三村たまさんの映画レビュー・感想・評価

三村たま

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

好き。名作。
泣いた。泣けた。
映画の中の、その祈りが
全国津々浦々まで届きますよう。
この映画を観た人の想いが要石となり
きっと全国で穿たれ、願われる。
「かしこみ かしこみ お返し申す」

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.2

チャドウィック・ボーズマンに捧げるという意味では100点の映画。
観れば観るほど 初代ブラックパンサーの崇高さが際立つのだが、そのためにシュリが引き立て役になってしまっている気がする。シュリの髪型や服
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

キャラ設定を定点置きしたみたいな脚本。
登場人物に思い入れ出来ない。
あるキャラのカリスマ性だか凶暴性だかを演出したいカッコイイってだけのカット。(効果なし)
予告編が面白そうだっただけに残念。
ただ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

深淵を覗きこんでいる気分。
岡田健史演じる雅也の危うさ歪みが
事件写真を見ながらの食事など、ささいなシーンから垣間みえ緊迫感を煽る。
一線を越える者か否か
見ているこちらが取り込まれそうになる。
君子
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.8

さすが ホラー映画出身のサム・ライミ。
恐怖を煽る画を知り尽くしているw
途中 完全にホラー。
MCUなフリしたホラー。
まるでキャリーなワンダ。
しかし、ホラーの中にもサム・ライミ特有の可笑しみも加
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.7

BATMANの心情を表す全編に流れる音楽が 映像と完全マッチしていて素晴らしい。
前半は音符の数が少ない不安を煽る音が鳴り続け(ジョーズみたい)
完全にホラー観てる気分。激突!とか13日の金曜日とかそ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

不条理劇を作ろうととして、
体感型不条理アートを生み出した。
これを観ることこそ不条理。
上映中ひたすら「無」になれる「何か」
環境映像か?
いや、niceboatな映像を2時間見続ける方がまだ心穏や
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

ありがとう。ありがとう。ありがとう。
スパイダーマンが好きな人によるスパイダーマンを好きな人のためのスパイダーマン映画でした。
エンドゲームを観た後のように、時を振り返り、その重みを抱きしめて
ああ。
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

まず、ファーストショットでドキッとする。もうそこでつかみはOK。
柳楽優弥が完全にビートたけし。
佇まいも独特の癖も。
大泉洋の師匠っぷりが良い。
しかも長い足で踏むタップは優雅。
師匠がたけしにかけ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

かなりの満足度。中身がギュッと詰まっていて歴史ものを観てる気分になる。
壮大だわぁ。
一気にユニバースが広がって、
ワクワクが止まらない!

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

観た直後より、内容を反芻すればするほど気持ち悪さがジワジワくる。
いや〜〜〜な映画だなぁw
画面がこれでもかと明るいのが かえって不気味さを増してるし、幽霊とかモンスターとかわかりやすい殺人鬼とかじゃ
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ダン・アイクロイドの Dr.デトロイトを探せ!(1983年製作の映画)

3.4

堅物な大学教授が ひょんな事に巻き込まれ、架空の人物 恐怖のDr.デトロイトを演じる羽目になるドタバタコメディ。
話はそれほど捻りのある物でもないが
ダン・エイクロイドにこの手のキャラをさせたらピカイ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.0

思ってたんと違ったw
もっと音楽要素強くて 沢山のソウルミュージックがかかるのかとと思ってたんだけど、そういうんじゃ無かった。ジャズだしw
いい話だけどピンとこず。
前から自分の中にある物だからか、そ
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天外者(2020年製作の映画)

4.2

説明し過ぎの映画に食傷気味のあなたにこそ見て欲しい。人物説明に時間をかけず、役者の演技や衣装で 「わかるよね」と信頼してくれる感じが気持ちいい。
胸が3度は熱くなる良き映画。

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

主演3人のコンビネーションはもちろんのこと
ゲストの配役が的確かつ効果的。
赤星のキャラはどんどん愛らしくなっていってるし なんといっても特筆すべきはジェシーだ。
ダー子とジェシーのダンス場面はこの作
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.0

例えば
無名のレンタルDVDを3本くらい借りて来た中の1本 くらいの程よいB級感。
懐かしい。ホラー全盛期こういうの良く観てたわー。っていう郷愁を誘う。
ポイントを抑えてるし、そこそこのグロもある。ポ
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原始のマン(1992年製作の映画)

3.3

あ~もう。な~~~~んも考えたくないわ~。
ただ、あははhと笑って映画みたいわ~~~。
な時にうってつけなのが、この「原始のマン」

超ノーテンキな青春映画。
原始人役はブレンダン・フレイザー。
『ハ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

ある大雨の日、モーテルに集まってきた客が次々と殺されていく・・犯人は誰だ!

