隠し切れないチープさとダラダラした本が不満でした 天才テリー・ギリアムはいずこへ……
大島渚と大江健三郎の作風は結構似ていて、両者とも俺が大好きな作家だ。この作品では特に「目」の使い方にその類似性が現れる。大江氏の小説、『性的人間』において、ラストシーンで山口二矢をモデルにした右翼少年>>続きを読む
・今年観た中ではかなり上位。
・プロットはまあ並かな?落ちぶれた俳優が再起をかけてブロードウェイで公演を行うというもの。同じテーマだったらカサヴェテスの『オープニングナイト』の方が数段上。しかし、演劇>>続きを読む
主人公の障害がデータベースの中から都合良く取り出された必然性のないものでクソイライラした。ラノベのような薄い脚本、ご都合主義の展開、センスのないカット割りとカメラワーク。こういう映画が持て囃されてはい>>続きを読む
ハンドルを切り間違えると本当につまらなくなる、「LGBT」と「障害を抱えた子供」という二つの要素をうまく昇華させた佳作。理由はこの二つの要素に絶対的な必然性があるから。マイノリティの小さき声の重要性を>>続きを読む
手話である必要性あったのかな……?言葉を排したことにより生まれる効果がイマイチ見えなかったのが残念だった。
本は割と良かったけど、ラストシーンが不満。ラストはやはり少年と少女の掛け合いで終わってほしか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
・全体として推せない映画だった。
・スティーヴ、母、カイラが抱える「弱さ」を最後までポジティヴな文脈で捉えることが出来なかった。ラスト、母がスティーヴを施設に入れようとするもスティーヴが殴られるのを見>>続きを読む
1970ー80年代のポルノ業界に生きる人々の成功と転落についえの映画。群像劇をうまく処理できる作家は本当にすごい。しかも、20代も半ばでとなるとそれはもう天才と呼ぶしかない。PTAは現代の天才である。>>続きを読む
北野映画の真骨頂では。
初期北野映画には「透明感のある青春」とでも言うべき空気が通底しているが、この映画ではそれがいちばん顕著に、そしていちばん効果的に出ていたと思う。「キタノブルー」で構成される画面>>続きを読む