のりまきさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

テッド(2012年製作の映画)

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クマモンじゃないもん!ファーファだもん!いや、それ以外でも吹き替え脚本が…。アカデミー賞の会場へ向かう車の中でこの作品に出ることを奥さんに打ち明けたら「バカね!これであんたのキャリアもお終い!最後のレ>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

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「よし!わかった!」色々辛いこともあるが、それを補ってあまりあるものがある。金田一の帰りを待つシーンから手がかりを提示するくだりの顔ぶれ!演技!なにこれ!このシリーズ未見の方は構えず、草笛光子だけでも>>続きを読む

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009年製作の映画)

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一徳につられて見る。一徳と柄本明が一緒に出ていて、二人とも悪いコトしてない!珍しい!文科省推薦だけあって毒にも薬にもならない安全な作品。小学校低学年にぴったり。一徳がよかった〜。ゴリラのエピソードも墓>>続きを読む

グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

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当時周りはジャックの夢見る瞳にノックアウトされていたが、自分はエンゾの包容力あるガキ大将ぶりに参ってしまって、彼がジャックに賛成するシーンで絶望したものである。彼のように生を愛する人に否定されたら親に>>続きを読む

バトルフロント(2013年製作の映画)

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ああステイサムがスタローンのパシリに!スッゴくちっちぇえ話に散りばめられる「売られた喧嘩は買いまっせ」アクション。勿体ねえ。けど、ベッドに『うさたんとにゃんにゃんとステイサム』というお宝ショットがあっ>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

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深く考えることの無い娯楽作なのだが、役者の魅力が活きていてすごくいい。
珍しくよき父親、よき師匠であるサザーランドがとてもいい。
この監督驚くことにアフロアメリカン。そういう臭いがしなくてビックリ。『
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トゥームレイダー(2001年製作の映画)

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『デブラ・ウィンガーを探して』で女性を消耗する作品として槍玉にあがっていた。まあそうされても仕方ない出来。そしてこれのほうが放映率が圧倒的に高いので、これを見ながらロザンナ・アークエットを思う。合掌。

スケルトン・キー(2005年製作の映画)

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南部こえぇ。歴史や背景を知らないと今一かもしれない。ジーナの役者魂!素晴らしいです!ジョン・ハートの封じ込め演技!この2人あって成立する作品。2人の演技だけで畏敬の念を覚えます。ケイト・ハドソンもよく>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

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このお祭り映画は色々痛いのだが、プロディジーにのせてアクションするルーシー・リューがいればいいのです。一番小柄な彼女が必然的にミニ係になっていて珍しい〜。いつものようなSキャラではなくて物足りないけど>>続きを読む

ビルマの竪琴(1985年製作の映画)

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以前夏休みの宿題で「日本の戦争をテーマにした映画を一本見て感想を書く。」というのがあって渋々見た。内容は和やかで、立ちすくませるようなことがなく、戦争を体験された方でも見ることが出来るように撮られてい>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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当時見た女子はことごとくリヴァーに夢中になったものだ。12才という年齢にも関わらず、父性と弱さを備え、そりゃ魅力的だったから。子供を中心に据えた作品が学芸会になりがちなのに、この作品が名作に数えられる>>続きを読む

HERO(2015年製作の映画)

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小日向君ブームなので頑張ってみました。映画というのは残酷なもので、テレビサイズでは誤魔化されていたものが見事に浮き彫りにされるな…と『ビルマの竪琴』を映画館で見た時と同じ感想を持つ。(北林谷栄が素晴ら>>続きを読む

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(2012年製作の映画)

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CG過多で緊張感の欠片もない作品。ですが、ロック様がティーネイジャーのステップサンに手を焼くさまが可愛い!マイケル・ケインはシティ派なので冒険野郎が全く似合っていない!でもライダースーツは新鮮!そして>>続きを読む

ナチョ・リブレ 覆面の神様(2006年製作の映画)

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ジャック・ブラックの作品にしてはあまりはっちゃけてないのは実話だから?前見たときは、もっとう〜んだったけど、この暑さとビールとの相性はいい!ぬるくてほのぼの〜。娘は「パンダの人だよ」と教えたら激しく納>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

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リー・ダニエルズ監督がとにかく巧いのは、非常にシリアスなテーマを真っ向から扱いながら、決してヒステリックにならず、時にコミカルにスタイリッシュに、重くならず(そして軽すぎもせず)表現できることだ。この>>続きを読む

スウィングガールズ(2004年製作の映画)

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緩急見事な引き回し。大袈裟な演出や漫画的な展開も面白い。キャラクターも立っていて容易く世界に入り込める。ただのスポ根ではなく、キャラのだめっぷりが話を明るく引っ張って行く。とはいえ、対抗馬の吹奏楽部を>>続きを読む

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

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「この映画をゾンビが出てくるからと言って馬鹿にするような大人にはなりたくない」と思ってからはや・年。いや、色褪せないよ、全く。感情移入を拒絶するかのような展開、絶望と快楽が入り混じる正に戦時下の日常、>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

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あ〜困ったねぇ。また『フィフスエレメント』撮っちゃったよ。しかもルビー・ローズ出てないの。韓国映画に感銘を受けたようですが、本家の暴力性の足元にも及びませんから…。ヨハンソンは可愛らしかったが、気の毒>>続きを読む

