たまごおうじさんの映画レビュー・感想・評価

たまごおうじ

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

【原爆を作ったクソ野郎の映画】
と言う考えが、少しは変わったので観てよかったと思う。

終映後に席を立つ人が続出して、色々気になったからトイレを見に行ったが、席を立った人数はいなかった。
日本人からし
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

小説を読んでいる時の『脳内再生』を映像化したような感覚もあれば、古典的なアニメーション作品を見ているかのような、コミカルでいてスムーズなおもしろい作品だった。

ミステリー気分で見始めたけど、終始エン
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.4

This is meが最大の魅せ場
とかいうクソみたいな先入観を、1曲目からぶん殴られた。
夫婦の馴れ初め〜平凡な毎日を歌った曲が終わったと思ったら、娘達がもう一度歌い出して第2の人生が始まる所滅茶苦
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ノンフィクション作品の中でも、個人的に特段に好きな『AIR』と並ぶ面白さだった。

シムレーサーがプロになった事。
大クラッシュで死亡者が出た事。
24時間耐久レースで入賞した事。

これくらいしか知
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

主題が日常系なのかSF寄りなのかなんなのか分からないくらいには、全く何も分かってない状態で終わった。

直近の2部制映画がスパイダーバースだったから、どうしても比べてしまう。
ある程度要点は掴めた状態
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

『主人公の機体乗り換え』は、どんな作品でも大好物だが、特に初期の機体への乗り換えはどストライクすぎる。

F-14?有り得ない。
マーヴェリックだ。
の下り、カッコよすぎ!

最終盤の空母上でのルース
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.5

男の子って、ほんっとこーゆーの好きですよねっ!

原作グリッドマンは知らなくて、ウルトラマンは大好きという理解度で見てた。

個人的な感覚では、
グリッドマン→ウルトラマン
ダイナゼノン→合体ロボ系
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

ハサウェイは「令和の宇宙世紀ガンダム完成系」という感じだったけど、SEEDは"平成感を残しつつ"進化した映像も感じられるバランスの取り方が凄い。

鑑賞後はずっとFREEDOMを聴いてる。
ミーティア
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

再婚相手が誰なのか?どんな人物で何故戸籍を変えたのか?を探るミステリーかと思いきや。。
という予想とのズレがあったのは面白かった。

ただ、そのズレの分だけ本筋の"戸籍を変える理由。過去。"がアッサリ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

0.1点の減点は、ターニングポイントとして都合よく殺されてしまった愛犬へ。
(ターニングポイントで、丁度いい立場にいる誰かが死ぬのあんまり好きじゃない)
これも粗探しなのかも?
最高すぎた。あまりにも
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.6

「ホラー作品は、怖がらせる事に注力するから内容が全く面白くない。故に嫌い。」
という偏った持論があるけど、これは例外かな。

レディプレイヤー1などなど、色んなオマージュとかの付加要素はあるけど、普通
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

プラダを着た悪魔のアン・ハサウェイ繋がりで、2回目。

1回目の記憶がほぼないから、実質1回目だった。言い方は悪いけど、個人的には記憶に残りにくいタイプの映画。ただ、内容は滅茶苦茶面白いから逆に何回見
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「あ、もう終わったんだ」
っていうのが正しい感想なんだと思う。

試合が終わった時の、ひなたの"終わったことに気づいてない"を観てる僕達にもここまで共有させられるのか、というくらい没頭できた。

過去
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

"タイトルから連想される人物が、徐々に転化していく"
ってのは、よくある手法ではある。
ただ、 この映画は個人的に「結局誰も悪魔やないんや」という感想にいきついた。
話的にはそれで綺麗にまとまってるし
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

"ゴジラの描き方だけの評価"なら過去最高傑作
ストーリー込なら、GODZILLAシリーズの方が好き。

「人間に都合よく味方するモンスターなんているわけないだろ!そんなのゴジラじゃないだろ!」という監
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ロボッツ(2005年製作の映画)

3.6

ずっと昔に見て、時たま「あの映画なんやっけなぁ」と思ってたらディズニープラスで見つけて感動。

昔から質感とかが好きだったのは今も変わらずだが、昔とは違う視点で見て新しい発見が沢山あったのはすごく良か
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.6

作品自体は正直そこそこかなぁと思ってしまったけど、4townのNobody Like Uがあまりにも神曲だった。
2000年初期頃の世界的男性アイドルグループの総合的なイメージとして、4townの解像
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.6