この映画のビックリ度は、最終的な犯人よりも、
ついついミスリードされちゃう構成の方が、断然高いと思うのよねw

「ああ、な
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.9

画が綺麗!
淡々としてるのにドラマチック
モノクロだからか
構図の良さが際立ってる
よく練られた 洗練されてる画
オープニングが
床の視点から始まり
クロージングで空へ
希望を抱かせる良き構図

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

あの階段の上は
狂人であっても穏やかな世界
あの階段の下は
常人の仮面をつけた人々の狂気の世界
自らの意志で
そこにジョーカーとして下り来る姿に
不謹慎ながらも強く引き付けられてしまう。
彼はそんな私
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

映画をある程度見慣れてる人間でも
ぼんやりしてると置いてけぼりをくらう。
正直 1回目は よくわからないままに観てて
ラストで なんやと!? ってびっくりする。
2回目からが 本当に面白くなる スルメ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.5

高校生の皆様に是非観て欲しい。
本当に良い映画なのだ。
同級生5人ぐらいで学生の時観たんだけど
その時はエンドクレジット中 誰も
身じろぎ一つしなかった(映画館じゃなく ビデオで見たにもかかわらずだ)
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今夜はトーク・ハード(1990年製作の映画)

3.7

多感な頃に観て欲しい映画よねー。
子供と大人の狭間の 常に何かに不満がある頃の。
まさに私が観たのはそんな時で どハマり。
レナード・コーエンの歌うEVERYBODY KNOWS が 最高にカッコイイ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.4

感動押し付け映画じゃないので
安心してご覧ください(笑)
良い意味で 障害者の映画を観た感覚はない。
とても良いヒューマンドラマだ。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.2

激しい映画なんだけど
何故か深く記憶に残るのは
街角での 静かで美しいキスシーン。
つかの間 心が通い合うあのシーンが
キラキラといつまでも残り
ラストがさらに際立つ

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.8

序盤を観て、サム・ロックウェルをこんなつまんない役に使うなんて!なんて勿体ない!!
とか思ってたらとんでもなかった(笑)
然るべき所に然るべき役者を配した 素晴らしい映画だった。
これは再生への物語。
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来る(2018年製作の映画)

3.8

観た後の不思議な感覚w
ジャンル不明なんだよなー。
だけど紛れもなく面白い。
オープニングはMVかと見紛うスタイリッシュさ。
シン・ゴジラ的な みんなで巨大な敵に立ち向かう感はワクワクが止まらない。
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.7

私たちの見たかったXウィング!
私の見たかったTIEファイター!
俺たちのドニー・イェン!!
素晴らしい!今までスターウォーズを観てない人も是非見て欲しい!
デート映画としてもアクション好きな人にも全
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.1

DVD買いますよ!
皆でカウチポテトしながら、キャーキャー騒ぎながら観るには もってこいの 軽さとグロさ。そしてラストの爽快感すら覚えるゾンビの山(笑)
これはキャスティングの段階で成功している映画で
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

個人的にこの映画の日本人の描写は素晴らしいと思った(笑)
ガンホー以来の目新しさwww
ハリウッド的ヘンテコ日本人ではない、抜け目ない したたかさがあると描いたのは、英国との合作だからか?皮肉がきいて
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.5

誰にでもオススメ出来る良作。
芸達者な役者が持てる力量を
思いっきりコメディに振り切った作品。
役者、脚本のバランスが素晴らしく良い。
コメディとして100点の出来。
誰でも楽しめるが
オタクの方には
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.6

正当な後継リブート作品にみえる。
確かに男性から女性に変わってはいるが、その精神は引き継がれている。

面白い。続編を求む。

トロイのヘレン(1955年製作の映画)

3.5

スゴイ!合戦シーンがスゴイ!
CGもない時代なのにロードオブザリングかと見まごうほど。
リメイクの「トロイ」もありますが、リメイクのヘレンは傾国の美女というほどではなかった。
でもロッサナ・ポデスタは
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ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝(1985年製作の映画)

3.5

私の中 だ け で 金字塔w
なぜならこの作品で初めてシャロン・ストーンを見たから(笑)
子供心に「アメリカにはこんな美人がうじゃうじゃ居るのか!?」って驚愕したもんであるが、他の大作映画を観ても、こ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.8

今となっては無理かも知れませんが、
なんの予備知識もなしに見るこの映画の破壊力たるや凄かった!

「タランティーノ?誰?」状態で借りてきて「なんだロードムービーなんだ」からの
超展開!ですからねw
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ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(1990年製作の映画)

4.5

DVD化しなさいって!と言いたくなる作品のひとつ。
もともと戯曲なのだけど舞台で見るよりわかりやすいし、ローゼンクランツとギルデンスターンがとにかくはまってる。
今では 悪役か、渋い役が主になってるゲ
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