山梨に住んで、運転代行業を勤めていた青年がコロナで仕事を失う。貧しく、奨学金の返済もある。働かなければならない。と、東京に出てきてウーバーイーツで働く話。
面白かった。
『選挙と鬱』で、題材以上に監>>続きを読む
芸人・水道橋博士が突如としてれいわ新選組全国比例候補として参院選に出馬。その顛末を追って、見事当選、で終わるはずが、議員当選後に水道橋博士は鬱状態になり…というドキュメンタリー。
選挙や政治を追っ>>続きを読む
一人の男の、数奇な、と言って過言ではない一生を描いたアニメ映画。
アニメーションというのは、そうか、足し算も引き算も自在なのか、と。
描くことも描かないこともできる。
美学で以て画面を支配することが>>続きを読む
雪風、という実在の駆逐艦の太平洋戦争中の戦歴を追う劇映画。
雪風が歴戦の中で大破も沈没もしなかった奇跡の艦だということを知らなかったので「へえ、そういう艦船があるのか」という面白さはあった。
この>>続きを読む
フーテンの寅が、恩師と母親に再会する話。
酒を飲みながらサイゼリヤで観たのだけれど、ボロボロ泣いた。
寅さん、照れ屋でプロの仕事人で格好付けで、多分まだ二作目だからだろう。キャラクター性を着実にシー>>続きを読む
漫才協会に所属する奇妙な人々の群像ドキュメンタリー。
芸人たちのかわいらしさ、がすごく出ている映画。でもその奥にある迫力も垣間見えるのが楽しい。
ただ、大きく浮かび上がってくるドキュメンタリーならで>>続きを読む
連続殺人犯の犯行の軌跡を描く。
オープニングの音楽がださくてかっこいい。いいオープニングの映画は、たいてい面白い。
脂ぎった顔の役者がとにかく輝いていた。
主演の緒形拳はもちろん、殿山泰司の殺され方>>続きを読む
新幹線の大爆破を止めようとするJRの人の話。
新幹線車内の人々の焦りの無さ。
旧作ほうがいいな、と思わせる。旧作は矢野宣という名優が全力で乗客のパニック感を醸し出していて胃が痛くなるのだけれど、そこ>>続きを読む
物語は関東大震災直前から始まる。香川の被差別部落出身の行商団と、千葉の田舎の福田村の面々の生活が描かれていく。そして香川の行商団が福田村に入り、関東大震災が起こり「朝鮮人が乱暴をしている、井戸に毒を>>続きを読む
小林桂樹が良かった。ただ、あんまり好きな俳優が出ていない印象だな。僕は好きな俳優が東映に偏りすぎているきらいがある。
民主主義に絶望している、民主主義好きは観るとすこぶる元気がでる映画だと思う。
僕は選挙系、民主主義系のドキュメンタリーは大好物だから、大変楽しみにしていた映画である。
映画館に入る。早い時間だっ>>続きを読む
栗山千明が異常に恰好良い。山本太郎が弱者を救っていて、笑う。あの人は案外ずっと「俳優」なのかもしれん。
キリスト教の教皇を決める選挙・コンクラーベを題材にとった映画。人民による選挙ではないので、選挙活動はない。
108人の枢機卿がそれぞれに投票する、という密室選挙。
所謂選挙、というより、自民党総裁>>続きを読む
ちゃんとSFだった。ものすごい好テンポで物語が進んでいって2時間ちょっとがあっと言う間。驚く。
ただ、こう、単純明快ストーリーで、暗い感じ、正義とかが揺らぐポンジュノの好きな感じはそんなになくって、映>>続きを読む
中学2年生1クラス35人全員に1人づつスポットが当たっていくドキュメンタリー。
悪趣味で下衆な映画だと思う。
僕は悪趣味なものが好きで、下衆な男なので観に行った。
非常に面白かった。
演出過多って>>続きを読む
柄本兄弟が父の演出で『ゴドーを待ちながら』の稽古をするのを映したドキュメンタリー。
柄本明が言っていることがわかるようでわからないというか。なんだか不思議な感じ。全然見ていられるんだけど、特に爆裂>>続きを読む
高校ごと戦国時代の桶狭間にタイムスリップして、各部活の猛者たちが戦いを繰り広げる話。
設定は最高で、いつか見てみたい、と熱望していたものだった。が。なんだか不思議な作品だった。もちろん部活の人たちが>>続きを読む
新選組副長、土方歳三の話。
土方の回想という体裁で映画は進むが、単純にセリフのテンポが速く、それが生理に合わない。特に演技が良いとか、構図が格好いいとかもなく、淡々と60点くらいの映像化が進んでい>>続きを読む
