚的な人間"だということがよく分かる
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追いつめられて…(1959年製作の映画)

4.0

恋人を殺してしまった青年と、現場を目撃した(してしまった)少女との友情劇。
サスペンスっぽさはなく、むしろ快活なカットや音で、友情ドラマが基本。

その意思とは裏腹に殺してしまったという事実はやはり先
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

2.8

もう少し面白くなると期待してしまった。あまりにも現実離れし過ぎている。
映画にリアリティを求めているわけではないが、なんか中途半端に倫理を問うてくるところがよくわからない。ヤるならもっとバカに、モラル
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群衆の中の一つの顔(1957年製作の映画)

3.6

"真のアメリカ音楽は大衆から"、確かに。アメリカによらず、あらゆる流行りやファッションの大衆主義って強い。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.7

実は、予告を見た瞬間に"こんな映画"になるんじゃないか、つまり予告の内容(仕事に疲れ溺れた娘を他人を装った、しかし明らかに父親な男が娘を救う的なの)をツラツラと連続に見れさせるんじゃないかと思ったが、>>続きを読む

無伴奏(2016年製作の映画)

3.5

一言でいうなら虚無か。
学生運動、味のある喫茶店、初恋、初セックス、(いろんな奴らに)穴の空いた愛、虚無なんだけど、随所に焦燥感に似た感覚。とか言っても、最後のイキリにイキリ立てた演出は普通?というか
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アメリ(2001年製作の映画)

4.0

久々に鑑賞したのでレビュー。

アップやズーミングにより、監督のフェティシズムを執拗に感じさせる。
とんでもなく普通なロマンスにおいて、(現実社会に)とんでもなくドウデモイイ語り(あるフランス映画にと
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.7

何だろう。不思議だ。好きかと聞かれると、好きではないと答える。嫌いかと聞かれると、嫌いでもないと答える。それが正直な感想。

100%文字で構成される詩という文字媒体に光を入れる、同時に詩的な要素も取
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逆行(2015年製作の映画)

2.0

サスペンスとか、ハラハラとか、そんなことより、正当防衛とはほど遠い、過剰防衛で、そして妥当な自業自得。ほぼ酒による横暴。
また、この男のアップが異様にうるさい。
伝わったのは、やはり東南アジアのあの蒸
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独裁者(1940年製作の映画)

3.8

プロパガンダ?政治色?そりゃ見ればわかるが、チャップリンがアメリカ、ハリウッドでも後に淘汰されたように、リベラル観点を確かに持っていた人間であったことは確かじゃないか?
最後のスピーチには、トーキーが
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

これぞアニメーション。あまりにも自由である。とんでもないカット割りや、ちょっとしたアクションまで、実写では撮れないものを撮ってもらえないと、もうそれはアニメーションである必要はない。
リアリズムを排し
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.6

謎の虚無感と感動。
ファック・ボンバーズにいる長谷川博己や、”コカイン効いたー”の星野源なんかには笑えたが、アクションシーンのばからしさは結局タランティーノ映画のやらんとしているものに変わりない。
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

不意打ちそのもの。まさか、エドワード・ヤンに泣かされるとは思わなかった。
痛みの連続である。まとわりつく日常の痛みや不安について、あまりにも自然な状況下でそれは起こされる、エドワード・ヤンの遺作。
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エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

4.2

セリフが多く(ウディ・アレンさえ思い出される語り過ぎ感はあるが、直接的というよりは暗喩的な意図に感じた)、コメディ要素を含め、盛んに笑うことが許された作品である。鳴り響く電話は小籠包やら肉饅があるはず>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.1

まず違和感が不安を生み、それは地味に見えて確かな憂いで、やがて痛みとなって幕引き。
"アップ"よりも"引き"を好んだエドワード・ヤンによる、廊下を挟んだショットやそれに似たフレーミングショット。つまり
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アントマン(2015年製作の映画)

3.5

分子やら時空やら化学の範囲は知らんが、とにかくアイデアは良いんじゃない。

マーベルがそんな話ぶち込んでくんなよって話で、あの微妙なロマンスとか、オモロイヤロ?マタヤルデ?みたいなアメリカ映画のあのノ
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