トムハンクスまじで凄まじいなぁ。

この映画の1番のやばさは、半端ない臨場感の上陸作戦が序盤30分の"ただの冒頭"にすぎないという事。

グロかったりエグかったりするのも、戦争の悲惨さとか恐ろしさを表
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

ミステリー小説を映像化して成功する作品は稀有であると改めて実感できた。
大人気の大名作で当然読了者も見る訳で、読了者全員にそれぞれの創造したキャラクター像があり、それに監督の創造したキャラクター像で納
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「もう今までの熱量でMCUは追えないな」
と確信した作品。

エンドゲームで「ドクターストレンジがタイムストーンで検証した勝利パターンは、本当にトニースタークが犠牲になるしか無かったのか?」っていう考
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

101匹わんちゃんに出てくるクルエラとは、別の世界線のクルエラの話だと解釈。

・アニータの人種が違う(ポリコレ的配慮?)
・ポンゴとパディータが兄弟犬となってしまう為、101わんちゃんの冒頭の出会い
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

MCU作品はそれぞれに個性と魅力があるから、
「エンドゲームを見る為に、他の作品がある」は流石に過言だけど、それが過言で無くなってしまうくらいには神作。

普通に考えてここまで見るために膨大な時間のか
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

1作目は、民族毎の伝統、思想や文化と先端技術のミスマッチさに魅力を感じてたけど、今作は根源的な文化とか恐怖とかがあって、アバターを見ている時に近い感覚を覚えた。

チャドウィックへの追悼作兼新ブラック
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アベンジャーズの引退=死
みたいな所はこれまであって、決してそれが悪いって事は一切ないけど、このタイミングで"普通の生活に戻る「引退」"で有終の美を飾ったのは、めちゃくちゃ良かったと思う。

リミック
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

甲子園は大好きで毎年見る。
プロ野球は好みじゃないから全く見ない。
けどWBCだけは毎回見る。
というにわかでも、今回は格別だったと思う。

個人的にスポーツで心の底から震えあがるくらい感動した覚えが
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

「ターミナル」でも思ったけど、トムハンクスにしか出せない"純粋無垢な漢"めっちゃイイ。

正直ほぼ能動的に生きてて、ここまで上手くいくかね?と思って見てたけど、終盤の「人には運命があるのか。風に乗って
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

「スピルバーグ作品が好きなのに、観てないのはどうなのか」と鑑賞。

スピルバーグが描くかっこいい大人が好き。

ご都合主義過ぎるのは否めない。
アメリアに関しては、アメリカと日本の恋愛観言わば"他人と
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦を題材とした名作は邦画だけでも沢山あるけど、アニメ部門なら「風立ちぬ」とこれかなぁと個人的には思う。

戦時中の民間人の暮らし。
戦争を生き抜くための知恵や当時の文化等、すごくタメになる
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.5

ミュージカル作品が好きなら、1度は見て欲しい作品の一つ。

昔はオズの世界の世界観や色彩に関して何も思っていなかったけど、大人になって見返してみて「不思議の国のアリス」にかなり近い不気味でポップな世界
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

シンウルトラマンとシンゴジラは、「人間じゃないから本来はきっとこうやって動くよね」って言うところがよく表現できてると思う。

ウルトラマンもゴジラも、当時はスーツに人が入って演じてたから、ウルトラマン
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

まずは、キャスト陣が豪華すぎて驚き桃の木。

次に、極限まで磨きあげた娯楽は狂気である。

最後に、俺を見ろ!!!💥💥💥


改造車や兵器等は、カッコイイのか不気味なのか面白いのかよく分からなくて正解
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.3

1980年代の実話なのに、現代にこうして作品にされて今でも尚人々からの支持・評価を受けてること自体が、アメリカの差別問題の根深さを物語ってると思う。

MCUファンだけどMCU作品のキャストのイメージ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

数年前に見たけど、未だに記憶は鮮明な映画。

アメリカの差別=デトロイト、黒人
のイメージが強いけど、アメリカの差別問題は山積みだなぁと思わせられる。
現地のネイティブアメリカンの方に撮影協力して貰っ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.5

小学生の頃、文字通りDVDが擦切れるくらい見た映画。

○あげようを聴いて「いい歌だなぁ」と感じる年頃になっても、未だにつばきちゃんは好きなヒロインランキングTOP3のまま。

かすかべ防衛隊ファイヤ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.9

スパイダーマンだからできる映画。
スパイダーマンだから最高な映画。

自分がスパイダーマンでもない限り、情報を処理しきれないと思う。それくらいの情報量。

「OK!じゃあもう1度だけ説明するね!放射性
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