日本共産党映画。都議選町田選挙区と、衆院選東京12区の戦いを通じて、共産党の現在を描く、という感じ。
完全にプロパガンダ調、というよりも漂白されたプロパガンダ感。社会的弱者に対する施策にフォ>>続きを読む
嫌な映像が沢山流れる。戦争とか、戦争に陥った国に生きるのが嫌だな、と思う映像が。
戦時下の日常で楽しそうにしている奴にヤンキー性を感じて「ああなったら僕の居場所はあるまいな。おお嫌だ嫌だ」と思い続けた>>続きを読む
茨城県の原発の稼働に関する県民投票のはなし。県民投票そのものが描かれるのではなく、県民投票を行う条例をつくる、その請願の署名集めと、議会での審議が描かれる。
県民投票条例それ自体はもちろん中立な条>>続きを読む
万年平社員の谷啓が、社長に競馬の腕を見込まれて指南役を頼まれたことから始まる大騒動、という感じの話。
当時の競馬場の感じが見られるのが楽しい。ずいぶん今は綺麗になっている。馬券もあんな紙屑感があると>>続きを読む
松方弘樹が何度も脱獄する話。
相当面白い映画だった。全然シリアスじゃ無いのが素晴らしい。主人公の応能とかが全く描かれず、ただただ自由を求めて脱獄をしては警察に捕まり続ける。だんだんヤケクソになって獄中>>続きを読む
猿楽師と琵琶法師が出会うことによって、猿楽というただの芸能に、鎮魂や生きているものと死んでいるものとの境目のなさ、みたいな琵琶法師的精神性が流入、猿楽が能楽化していく、という筋が読み取れる。実際にそう>>続きを読む
シン・ゴジラ、シン・エヴァと最高最高年間ベスト作品が続いて、はっきりとその系譜上にあるこの作品。もちろん期待大で見に行ったわけだが、一つ心配があるとすれば監督・樋口真嗣だった。
そしてその心配は当たっ>>続きを読む
誘拐のストーリーは面白かった。
なんだか眠かったなあ。
わからないところも多かった。
全然嫌じゃなかったから良いけど。
日本のコメディとかやと内容はわかりながらただただ辛い、という場面も多いからな。>>続きを読む
選挙ってマジ大変だ、と思った。
小川議員の対立候補平井卓也議員とその陣営の余裕が無くなっていく様が観ていて心苦しいほどだった。
選挙前、平井議員は大臣になった高揚もあったろう。大島監督のインタビ>>続きを読む
クライマックスの漫談シーン、僕は笑ったので、パンプキンは「才能がある人」になったが、笑えなかったら別の捉え方になるだろう(この際劇中の笑い声は関係無い)と思う。
このメタ視点を一回通ってラストシーンに>>続きを読む
「ラリー・フリント」を最近見たので。
メディアに対する圧力の問題。
表現の自由とモラルの兼ね合いが難しい。
実際にあったシカゴセブン裁判を題材に採った映画。1968年に起こった左翼学生を中心とした暴動を扇動した、とされる7人+1人の裁判が開廷するが、この裁判がひどい裁判で、ひたすら判事が被告人と被告側弁護人>>続きを読む
「ハスラー」という俗悪なポルノ雑誌を作って億万長者になった、ラリー・フリントが、そのわいせつさ故に訴訟を起こされまくり、そのたびに「ポルノの何が悪い」と主張を強め、相棒の弁護士と共に裁判に次ぐ裁判。つ>>続きを読む
警官になりたいけどなれない哀れなデブが、警備員としてイベント会場で爆弾を発見。一躍ヒーローになるが、FBIは「ヒーローになりたい負け組の自作自演」のストーリーで捜査を始める。これがマスコミにバレ、ヒー>>続きを読む
ウォーターゲート事件によって辞任をした元アメリカ大統領のニクソンに独占インタビューを仕掛けた人気司会者のフロスト。お互いを支えるスタッフたち。両陣営が知恵と秘術を尽くしてこのインタビューで「勝ち」を得>>続きを読む
黒人ベトナム帰還兵の4人が、戦争の時に埋めた金塊を取りに現代ベトナムの奥地へと旅する話。
スパイクリー監督の映画は絶対に思想的で逆に安心するところがある。
ネットフリックスの製作方針いいなあ、と思>>続きを読む
「アマチュア自転車レースでドーピングをやってみた!」という映画になるはずが、ロシアの国家ぐるみのドーピング疑惑に踏み込んでしまうドキュメンタリー。
ロシア怖いな、と思う映画だった。ロシア怖い。
昔>>続きを読む