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

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オイディプスも逃げ出したくなる状況!様々な映画で性別を換えてみたり、年齢を変えてみたりする遊びをするのですが、これは無理!母娘では成立しないよ!主人公ブリーが非常にリアルで、その癖憎めなくて、最後の対>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

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英国の至宝ジュディ・デンチ。この歳にしてこの精度。フィロミアという実在の女性を、愛らしく力強く演じた。画面を見つめる彼女のアップと背後から見つめる男の視点。科白ひとつないシーンの説得力。「I forg>>続きを読む

オルカ(1977年製作の映画)

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久々に見た。シャチくんの芸達者ぶりに感服。「ジョーズよりオルカが好き」と言ったら家人が「当然でしょ。鮫に演技は出来ないから」ふむ。小学生にも判るストーリーを最高のスコアにのせて。「オルカたん頑張れ!」>>続きを読む

アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方(2012年製作の映画)

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悪くはないんだけど、爽快感がなくひたすら物悲しい。もっとコメディ色を入れて対比をつけるとかしないと不幸な2人が全く救われない感じ。でも男の人には、処女にも娼婦にもなれる女は理想なのかね〜。「彼女にそう>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

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邪念が多すぎて上手く乗れなかった。廃墟と津波を見て、「これは震災の映像を見て恐れおののいた米国人の安全弁なんだ。」と思ったら、もうその先は「神無き民である日本人はアニミズムに頼るしかないのか」とか「大>>続きを読む

ガンズ・アンド・ギャンブラー(2011年製作の映画)

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五分で駄目だと判る映画。でも嫌いじゃないよ。アメリカ人のエルビス好きって、日本人の美空ひばり好きみたいなもの?でもひばりのそっくりさんが花札やってる映画は見たこと無いな〜。銀行強盗してるとこも見たこと>>続きを読む

NINE(2009年製作の映画)

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『81/2』への熱烈なラブレター。ので併せてご覧ください。単体では舌足らずですが、オリジナルを見れば疑問は氷解。ロブ・マーシャルとともにフェリーニを賛美しようではないですか!なかなかツボなキャスティン>>続きを読む

モンキー・シャイン(1988年製作の映画)

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初見。これを見逃していた自分の馬鹿!本物のお猿さんですよ!天才ですよ!いやいやエラの愛らしさ、賢さだけでなく、さすがのストーリーテリング!ロメロの公正さ、平等の意識、皮肉な笑いが好きな人にはたまらない>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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ユートピアの消失。アメリカの失楽園。ピーターパンの成人。このつらいストーリーをケヴィン・スペイシーが見事に演じる。また今まで貞淑な妻を演じていたアネット・ベニングスがまさかの演技。若手2人のロリータぶ>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

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朝から見ちゃった。でも前見た時より平気になっていた!立ち込める青臭さに我慢できなかった私が青かったのだね。ギレンホールの病みっぷりを楽しんだ。これに共感するドリューの繊細な若さが痛々しい。タイムリープ>>続きを読む

マラヴィータ(2013年製作の映画)

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スコセッシ、ベッソン、デ・ニーロには近年裏切られ続けているので期待していなかったが、面白かった!デ・ニーロは今までもセルフパロディをしてきたが、今回は肩の力が抜けていて楽しげでよかった!ミシェル・ファ>>続きを読む

処刑人II(2009年製作の映画)

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何度見ても痛快。パパと羊飼ってるって、なんじゃそら。十年の年を経ているとは思えぬ馬鹿っぷり。仲良しで乱暴な兄弟にミソッカスのロミオが参加して、また楽しいことに。チビの殺し屋やデフォーに代わって妄想捜査>>続きを読む

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

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当時はこの手のファンタジーは少なく、貴重であった気がする。シュワルッェネガーは、筋肉ムキムキで無口でそれはそれは脳筋に見えた。これに比べればロック様は色々頑張っておられる。でも、のどかで嫌いではない作>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

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淡々と、雪の中、ヘンな人たちが、居心地悪く、そこにいる。明らかに狂っているブシェミとストーメアを見ていると、閉塞した学校という空間でクラスメイトを虐め殺してしまう中学生を思う。凄いなあ、コーエン兄弟。>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

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アイヒマン裁判を傍聴し、周囲の期待に応えることなく自分の感覚と思考を信じ発表したのが女性であることが面白い。ハンナ・アーレントを夫を熱愛し、よき友人を持つ女性として描いてあるのも好もしい。政治は苦手、>>続きを読む

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

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凄まじい才能だなあ。妄想し、創造し、実現するその執念!圧倒的なエネルギー。ただ遅れてきた感は否めないし、友達になるかといわれたら絶対イヤ。彼女に振り回される男たちが可哀想すぎる。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

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好き嫌いでなく忘れられない映画。ジョン・タトゥーロとジョン・グッドマンはどの出演作を見てもこれを思い出して身構えてしまう。「ああ、こりゃカンヌ向き。アメリカでは本流には乗れまい」と思いましたが、今や押>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

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色々面白くて夢中になる。
まずコリンが遂に王様に!うわ〜!走馬燈のように今までの出演作が!しかも熱演!彼は自分が真面目になると可笑しいことが判っている。
そしてジェフリー・ラッシュの真骨頂!2人のぶつ
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